クラフトバンク株式会社・代表取締役の韓(はん)です。
2021年4月15日に会社分割・MBOを実施し、工事会社プラットフォームを運営する新会社・クラフトバンク株式会社を設立いたしました。
これまで3年間、内装工事会社・ユニオンテック株式会社の当事者としてデジタル化による業務改革を実行してきました。並行して、R&D部門として約3年間プラットフォーム事業(マッチング事業及び受発注事業)を展開してきました。昨今の業界のDX需要を鑑み、プラットフォーム事業に特化した企業体を設けることで、よりスピード感をもって建設業のデジタル化に貢献すべく、2021年4月15日に会社分割を実施しました。
伴い、ユニオンテックの既存株主であったDCM Venturesさんとみずほキャピタルさんに、株式移動を通じ てご参画いただきました。加えて、デライト・ベンチャーズさん、三菱UFJキャピタルさんを中心に約3.5億円の資金調達を完了しました。クラフトバンクの可能性に賭けていただいた投資家の皆様に本当に感謝しています。
各メディアでも取り上げていただいており、メディアの方々のご丁寧なお力添えにも感謝しています。
TheBRIDGE:建設職人マッチングプラットフォーム「CraftBank」運営、MBOから2ヶ月で3.5億円を調達——デライトV、MUCAPらから
・CNET:建設業界を内部から変えるクラフトバンクが独立--DXをサポート、マッチングを効率化
・Tech Crunch:建設工事受発注プラットフォーム運営のクラフトバンクが体制変更とともに約3.5億円の資金調達
<ガバナンス体制、チーム構成>
MBOに伴い、ガバナンス体制も体制変更しています。
取締役に前島さんを任命しています。前島さんは、2011年頃、まだグローバル黎明期のリクルートホールディングス時代に出会い、一緒に東南アジアを攻めた10年来の同士です。Recruit Strategic Partnersや投資マネジメント部長を務めたコーポレートキャリアですが、もともとは起業→ライブドアマーケと事業畑で、IT業界の変遷とともに歳を重ねた人です。。ユニオンテックには2018年の8月に参画し、今回のMBOも主導してくれました。
ユニオンテック社時代より社外取締役としてご参画いただいていたDCM Ventures本多さんに引き続きクラフトバンク社でも社外取締役をお願いしています。本多さん(Osuke-sanと呼んでいます)は、いつもいつも厳しく愛のあるアドバイスをくれ、今回のMBOプロセスにおいても最後まで信じてくださった熱い人です。
そして新たに社外監査役として前スペースマーケットの取締役執行役員CFO/CHROの佐々木さんに就いていただきました。佐々木さんは、僕がスペースマーケット上場前に戦略顧問としてお手伝いしていた2017年にお仕事をご一緒し、不動産テック業界に精通していることからもお願いすることとしました。
経営陣は比較的おじさんですが、実行メンバーは若く、平均約30歳です。プロダクトは高専で全国プログラミングコンテスト優勝→DeNA→起業の25歳がリードし、Product推進は東大(8年)在籍中に議員秘書や東北の復興支援などをやっていた27歳がリードしています。
ここに、不動産会社、アパレル会社、Web代理店、中古車Ctoサービス、動画プラットフォーム、電気工事会社、医療プラットフォーム、コーヒーショップなど、元起業家たち10人が集い、そして、アナウンサー、コンサル、PEファンド、航空会社出身者も混在し、建設業のデジタル改革を、様々な角度から仕掛けています。
35人と少人数ではありますが、個性豊かなエッジの立った仲間です。
内装工事会社でデジタル改革を行ってきた35人のチームと共に、真剣に”市場”に向き合い、日本が世界に誇る建設業の”その次”を一緒に描いていきたいと思います。
コロナ禍の中、生まれた建設工事会社発のスタートアップとして、応援いただければ、と思います。
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