【公式】ラーメンパ郎
※2倍、3倍は昭和館のみで提供 ※鍋パ郎は昭和館のみで提供 ...
https://www.ramen-paro.com/
こんにちは、NSグループでインハウスクリエイティブチームの責任者をしている長尾です。NSグループの本社では、昨年夏「まかないランチ」がスタート。カラオケパセラの一部メニューを「まかない」として、本社にいながら食べられるようになりました。
実はこのまかないランチ、ある社員の声から実現した企画です。そして先日、その誕生秘話を解き明かすべく座談会を実施しました。今回はカラオケパセラのまかない料理が本社でも食べられるようになった経緯を、「まかない座談会レポート」としてお届けします。
<まかない座談会の参加者4名>
・長尾(クリエイティブチームWeb・制作責任者)/司会進行
・伊藤(デザイナー)/まかない隊長・発起人【写真:中】
・平石(パセラリゾーツ営業推進室)/まかない制度準備・補佐【写真:左】
・小林(ディレクター)/まかないご意見番【写真:右】
<目次>
①あるデザイナーの声から生まれた「まかないランチ」
②社食ではなく、まかないが食べられる本社オフィス
③実はパセラの店舗メニューも味わえる
④1食200円のコスパ最高お手軽ランチ
⑤デザイナーにとっては良い実験の機会
⑥なによりパセラ新宿本店の厨房に感謝
――(長尾)それじゃあ始めようか、今日は3人とも集まってくれてありがとう。よろしくね。
伊藤・平石・小林:よろしくお願いします。
――「まかないランチ」が始まったのって、伊藤さんが社内のキャリアアンケートで「本社でも店舗のまかないを食べたい」って書いたのがきっかけって聞いたんですが、本当ですか?
伊藤:はい、本当です(笑)カラオケパセラの新宿本店でまかないを食べたことがあるんですが、それがめっちゃおいしくて。他の本社勤務のみんなにも食べてほしいなっていう思いから、「本社でもパセラのまかないを食べたい」って書いたんです。
――なるほど、そういう背景があったんですね。もともと本社があるビルには飲食店がなくて、「社食とか、まかないがあるといいな」って話はあったよね。
伊藤:そうですね、だいたいみんなお昼はコンビニか、外に食べに行くか、自分で弁当作ってくるかだったので。
――そういえば、パセラ新宿本店でなんでまかないを食べたの?普通のメニューじゃなくてまかないを食べたんだよね?
伊藤:クリエイティブチームで「店舗のことをもっと知って、店舗でどういうことをしているのかを理解してからデザインをしよう」という動きがあったじゃないですか?あの時に、パセラ新宿本店で勤務したんです。なので、通常メニューではなく、まかないでした。
――どこで仕事をするのがデザイナーにとって1番生産性が高まるかを考えていた時だね。ぼくらの会社はお客さんに向けた店舗サービスやっていて、デザイナーの仕事は店舗サービスをサポートするためのものっていうのが起点の取り組みだったんだよね。
伊藤:はい。それで、お店に行ってそこでデザインするのが1番良いのではいうの試みでした。
――とかなんとか言いつつ、そこで1番収穫があったのは「まかないうめえ」ってことだったんだね(笑)
伊藤:そうです(笑)もう1回、いや、本社でいつも食べられるようにしてほしいって思うほどの味でした!
――あまりないよね、本社のオフィスでまかないが食べられるって。飲食店の店舗でまかないがでるのはよく聞くけど。社食でもなく、店舗で作られた料理を本社に届けてもらっているのって、もしかしてうちだけなんじゃない?
伊藤:確かにほとんど聞いたことないですね。まかない、お手軽でいいですよね。冷凍された料理がパウチされていて、レンジで温めるだけで食べられる。しかもご飯も別でついてくるって、ほんとすごいなと思います。
――だよね。結局、いつ頃から始まったんだっけ?
伊藤:2021年の夏なので、1年前くらいですかね。キャリアアンケートを見た人事から私のところに話がきて2-3週間くらいでスタートした形です。
――そんなにすぐできるものなの?
伊藤:会社からゴーサインがでて、パセラの料理長に話したら、「スタート自体はすぐにでもできます」ということだったんですね。ただ、冷蔵庫とか、その他の備品の準備が必要で。あと、告知や案内用のPOPを作っている間に少し時間がかかったという感じです。
――準備もいろいろあったんだね。プロジェクト的には何人くらいが関わっているの?
伊藤:最初の段階では4人でした。そこから少しずつメンバーを増やしていって、最終的に8人体制でやっています。
――始まってみてどうですか?結構みんな食べてるなって印象だけど。
伊藤:みんなから「すごくおいしい」とか、「楽にランチができて助かる」とか言ってもらえて、正直めちゃくちゃ嬉しいです。やっぱりコンビニに行くとなると時間もお金もかかってたんだと思います。
――いつもコンビニだと少し不健康に思えてくるしね。
伊藤:はい、なので、「ちゃんとしたご飯を手軽に食べられるっていうのが、すごくありがたい」ともいろんな人から言ってもらいました。
――そういえば、まかないって言いつつ、店舗メニューも含まれているよね。今日、スリランカ牛すじカレーを食べたけど、本当にお店で出てる料理そのものの味だった。人気なんだってね。
伊藤:はい、スリランカ牛すじカレーとガパオライスが人気のメニューですね。どちらも、もともと店舗で提供しているメニューということもあって、パセラ新宿本店のまかないでも人気が高いらしいです。
――やっぱり店舗メニューはおいしいよね。他になにか食べた人っている?
平石:私は三元豚の旨辛丼と特製ハヤシライスを食べたんですが、特にハヤシライスが本格的で美味しかったです。お肉の量がすごかったです。
伊藤:特製ハヤシライスは、普段パーティ用で使っているかなり豪華なやつみたいですよ。
平石:そんな良いものがまかないに……!自分でパン買ってきて、パンと一緒に食べてもおいしそうだなんて思って食べてました。
――でもそれってお米の分、損しちゃうんじゃない?
平石:損とかじゃないんですよ!
一同:笑
<まかないランチの初期メニュー6種>
・ガパオライス
・三元豚のうまから丼
・特製豚の角煮丼
・スリランカ牛すじカレー
・低温調理のテリヤキチキン
・特製ハヤシライス
<最近クリエイティブチームのメンバーが食べていたまかないをパシャリ>
▲左:ガパオライス 中:三元豚のうまから丼 右:特製豚の角煮うどん(ごはん→うどんにアレンジ)
▲左:ごはんの代わりにサラダでヘルシーに 中/右:【期間限定】豚肉のコンフィをごはんやうどんで
――あと、値段の話なんだけど、1食200円ってすごいよね。
伊藤:めちゃくちゃおいしいのに、めちゃくちゃ安い。コスパ最高だと思います。
――平石さんは店舗勤務を経験して、今は本社の営業推進室にいるんだよね。店舗にいた時にはまかないを食べてた?店舗でのまかないも200円なの?
平石:はい、食べてました。ただ、1日3回まで1食200円になったのは、自分が本社に来てからで……。「本社でも食べれたらなあ」って思っていました。
――タイミング……!1食200円だと、1日朝昼晩食べても600円、月22日の食費1万3200円か。やっぱりかなりコスパ良いね。
平石:さすがに毎食は食べないと思いますけど、最高です!いっぱい食べたい人は2食分食べても400円ですからね。
――あと少し経った頃からちょい足しも充実してきているって話があったよね。どんな感じなんだっけ?
伊藤:納豆とか温泉卵とか、何種類か常備されていて、みんな自由に組み合わせていますね。あとは自分で買ってきてプラスしている人もたまに見かけます。ガパオライスにフレッシュ野菜とか、三元豚のうまから丼にカップ麺とか。
平石:まかないが1つ200円だから、プラスアルファで買ってきてもまだまだお得なのがいいですよね。
――ちなみに店舗ではどんな感じなのかな?せっかくだからパセラのまかないについても少し話を聞いてみたいな。
平石:店舗によって違うと思うのですが、私が勤務していた店舗だと平日は10種類くらいの中から選んでオーダーするスタイルでした。パスタやご飯ものに加えて、シーズンメニューなんかもあって、毎日食べていても全然飽きなかったです。あと、サラダやデザートはフリーで、好きな量を取れるようになっていました。
――そう考えると、本社のまかないにも、もっとバリエーションが欲しいって思っちゃうね。伊藤さん、もっとプッシュできない?「パスタとか中華も食べたい」って言ってよ。「おいしすぎて、どんぶりものだけじゃ、満足できなくなっちゃって」って。
平石:それでいうと、私は全部肉系なのが気になります。例えば魚系の料理もあったら良いなと……。
伊藤:そこは、その、ちょっと、現段階では難しいみたいです!が、パセラが本気を出せばなんだって……!
――まあ、現段階でも6種類あるからね。1週間違うの食べられるし、十分ではあるよね……と、ここでご意見番としてきてもらった小林さんにアドバイスをもらおうかな、パ郎総監督として。
小林:どうも、パ郎総監督の小林です。
――どうですか、なにか良いアイデアないですか?メニューのバリエーション増に向けて。
小林:そうですね、やっぱり麺類は増やしていきたいですね。パ郎総監督の使命として。パ郎をまかないにするのは難しいかなと思いますが、うどんとかなら比較的まかないでも提供しやすいのではと思っています。
――なるほど。
小林:それから、あとは調味料の充実ですね。ちょい足しと同じ原理で、常備する調味料が増えれば味のバリエーションが広がるかなと。
――さすがパ郎総監督。本当はパ郎について熱く語ってほしいけど、それはまた今度にするとして、今回は宣伝リンクだけ貼っておくね。
小林:よろしくお願い致します。
<パ郎/ラーメンが好きすぎる小林が社内で事業化した二郎系ラーメン店>
――このあたりでちょっとデザイナーらしい話をしようか。例えばメニューの人気にバラツキがあって、在庫量に偏りがあるよね。そういう時に、メニューの名前を変えて、見せ方を変えて、売れるメニューにするみたいな。そういうデザイン的なアプローチを社内で試す機会にできたらいいなって思うんだけど、どうかな。
伊藤:それは確かに思いますね。ちょい足しでも、「これとこれを足すとこういう味に変化しますよ」みたいなメッセージをPOPで見せたいなと。反応を見つつやれたら面白いとは思っています。
▲まかないが入っている冷蔵庫には渾身のPOPが…
▲オススメのちょい足し例もPOPをつくって紹介!
――小さな実験を本社にいながらできるような感じだね。意図して売れるかどうかを試すみたいな。普段はカラオケやホテル、コワーキングみたいな社内の各事業部がクライアントだけど、今は伊藤さん自身がまかない事業部って状態だよね。
伊藤:確かにそうですね。
――ぼくたちデザイナーにとってはすごいありがたい環境かも。デザインを発注する側の気持ちを知りつつ、自分でデザインをより良くする方法を考えていくっていうのは、スキルアップにもつながりそうだね。
伊藤:本社のまかないランチで腕を磨き、改善の取り組みを店舗にフィードバックできるようにがんばります!
――それじゃあ、そろそろ終わりにしようか。せっかくだし、みんなに一言ずつコメントをもらいたいな。最後は伊藤さんにかっこよく締めてもらうとして、まずはそうですね、平石さんからまかないに対する今後の抱負みたいものをどうぞ。
平石:まかない初日、私は本当は休みの予定だったんですが、出勤に変えたんですよね。スタートがどんなふうになるのかを見たくて。初日から結構盛り上がっていて、すごい嬉しかったですし、今後もベストなまかないをみんなに食べてもらえるようにがんばりたいです。現時点でメニューが6種類あって、すごい満足なんですけど、やっぱりお肉以外のものを食べたいなっていう思いをもう一度お伝えしておきます。あと補充とか、管理の部分は私も教えてもらったので、メニューを切らさないように、気にかけていこうと思っています。
――ありがとう。まかないサポートよろしくお願いします。次は小林さん、どうぞ。
小林:私はそうですね、ご意見番としてもっと貢献したいと思います。ちょい足しやアレンジで、こんなのがいいよっていうのを伊藤さんにプレゼンしたいなと。あとはやっぱりまかない実施で大変なのは、パセラ新宿本店の厨房だと思うんです。なので、「おいしかった」とか、「みんなすごい喜んでるよ」とか、そういう声を伝えていきたいなと。どうしてもそういう声って届きにくいものだと思いますので、ちゃんと届けていきたいです。
――本当にその通りだね。こんなにおいしいコスパ最高のまかないを手軽に食べられるのは、作って届けてくれる仲間がいるから。感謝の言葉や感想はしっかり伝えていこう。それじゃあ最後に伊藤さん、どうぞ!
伊藤:これからやっていきたいのは、課題をデザインで解決することです。初期の頃には「レンジの使い方がわからない」とか、「何を持っていっていいのかわからない」といった声を聞いたのですが、店舗でお客様からいただく声そのものだと思いました。こういった経験を仕事に活かしてよりデザイナーらしい方法で店舗の課題に対処したいと考えています。もちろんデザインだけで解決できないこともあると思いますが、まずは見せ方や周知方法を改善する形で取り組んでいきたいです。そしてもちろん、あっという間にスタートして1年が経過した本社でのまかないを、今後もおいしくて楽しいまかないライフがより充実するように発展させていきたいです。
――素晴らしいですね。伊藤さんがパセラ新宿本店で勤務して、現場の中でデザインをした経験がちゃんと今に繋がった気がする。デザイナーとして、まかない隊長として、これからもよろしくお願いします。3人とも、今日は集まってくれてありがとう。今回はここで締めたいと思います。第2回があるかどうかは、反響次第だけど、その時はまたよろしく。
今回は今年NSグループで始まった「まかないランチ」について、座談会レポートという形で紹介しました。
座談会の中でも話にでましたが、店舗のまかないを本社オフィスで食べられるというのは、なかなか他では聞かない制度なのではないでしょうか。しかも1人のデザイナーの声からスタートしたというエピソードがNSグループらしいなと思います。
私が所属するNSグループのインハウスクリエイティブチームでは、現在新しい仲間を募集しています。デザインの仕事はもちろん、「一緒にまかないを充実させたい」という思いも歓迎しますので、興味がわいたという方はぜひ下記募集記事をご覧ください。