クラフトバンクは、建設業界向けにマッチングプラットフォームの運営とオールインワンの経営管理システムの提供をしている、スタートアップです。
建設業界といえば住居・道路・橋などさまざまな建造物で社会インフラを支える、巨大な基幹産業です。
現場で手を動かしているのは、専門の技能を持った職人を抱える中小企業です。
日本の職人が持つ専門工事の技術力は、国際的に見てもトップクラス。彼らは伝統を引き継ぎ、研鑽しながら、社会と文化の発展に欠かせない重要な役割を担っています。
にもかかわらず、工事の現場には解決すべき課題が山積しています。
私たちがアプローチしている課題やそれを引き起こしている業界構造については以下の記事でもお話していますのでご覧ください。
https://www.fastgrow.jp/articles/craftbank-takeda-maeda
私たちは「世界一、魅力的な業界をつくる」ことを目指し、日本のものづくり産業で働く人たちが、自らに誇りを持ち続け、今よりも正当に評価される世界をつくります。
クラフトバンクはスタートアップでありながら、現在2つの事業を意欲的に展開しています。
[1] 建設工事のマッチング事業
建設工事を行うにあたっては、元請企業が多くの職人に対して工事の発注を行います。
しかし、案件に適した工事会社が市場にあったとしても、その存在を知ることができない場合が非常に多いのが建設業界。
データベース情報の不足、および情報発信文化の希薄さゆえに新規開拓の難しい受発注構造は、相互にとって大きな機会損失を産んでいます。
クラフトバンクでは、オンラインのマッチングプラットフォームの運営と同時に、オフラインのマッチングイベント「職人酒場」の運営も行っています。
プラットフォーム上では、全国29,000社(日本全国の工事会社の約10%)のデータをもとに発注先選定を最適化し、より適正な価格で、求める技術を提供するお手伝いをしています。
MBO前に内装工事会社として培った知見もフル活用し、工事会社ごとに100以上の項目でデータを蓄積しています。
職人酒場は「直接会って話したい」という職人さんたちの強い意向を受け「一夜で十年付き合える元請・協力会社が見つかる」をコンセプトに、全国各地で毎週開催。元請と職人企業が一同に会し、リアルの場で交流を深めています。
職人酒場については以下の記事もご覧ください。
https://www.wantedly.com/companies/craftbank/post_articles/478724
[2] 工事会社向け オールインワン経営管理SaaS
https://corp.craft-bank.com/cbo
工事会社で活躍する多くの職人たちは「より良いものを作りたい」という思いで仕事に向き合っています。しかし実際の現場では、ものづくり以外の「事務作業」などに多くの時間を取られており、現場の作業に集中しきれているとは言えません。
職人たちが本来発揮できる専門性を最大限に引き出したいからこそ、業務省力化と企業成長のための経営管理SaaSを開発・提供しています。