〜これからNext.jsを勉強するエンジニア必見〜 Next.js入門 - Qiita
はじめに この記事では、ReactフレームワークであるNext.jsの基礎的な概念について、App Routerを中心に解説します。 Next.jsはなぜ生まれたのか、どのようなメリットがあるのか、そしてApp Routerの根幹をなすServer/Client Comp...
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「今の仕事に、情熱を注げているだろうか?」
キャリアを重ねる中で、多くの人が一度は立ち止まってそう考えるかもしれません。
やりたいことは他にある気がする。でも、未経験の業界に飛び込むのは怖い──。
今回お話を伺ったのは、そんな葛藤の末に大きな一歩を踏み出した、bravesoftのフロントエンドエンジニア 日置さんです。
SaaSの法人営業として8年間走り続けた彼が、全くの未経験からエンジニアへと転身し、今ではチームリーダーとして第一線で活躍しています。
彼の人生を変えた、仲間からの「何を迷ってるの?」という一言。
その言葉はどのように彼の背中を押し、異業種への挑戦を成功へと導いたのでしょうか。
キャリアに迷うすべての人へ贈る、勇気とヒントに満ちた物語を、ぜひご覧ください🌱
Profile
Career
多様性を受け入れる原点。ドイツで過ごした少年時代
もっと柔軟に。自分の意見を大切に
起業経験で芽生えた、エンジニアという選択肢
最後の決め手は、上司になる人の「熱量」
『迷ったら危険な道を選べ』
日置 ジェームズ 健 -Hioki James Ken-
1994年生まれ/カリフォルニア出身/慶應義塾大学 経済学部卒業
趣味:スマブラ、妻とのお出かけ
2016年4月 ~ 2024年4月 株式会社ブイキューブに新卒入社
法人営業としてWeb会議システムやビデオSDKソリューション等を担当。シンガポール子会社への出向や、年間約10億円規模にまで成長した新規事業の立ち上げを経験し、最終的にはチームリーダーを務める。2023年12月よりエンジニアへの転身を目指しプログラミング学習を開始し、2024年4月に退職。
2021年3月 ~ 現在 合同会社Tridealを共同で創業
在職中より副業として旅行系SNSアプリの企画・開発を行い、事業企画とUI/UXデザイナーを兼任。
2024年8月 ~ 現在 bravesoft株式会社に入社
4ヶ月間のプログラミング学習専念期間を経て、イベントDXサービス「eventos」のフロントエンジニアとして配属。2025年7月より、同サービスの開発リーダーに就任。
まいまい「日置さん、本日はよろしくお願いします! インタビューを受けるのは初めてですか?」
日置さん「はい、初めてなので少し緊張しています。多くの方に僕の物語を読んでいただけると考えると、少し照れくさいですが、とても嬉しいです。何かに迷っている方の、ささやかなヒントになれば幸いです!」
まいまい「素敵なコメントをありがとうございます!まずは簡単に、bravesoftで今どんなお仕事をされているのか教えてください!」
日置さん「今はフロントエンドエンジニアとして、自社プロダクト『eventos』の開発をしています。そして今年の7月からは、チームリーダーにもなりました。」
まいまい「エンジニアで、さらにリーダーもされているんですね! ちなみに、bravesoftに入社される前は、どんなキャリアを歩んでこられたんですか?」
日置さん「それが、全然違う業界でして。新卒でブイキューブという会社に入って、8年間ずっとSaaSの法人営業をやっていました。」
まいまい「えっ、8年も営業を! 今のエンジニアというお仕事とは全く違いますね…! しかもキャリアも長い。そこからなぜまたエンジニアに?」
日置さん「謎ですよね(笑)そのあたりも今日、色々お話しできればと思います!」
まいまい「キャリアのお話の前に、日置さんご自身のことも少しお伺いしたいのですが、ご出身はどちらなんですか?」
日置さん「生まれはカリフォルニアなんです。父が転勤族で、姉と家族4人で海外を転々としていました。小中学校時代はドイツにいましたね。」
まいまい「ええっ、海外で育ったんですね!すごいグローバルな経歴…!」
日置さん「そうですね。特にドイツ時代は、20カ国くらいの生徒が集まるインターナショナルスクールに通っていたので、本当に色々な文化や価値観に触れました。人と距離を詰めるのは、この頃に得意になった気がします。おかげで、自分と違う考え方を受け入れる素地ができたと思いますね。」
まいまい「なるほど、日置さんの柔軟な雰囲気は、そうした経験から来ているのかもしれないですね。」
日置さん「だと嬉しいです(笑)ただ、当時は教育ママだった母の影響が強くて、進学先も親の勧めで決めるなど、どちらかというと流れに身を任せるタイプでした。」
まいまい「その後、日本に戻られて高校や大学はどのように選ばれたんですか?」
日置さん「高校は、帰国生を多く受け入れている学校を見学して、雰囲気が良かったのでそこに決めました。大学はそのままエスカレーター式で進学した形ですね。」
まいまい「学部は経済学部を選ばれていますが、何か理由があったんですか?」
日置さん「実は、高校では数学が得意で理系コースだったんです。なので最初は理工学部に行こうかなと思ったんですけど、オープンキャンパスで見学したら、研究室にいる先輩方がすごく大変そうで…(笑)これは自分には無理だな、と早々に諦めました。」
まいまい「(笑)その光景が目に浮かびます。」
日置さん「それで、文系だけど数学的な思考も活かせそうな経済学部を選んだんです。振り返ると、親の助言に乗ったり、大きな流れに身を任せることが多かった学生時代でしたね。
まいまい「そして就職活動を迎え、先ほどお話に出たブイキューブ社に入社されたんですね。」
日置さん「はい。ただ、学生時代に流れに任せてきた分、就職活動では『自分の軸って何だろう?』とすごく苦労しました。漠然と海外と関わる仕事がしたいと思って商社やメーカーを受けてもうまくいかなくて。そんな時、先輩の勧めでITベンチャーを見るようになり、Web会議システムで国内トップだったブイキューブに出会いました。」
まいまい「入社後の営業としての日々はいかがでしたか?」
日置さん「入社したての頃は、社会人としての働き方に慣れず、思い悩んだ時期もありました。そんな時、同期のMさんが『辞める前に、ずっと海外行きたいって言ってたじゃん。ダメ元で会社に言ってみなよ』って背中を押してくれて。」
まいまい「素敵な同期の方ですね...!その後どうなったんですか?」
日置さん「言ってみたらトントン拍子で話が進み、なんと2ヶ月後にはシンガポールにいました。現地のカルチャーは僕の知っている日本のスタイルとは真逆で、みんな自由奔放。『ライフ is グッドやー!』みたいな南国のノリで、『自分は何て小さいことで悩んでたんだろう』って吹っ切れたんです。自分の主張をすること、まず『言ってみる』ことの大切さを学びましたね。帰国する頃にはすっかり“ひょうきんなやろう”になっていました(笑)あの時の同期の一言が、僕の人生の転換期でしたね。」
まいまい 「シンガポールでの経験が、日置さんの価値観を大きく変えたんですね。その後、8年間も営業として活躍されるわけですが、その間に何か他に挑戦されたことはあったんですか?」
日置さん 「実は、高校時代の同級生と『副業したいね』という話から、2021年に合同会社Tridealという会社を共同で創業したんです。旅行系のSNSアプリをリリースしました。」
まいまい 「えっ、起業までされていたんですか!?」
日置さん 「はい。僕は事業企画とUI/UXデザイナーを担当していました。ただ、実際の開発は外注していたんですが、これがなかなか思うようにいかなくて。自分たちが企画して仕様を決めても、出来上がってきたものがイメージと全然違う、ということが多々ありました。」
まいまい 「もどかしいですね…。」
日置さん 「はい。その時に、『自分で作れたらな…』と強く思いました。エンジニアってすごいな、かっこいいな、と。でも、その時はまだ『まさか自分がなれるわけない』って、完全に他人事でしたけどね(笑)この経験が、後々エンジニアという選択肢を考える上で、無意識のうちに繋がっていたんだと思います。」
まいまい 「なるほど、起業経験で『作る側』への興味が芽生えていたんですね。そして、30歳という節目を迎えられるわけですね。」
日置さん 「はい。8年間、営業という仕事に本当にがむしゃらに向き合ってきて、大きな達成感があった一方で、少し燃え尽きている自分にも気づいたんです。そこで自己分析をしてみたら、『営業の仕事はやりきった。次は作る側に行ってみたい』という気持ちがはっきりと見えてきました。ただ、すぐには踏ん切りがつかなくて。そんな時、会社を辞めてエンジニアになった友人が福岡にいることを思い出して、『よし、会いに行こう!』と飛行機に飛び乗りました。」
まいまい 「行動力がすごいですね!そのご友人に相談されて、いかがでしたか?」
日置さん 「開口一番『何を迷ってるの?お前、今すぐ会社辞めろ。うじうじしても仕方ねぇ』って一喝されて(笑)さらに『俺が半年面倒見てやるから、本気でやってみろ』とまで言ってくれて。」
まいまい 「うわー…!熱い友情ですね…!」
日置さん 「本当に感謝しかないです。その時、僕が『でも、エンジニアって難しそうだし…』と言ったら、彼が『エンジニアなんて誰でもできるよ』と言ってくれたんです。それが僕の中で革命でした。」
まいまい 「誰でもできる、ですか?」
日置さん 「そうなんです。『コードは書いたものがそのまま動くだけ。書き方さえ分かれば誰でもできるし、暗記する必要もない。根本的な問題解決能力があれば、手段がコードなだけだよ』と。その言葉で、自分の中のエンジニアに対するハードルが下がった瞬間でした。」
まいまい 「それはすごい一言ですね。具体的には、どのように勉強を始められたんですか?」
日置さん 「友人にお勧めの学習サービスを教えてもらいました。『ドットインストール』や『Udemy』のセールをうまく活用したり、書籍を買ったり。彼にメンター料として謝礼を払いながら、3ヶ月間、毎日プログラミングを猛勉強しました。やってみたら、これが本当に面白くて。『続いたってことは、自分は本気なんだな』と確信し、エンジニアの道に進むことを決心しました。」
まいまい「転職活動では、なぜbravesoftに興味を持ってくださったんですか?」
日置さん「前職時代にお取引があったので、社名は知っていたんです。転職活動中にWantedlyを見ていてふと思い出して。資金調達の動画を見て社長の勢いに惹かれましたし、特に印象的だったのがWantedlyのストーリーに掲載されていた若手社員の皆さんのインタビュー記事です。未経験から挑戦する自分にとって、同世代の方々が生き生きと活躍している姿がすごく魅力的に映って、『ここなら自分も挑戦できるかもしれない』と思えたんです。」
まいまい「選考を進める中で、最終的な入社の決め手は何だったんですか?」
日置さん「間違いなく『人』ですね。オフィス見学の時に、社内に音楽が流れていて、みんなが活発に会話している雰囲気がすごく良くて。でも何より、自分の上司になる方と話したいとお願いして面談させてもらった、木戸さん(現・開発部部長)の存在が大きかったです。」
まいまい「木戸さんのどんな言葉が一番響きましたか?」
日置さん「木戸さんから、『うちのタレント(社員)はすごいポテンシャルを秘めている。その才能をもっと開花させたいんだ』という、メンバーに対するものすごい熱量を感じました。そして僕に対しても『ポテンシャルを感じるから、チームをリードしてほしい』と期待を伝えてくれたんです。『この人が上司になったら、絶対に面白い仕事ができる』と直感し、その場で入社を決めました。」
まいまい「実際に入社されて、ギャップはありましたか?」
日置さん「『思ったよりもめっちゃ任せてくるやん!』というのが正直な感想です(笑)入社してまだ2ヶ月の時に、いきなり決済システムの導入リプレイスを『日置くんならできるよ、やってみなよ』と任されて。」
まいまい「入社2ヶ月で!?未経験ですもんね…!想像しただけで胃が痛くなります(笑)」
日置さん「まさにそうです。心の中では『できるわけないやん!』って叫んでましたね。岡本太郎さんの言葉で『迷ったら危険な道を選べ』という名言があるのですが、その気持ちを胸に、とにかくやってやるという思いでいました。エンジニアの仕事って、そういうことの連続なんですけど、何とかやりきった時に自分の成長を強く感じます。」
まいまい「他にはどのようなお仕事をされているんですか?」
日置さん 「決済システムの導入の他にも、新サービスや新機能の設計から実装まで幅広く担当しています。どの仕事も挑戦の連続ですね。」
まいまい 「挑戦の連続、ですか。特に印象に残っているお仕事はありますか?」
日置さん 「最近だと『eventosID』という機能の設計と実装です。このプロジェクトでは、新しいコンポーネントの設計手法を取り入れることを任せてもらえました。自分で学んだ知識をすぐに実践でアウトプットし、それが形になっていく。このインプットとアウトプットのサイクルが高速で回っていく感覚が、すごく成長に繋がったと感じています。」
まいまい 「インプットとアウトプットのサイクル、なるほど。まさにエンジニアの醍醐味という感じがしますね。」
日置さん 「本当にそう思います。エンジニアの仕事って、最初は『どうやるんだろう…』と想像もつかないようなことが次々と降ってくるんです。でも、それを乗り越えて、できなかったことができるようになった瞬間に、一番成長を実感しますね。やっぱり、自分が作ったものに誇りを持ちたいですし、そのために良いものを作ろうと頑張れるのが、この仕事の好きなところです。」
まいまい 「リーダーとしてもご活躍される中で、今後bravesoftで挑戦していきたいことはありますか?」
日置さん 「『eventos』は10年以上の歴史があるプロダクトなので、そこに新しい技術をどんどん取り入れて、"新しいeventos"を生み出したいと思っています。営業時代の経験も活かしながら、プロダクトに新しい風を吹かせて、チームみんなのモチベーションを上げていきたいですね。」
まいまい 「日置さんご自身の、エンジニアとしての目標もお伺いしたいです!」
日置さん 「将来的には、フロントエンドエンジニアとして一人でゼロからサービスを設計できるようになりたいです。ユーザー体験(UX)はもちろん、開発者体験(DX)も素晴らしい、そんなサービスを作るのが目標です。そのために、最近はAIをどううまく活用して業務効率を上げていくか、ということも考えています。」
まいまい 「素晴らしい目標ですね!その目標達成のために、何か意識されていることや、大事にしていることはありますか?」
日置さん 「『継続・アウトプット・実践』の3つをとにかく意識しています。勉強して分かった気になってしまうのが一番怖いので、毎日コツコツ続けること。そして、学んだことを自分の言葉で説明できるように、通勤時間にAIに壁打ち相手になってもらったり、Qiitaで記事としてアウトプットしたりしています。」
まいまい 「インプットで終わらせない、ということですね!」
日置さん 「はい!そして、最後はとにかく仕事で実践して自分の血肉にしていく。このサイクルを大事にしています。」
まいまい 「日置さんの人生における目標や夢も聞かせてください!」
日置さん 「壮大ですけど、『幸せになること!』ですね(笑)」
まいまい 「シンプルで、一番素敵です!ちなみに、日置さんにとっての幸せな時間というと、どんな時ですか?」
日置さん 「プライベートでは休日に妻と出かけるのが、一番の楽しみであり、幸せな時間です。あとは…昔は多趣味だったんですが、最近はひたすらスマブラをやってますね。気づいたら1200時間くらいプレイしてました(笑) 適度に息抜きもしながら仕事に全力投球しています!
仕事ではやはり信頼できる仲間たちと全力で目の前の業務に向き合っている瞬間に幸せを感じますね。優秀なメンバーが多いので、僕も負けないように成長し続けたいと思います!」
まいまい「それでは最後に、この記事を読んでいる候補者の方へメッセージをお願いします!」
日置さん「bravesoftは、いい意味で決まりがないので、オーナーシップを持って自分で考えて行動できる人には最高の環境です。本音を言うと、クライアントからの要望も多く、やりたいことがたくさんあるので『助けてくれー!』という気持ちです(笑)」
まいまい「切実ですね...!」
日置さん「AIを駆使した開発など、エンジニアとして生き抜くための新しい挑戦を会社として始めているので、成長したい人には刺激的な場所だと思います。もし迷っているなら、一度オフィスに来てみてください。肌で感じるものがきっとあるはずです。一緒にわちゃわちゃしましょうー!」
まいまい「ありがとうございました!」
入社の決め手となった木戸さんとの2ショット、その撮影の裏側をご紹介します📸
少し照れながらも、嬉しそうに撮影に応じてくださった姿がとても印象的でした。
eventosチームはメンバーの仲が良く、上下関係なく誰もが意見を言い合える、風通しの良い雰囲気です。
bravesoftの主力サービスである「eventos」の今後に、ぜひご期待ください!
私たちと一緒に最高のプロダクトを創っていく仲間を大募集中です!ご応募お待ちしています!❤️🔥