アジアクエストと大分トリニータが地域イノベーションパートナー契約を締結 | アジアクエスト
アジアクエストと大分トリニータが地域イノベーションパートナー契約を締結 2019年2月26日 IoTスタジアム計画を実施 IoTプラットフォーム『 beaconnect plus(ビーコネクト プラス)』を提供するアジアクエスト株式会社(本社所在地:東京都千代田区飯田橋 ...
https://www.asia-quest.jp/news/23008/
アジアクエストは地域イノベーションパートナーとして、2019年もIoT技術を用いた実証実験をスタジアムで行っていきます。
地域イノベーションパートナー契約については以下をご覧ください!
IoTスタジアム計画の第2弾として、8月17日(土) 『V.S.鹿島アントラーズ』において、
AIカメラによる売店の混雑具合を表示する実証実験を行いました。
前回の記事はこちら!
試合前の売店が混雑し、キックオフに間に合わないサポーターを少しでも減らすため、
今回は混雑が発生しやすいスタジアム内の売店を3箇所に絞り、計6台のカメラを設置しました。
15:30からのサポーター入場を前に先行してカメラを設置し、スタジアムの開場を待ちました。
(アジアクエスト別府オフィスメンバー)
サポーターの方は入場後、席を確保したあとにスタジアム内外の売店やブースを周るため、
キックオフ2時間前の17:00頃には、どの売店やブースも混雑のピークを迎えていました。
(カメラをモニタリングした時の写真)
カメラを設置した場所の行列の人数も、カメラに収まりきらず優に30人を超えており、通行人が通るスペースもなくなる程でした。
(スタッフの方のご好意で混雑を表示するモニタを設置させていただきました)
混雑のピーク時はどうしても検知する精度が落ちてしまいましたが、それでも数十人は検知できていたため、売店前の行列が長い(または短い)などの判定は十分可能であることがわかりました。
しかし、全てがうまくいくことはなく、やはりフィールドテストではこれまでやってきたこととは全く異なる問題もいくつか発生しました。
試合開始前に商品がなくなったため、あっという間に売り切れとなり、行列がなくなってしまうという状態が発生しました。試合終了までデータを取るつもりでしたが、この売店は一旦売り切れということで、計測途中でしたがカメラも撤去することとなりました。
データが途中までしか取得できなかったため、他の売店との比較ができなくなってしまいました。
また、他の売店では一部の商品が売り切れとなり、飲み物のみの販売となりました。
その売店は、当初の行列の位置とは別の場所にカウンターを設置し販売を再開したため、設置した時のカメラの角度では検知できなくなりました。
(設置していた角度とは違う場所に行列ができてしまい検知が一部できず)
これにより、再度カメラの角度を調整するという作業が発生し、一部のデータが取得できませんでした。
売店の混雑をデータ化する事は概ね成功しましたが、28000人以上の来場者数となった鹿島アントラーズ戦では、混雑のピークは想像を超えるものでした。すごい!
今回検証した中で、インフォメーションにモニタを設置しwebサイトを表示しましたが、興味を持って声をかけていただいた方から「これからの時代はどんどん便利になっていくね」とお声がけいただきました。
混雑表示のwebサイトを見ていただいたトリニータファンの方々、ありがとうございました!
次回記事では、取得したデータの分析結果や課題をまとめたいと思います!
それでは次回の記事をお楽しみに⚽
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IoTスタジアム第1弾はこちら。