※このストーリーは、noteで発信した記事を転載しています。
前回はourlyの社長の坂本さんが"why in ourly"の記事を書いてくれたので、今回は僕がバトンを引き継いで書いていきたいと思います。
ourlyには3つのバリューがあり、その中の一つにwhy in ourlyというバリューがあります。
“はたらく”にこだわろう / Why in ourly?
誰かに言われたからではなく、自分の意思を持って仕事をやり抜いているか。自分がやっている仕事の成果を誰よりも達成したいと思っているか、という思いを込めたバリューです。
"はたらく"を平仮名にした理由は、ourlyで働く意味や目的は人それぞれ違うため、その多様性は認め合おうという意味を込めました。
why in ourly?については個人的に採用面接で最も重視している観点で、僕の面接では志望動機は聞かないかわりに
- 何を考え、何を大事にして生きてきたか?どんな意思決定をしてきたか?
- これからの人生をどのような目的で生きていこうとしているか?
という2つを聞きます。
質問するだけでなく、僕の考えもシェアしてディスカッションを深めていくようにしています。
結果としてお互いの人生とビジネスに貢献しあえるなら一緒に仕事をしたいと思ってるからです。
なので、今回は私自身が2024年6月の現時点で人生についてどう考えているか?について書いていきたいと思います。
(多分、かなり長くなります。)
これまでの人生において、何を考えて、どんな目的を持って、どうやって過ごしてきたか?
自己紹介noteにも記載はあるのですが、これ自体が2022年7月に書いたもので少し内容が古くなっているのもあるので、改めて言語化してきます。
これまでの自分の人生の意思決定基準や価値観を集約すると下記の3つになると思っています。
- 成長を最大化すること
- 今この瞬間を楽しむこと
- とりあえずやってみること
成長を最大化すること
自己紹介noteにも書いているのですが、中高の6年間は寮生活とラグビーに打ち込みまくって人格形成がされました。
また、成長意欲が強くなったのも中高の6年間で、基本的な意思決定は
「自分がより成長できるか?」「より新しいことに挑戦できるか?」
を主軸にしてきました。
- 中学1年の最初の半年だけ水泳部で成長できないと感じてラグビー部へ
- 関東大会の最終試合でスタメンから外れて同じポジションで勝負しても勝てないし、成長の限界があると判断してポジション変更してスタメン復帰
- 中学まで超低空飛行だった成績を高校から一気に上げる
- 夏休みは1日13時間の勉強
- 大学でラグビー部に挑戦しなかった挫折から、ラグビー部の人では経験できないインターンやアルバイトにとにかく打ち込む
- 新卒で大企業に入るものの、成長環境を求め14名のベンチャーに転職
- ポジションも給与も上がったが、さらなる成長を求めて独立
- フリーランスは成長しないと感じ、事業会社の取締役COO(いま)
最近は能力やスキルなんかよりも、人間的、人格的に成長、成熟していくことのほうが圧倒的に大事であり価値があると確信しています。
これは経営者になってみて、より実感することがとても多いです。
どうせやるなら楽しんでみる
寮生活はテレビ、ゲーム、携帯、マンガがすべて禁止でした。
エネルギーが有り余っている中高生には酷な環境ではあるのですが、だからこそ工夫して毎日楽しく過ごせるように生きていましたw
ラグビーの練習もハードで、夏合宿はキツすぎて一つ上の先輩が終わったときに泣いていたのを見て、「確かに泣くぐらいキツイよな」と思うくらいでした。
でもキツい練習をキツい顔してやるのは普通だし、
どうせやるなら盛り上げてやったほうが楽しいに決まっている!
だからこそキツい練習の時こそチームを盛り上げたりするタイプでした。
結局、仕事も同じだと思っていて、テレアポとか名刺交換とか単純作業も楽しんでやる方法っていくらでもあると思っています。
結局のところキツいことも工夫して楽しめる人が一番強いと思っているので、このメンタリティをとても大事にしています。
とりあえずやってみる
中学から親元はなれて寮生活するのも自分でしたいと言ってやったことなので、わりと”とりあえずやってみる精神”は強いと思っています。
大学入学した年に「すごい会議のアルバイトあるから新平やってみない?」と先輩に誘われてとりあえずやってみました。
普通に考えたら「すごい会議ってなんだ?」で止まるんですが、とりあえず飛び込んでやってみるという精神でそうなったと思います。
最終的にすごい会議の時給は5,000円をいただくまでになりました。笑
学生のときにも「新平もトライアスロンやってみたら?」と言われてやりはじめて、IRONMANレースまで完走したり、100kmマラソン完走したり、ノリでやってみたら意外とできると思っているタイプです。
判断して止まることよりも、「まずはやってみたらどうにかなるだろ」と思っているので、ベンチャーへの転職も独立も家賃を2倍にあげてみることも、グランドピアノを所有してみることも全部つながっていると思います。
自分の人生(命)を何のために使うか?
そんな僕がこれからの自分の人生(命)を何のために使おうとしているか?ということについてここからは書いていきたいと思います。
大きく分けると下記の3つに集約されます。
・体験の総量を最大化すること
・社会に貢献、社会に還元すること
・やっぱりチームで何かを成し遂げるのが最高
体験の総量を最大化すること
20歳くらいから「今死んでも後悔は無いな」と思い続けており、その時々で全力を尽くしてきました。
人生はいつ何が起きるかわからないですし、いつ死が訪れるかはわかりません。なので「◯歳になったらこうしたい!」みたいなものは持っていません。
いまこの瞬間を大切に生きること、一生懸命やることを大事にしています。
そんな中でも
人生の中でやったことないことを減らす/無くす = 体験の総量を最大化する
というのを大切にしています。
結局のところ人生の体験の総量が最大化されていれば、自分の人生に納得できるし、いつ死んでも後悔は無いと思っています。
なので、誘われたらとりあえず行ってみる派ですし、体験や移動にお金を投資して生きていくこと大事にしています。
社会に貢献、社会に還元すること
ちょっと偉そうなんですが、これまでの人生でたくさんの恩恵を受けてきた結果として今責任ある立場を任せていただいていると思います。
自分自身で努力したのも当然あるのですが、それより大事なタイミングで色々な人がチャンスをくれたり、フィードバックをくれたり、人からの恩恵をたくさん受けています。
ぼくはその恩恵を受けた人たちすべてを総称して、
「僕は社会から恩恵を受けてきた」と思っています。
ノブレス・オブリージュという言葉があり、身分の高い者はそれに応じて果たさねばならぬ社会的責任と義務があるという、意味なのですがこういう生き方をしたいと思っています。
だからこそ、僕にはこれからの人生で自分の能力や才能を活かして社会に還元していく(良くしていく)ことが使命としてあると思っています。
そのためにはもっと自分の人格や能力を高めていかないことには還元できる総量が大きくならないので、自己成長はそこにもつながっています。
やっぱりチームで何かを成し遂げるのが最高
世の中わりと「フリーランスになって自由な働き方を!」みたいな論調が強くなっていますし、僕自身も経験者なので分かるんですが、
実際、フリーランス一人でできることは限られているし、自分だけ豊かになっても別に嬉しくともなんともないし、成長実感もありません。
なので、僕はチームで何かを成し遂げること。何かを目指す中でみんなで頑張って取り組むこと、その体験に価値を置いています。
誰しも「◯◯のとき一番頑張った」って過去のことを言うのはダサいと思っています、常に「今が一番頑張ってる!!!」ってそう言い切れる人生でいたい。
そんなチームをつくって、仲間と何か世の中を前進させるようなビジネスをやっていきたいと思っています!
ourlyで達成したいことは何か?
さて、もうすでにすんごい長くなってしまっているのですが、もう少しだけお付き合いください。
ourlyで何を達成しようとしているのか?という僕の考えについて書いていきます。こちらも3つにまとめると下記かなと思っています。
(コンサルタントってやたら3つにまとめて嫌らしいなと思いましたw)
・日本における企業の新陳代謝を促す
・意志あるメンバーと社会的なインパクトのある事業を成立させる
・メンバーが仕事を通じて自己実現できる組織にする
日本における企業の新陳代謝を促す
いきなり飛んだなという方もいるかもしれないのですが、ourlyは企業の競争優位となるカルチャーをクライアントと共に作っていく会社です。
詳細はこちらのnoteに記載しています。
日本社会は企業の新陳代謝が起きていない社会だと僕は思っています。これは終身雇用と人材を解雇できない労働者保護の規制が強いことによる労働者の流動性が低いことも相まってだと思っています。
企業の廃業が起きないということは人材が流動しないということにも繋がります。未来のない事業、社会のためにならない事業が残り続けると優秀な人が人材市場に出てきません。
主要国における廃業率の推移
他国と比較して低いから上げるという話ではなく、企業も適切な新陳代謝が必要。カルチャーが健全で社会的な事業をしており、そういった会社が競争優位を獲得していく。
社員を大切にせず、カルチャーもない、そういった会社は僕は淘汰され廃業してったほうが世の中のためになると思っています。
経営者に意志があればそういった企業はないはずなのですが、経営者をやっていると意志なく惰性でやっている経営者もいるなと思うことがあります。
僕らourlyが意志ある経営者と共に、優れた企業カルチャーを作っていけたら企業の新陳代謝を起こす要因になっていけると思っています。
意志あるメンバーと社会的なインパクトのある事業を成立させる
僕自身、お金の簡単に儲かる事業をやろうと思ったら、すでにビジネスモデルが確立しているところでオペレーティブな会社をつくれば一定できると思っています。
(言うならやってみろ!と言われても興味ないのでやらないのですが…)
でも、それって誰かのアイデアを高い強度できるというだけで、僕はそこまで価値を感じていません。
日本という国は結局のところ物質的には豊かになったわけですが、それでも社会的な問題は山積しています。物質的な豊かさの先にある、人々がまだ解決できていない社会的な問題をビジネスを通じて解決することに価値があると思っています。
なので、WEB社内報とかカルチャーマネジメントとか変わったカテゴリーだからこそ面白いと思っています。
まだ多くの人は価値に気づいていない、そこに風穴を開ける。そういった事業をみんなで取り組めることが本当に楽しいと感じます。
どうせ人生の時間を使うなら、まだ誰も証明したことのないことに取り組んだほうが面白い!そう思います!
メンバーが仕事を通じて自己実現できる組織にする
僕は若干32歳からourlyの取締役COOを担わせていただいていますが、僕の年齢もありourlyは20代を中心とした若いメンバーが多いです。
前述の通り、僕は色々な人と機会に恵まれたことで、今こうして責任ある仕事を任せていただいています。
でもこれが30代後半に同じ機会が来てもこうはならなかったと思っています。これは誰かの言葉ですが
「20代でサボったら、30代で取り返すのはほぼ不可能になる」
「20代で成果を出した者同士で30代大きな仕事をする」
「20代で成果に向き合えなかった人は30代に居酒屋で社会と会社に対する愚痴を言うようになる」
これはかなりキツい言葉ですが、一定正しいと思っています。20代で成果を出した人には新しいチャンスや新しい機会が沢山舞い込んできます。
一方で20代で成果に向き合えないと、都合の良い作業者として人から使われ続けてしまうのが、この資本主義社会、市場経済の特性だなと。
なので、
20代の仕事への向き合い方で30代以降の仕事と人生が決まる
と思います。
だからこそ、縁あってourlyを20代のフィールドに選んでくれたメンバーの自己実現や成長にはとにかく向き合っていきたいと思っています。みんなが30代、40代になったときに多数の会社からオファーが来たり、いつでも独立できる実績とスキルがあったり、働く場所と時間を選べたり、そういう会社にしたいと思います。
残念ながら資本主義、市場経済という仕組みを変えることは今の僕にはできません。
せめて周囲にいるourlyのメンバーは20代をここで過ごす中で、人格・スキル・実績を身につけられるような、そんな会社にします。
なので、僕はメンバーの不足や至らない部分には容赦なくフィードバックします。人生の指針になるような、人生の礎になるような、そんな組織にするために日々、メンバーとともに過ごしています。
カルチャー・マネジメントから、顧客の組織課題解決をしていく仲間を募集しています!
最後までご覧いただきありがとうございました。ourlyに少しでも興味を持った方は、気軽にお話ししましょう!