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こんにちは、タビアン代表の難波です。
今回は、「A/S400 2025年の崖問題を乗り越えるために、ローコードツール+SaaS+カスタマイズで使いやすく少額でシステムを作ろう」というテーマでお話ししたいと思います。
2025年の崖問題、という言葉を耳にされた方も多いのではないでしょうか。老朽化した基幹システムの刷新が進まず、企業運営の根幹を支える仕組みが時代遅れのまま放置されているのが現状です。特にA/S400などのレガシーシステムでは、メンテナンスを担う技術者が減り続けていて、2025年以降は深刻な人材不足が懸念されています。
そこで注目されるのが、「ローコードツール」「SaaS」「カスタマイズ」を組み合わせるアプローチです。コストや導入ハードルを抑えつつ、企業ごとに異なる複雑な要件にもしっかり対応できる点が魅力です。
今回のコラムでは、その手法や進め方、タビアンならではの実現力について具体的にご紹介します。
迫り来る2025年問題、A/S400のリスクとは?
2025年の崖と呼ばれる大きな理由は、技術的負債を抱えたままの企業が非常に多いという点にあります。A/S400などのオフコンはかつて業務効率化に大きく貢献しましたが、
- メンテナンス性の低下
- 技術者の高齢化と引退
- セキュリティリスクの増大
といった問題が表面化し、企業にとっては「動いているから大丈夫」とも言い切れない状況になっています。しかも、A/S400のカスタマイズを手掛けられる技術者が徐々に減り、いざトラブルが起きたときに身動きが取れなくなるリスク**が高い。つまり、放置すればするほど将来のコストやリスクが膨れ上がるのです。
なぜERPやSaaS、ローコードツールだけでは厳しいのか
昨今、汎用性の高いkintoneなどのERP、手軽に使えるSaaSやローコードツールが注目されていますが、実際に基幹システムをリプレイスしようとすると、**「どうしても対応できない機能や細かな運用要件が出てくる」**という声も多く聞こえます。
- kintoneなどのERP:基幹システムに合わせて作り込みが必要。結果的に大幅なカスタマイズが必要で、導入費が高額になりがち。
- SaaS:UI/UXは優れているが、複雑なAPI連携や基幹システムとの密結合に弱い
- ローコードツール:作り込みがスピーディーだが、複雑な業務要件には対応が難しい場合あり
ここで挙げられた課題は、「一つのサービスだけで何とかしよう」とした結果、妥協点が多すぎて本来の運用が難しくなるというケースに顕著に見られます。
その時に有効な手段として、ローコードツール、SaaSを組み合わせた上で自社システムの状況に合わせたカスタマイズを加えて実現する柔軟なシステムの構築が検討されます。
では、なぜ複数の手段を組み合わせると有効なのでしょうか。
- ローコードツールの強み
- 基本的なCRUD(データの参照・登録・更新・削除)やワークフローを短期間で構築
- アプリケーション開発のプロトタイプをすぐに作成し、業務フローを検証できる
- SaaSの強み
- インフラ管理やセキュリティ面の負担が少ない
- 定期的な機能アップデートが提供され、常に最新の状態を維持できる
- カスタマイズの強み
- 自社特有の要件や複雑なビジネスロジック、UIUXを細部まで対応できる
- 独自機能や外部サービスとの高度な連携を実装可能
単体では限界がある3つの技術を“いいとこ取り”することで、コストと機能性のバランスが非常に良いシステムを作り上げられます。
ツール導入・リプレイスの進め方と注意点
A/S400などのレガシーシステムをリプレイスするとき、以下のステップを意識して進めるのが効果的です。
- 要件整理と優先順位の明確化
- レガシーシステムのどの部分が緊急度が高いのか
- どの機能がビジネスのコアなのか
- プロトタイプ開発での検証
- ローコードツールを使ってまずは小さく試す
- SaaS連携やカスタマイズの難易度を確認し、改修の見積を正確に把握
- 本番リプレイスの設計と実装
- データ移行計画を立て、トラブルを最小化する
- カスタマイズ部分は切り出して専門的な知見を持つメンバーと協力
- リリース後の運用と最適化
- 定期的にアップデートされるSaaSに合わせてUI/UXを調整
- 運用チームのフィードバックをもとに機能改善を続ける
注意点としては、「現場が使いやすい形に落とし込む」ことを最優先にすることです。IT担当者や開発パートナーだけが盛り上がり、現場の運用と乖離してしまうと、どれだけ優れたシステムでも活用されません。スモールスタートでプロトタイプを作り、徐々に要件を拡大しながら完成度を高めていく手法がおすすめです。
タビアンの実現力 ~複雑な要件も少額で可能に~
私たちタビアンでは、ローコードツール×SaaS×カスタマイズのアプローチを使い、複雑な業務要件を抱える企業でも少額から導入できる仕組みづくりをお手伝いしています。
- 基幹システムの仕様を深く理解し、段階的に移行するプランを最新のAI技術を活用し提案
- 最新技術を利用した高効率×高速でのプロダクト開発やプロジェクトマネジメントのノウハウを活かして、短期間でのプロトタイプ構築が可能
- エンジニアのチームが柔軟なカスタマイズ開発を担い、ベンダー間のAPI連携もサポート
ここがポイントなのですが、企業によって「予算は限られているがシステム刷新は急務」という状況が多々あります。そうしたケースで全てを一から自社開発してしまうのは大きなリスク。逆にSaaSやローコードだけに頼ると、使い勝手に妥協しなければならない可能性が高いです。そこで、必要最低限の機能はSaaSやローコードツールで、独自性が必要な部分はピンポイントでカスタマイズすることで、費用対効果の高いDXを実現できます。
2025年の崖を飛び越える一歩を、今から踏み出そう
2025年の崖問題は、企業の将来を左右する大きな岐路です。特にA/S400などのレガシーシステムを維持している企業にとっては、待ったなしの状況とも言えるでしょう。しかし、悲観的になる必要はありません。
ローコードツールで素早い開発を可能にし、
- SaaSでインフラ面や保守運用の負担を軽減し、
- カスタマイズで自社独自の複雑な要件に対応し、業務フローに適したUIUXを実現する。
この3つを掛け合わせることで、コストを抑えながらも強固かつ柔軟なシステムを作り上げることができます。大切なのは「とにかく今すぐ動き始める」こと。先延ばしにすればするほど、移行コストやトラブルが増大してしまいます。
まとめ
A/S400の老朽化と2025年の崖問題は、ほとんどの企業が避けて通れない課題です。ですが、ローコードツール×SaaS×カスタマイズという新しい選択肢を使うことで、現実的な予算感で移行を成功させる道が開けます。私たちタビアンは、そこにこそ大きな価値を提供できると考えています。
企業の競争力を下支えする基幹システムを、“止めることなく刷新し続ける”ために、今まさに決断のタイミングです。もし「どう手をつけるべきか分からない」「具体的な手順が知りたい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。皆さんが2025年以降も安定的に事業を成長させ、新たな価値を生み出せるシステム基盤を構築できるよう、タビアンとして全力でサポートしていきます。
2025年の崖問題の克服についてご相談されたい方へ
本記事の内容をお問い合わせをしたい、2025年の崖問題を克服するためのDXについて壁打ちをお願いしたい、といった社内DX担当者の皆さまは、お気軽に以下日程調整URLより私難波との打ち合わせをセッティングしてくださいませ!
https://meetings.hubspot.com/kazuyuki-namba/meeting-2025gake