毎回リジョブで活躍をしているメンバーを紹介するリジョブログ。今回はコーポレート推進UNITの伊藤がご紹介するのは、マーケティングマネージャーとして美容・介護ケア業界を応援するWEBマガジン「モアリジョブ」の責任者であり、昨年は業界従事者の想いを讃える「リジョブアワード」の企画推進を担ってきた、ブログ2度目の登場となる今村さんです。
WebマーケティングDiv. マネージャー 今村 公哉(いまむら きみや):福岡県出身。IT系メガベンチャー・金融業界・スタートアップと、様々な業界・企業フェーズのマーケターを経てリジョブにjoin。座右の銘は「コツコツが勝つコツ」。愛妻家。業界応援メディア「モアリジョブ」運営等にマネージャーとして携わるほか、Webショップやオンラインセミナーの運営などを手掛けている。
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前回、今村さんには美容・介護業界応援メディア「モアリジョブ」の話を中心に聞かせていただきましたが、今回は他社経験も豊富な今村さんからみた、リジョブの組織・人・カルチャーを中心に伺ってきました。
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(インタビュアー)今村さん、2度目のインタビューを受けていただきありがとうございます!
(今村さん)いえいえ。私でよければ何でも聞いてください。
(インタビュアー)前回のブログでも触れられていましたが、大手IT企業、金融、スタートアップを経て、リジョブに入社されたと。入社までの経緯を改めて教えてください。
(今村さん)リジョブに入社をする前は、主にIT・金融業界において、マーケティングを中心とした仕事に携わってきました。ITも金融もそれぞれに、世の中に与える影響の大きさ・手応えをマーケティングを通して感じていましたが、一方で「少子高齢化による、日本における慢性的な働き手不足」という社会課題も気になっていたんです。というのも職業上、町の中の看板の色、トレンドなど、様々な市場動向が気になるのですが、電車の中づり広告も、WEB広告にも、圧倒的に人材・求人関連の広告が多いですよね。
あれだけの広告出稿があるという事は、裏を返せばそれだけ深い社会のニーズとして「求人」があるのだろうと、当時より「求人・人材業界」への関心がありました。ちょうどその頃に、知人経由でリジョブを紹介されたので、まず話を聞かせていただこうと。事業責任者や代表との面談を通して求人業界、およびリジョブが携わる美容・ヘルスケア・介護といった業界への関心がより深まりましたし、業界トップクラスの求人メディアを持ち、ビジネスモデル上の優位性と志を持つこの会社なら、これまでの自分の経験を活かして業界貢献できるだろうと感じ、リジョブの仕事にコミットしようと決意したんです。
(インタビュアー)今村さんは「業務委託」という形で、リジョブの仕事にも、社外の仕事にも、全力でコミットされている印象です。どういった志をもって、今の働き方に至ったのでしょうか?
(今村さん)ひと言に「マーケター」と言っても、ブランディングが得意な人、SEO対策がずば抜けている人など、様々な専門性を持った人がいる中で、自分が目指したいマーケター像をイメージした時に「デジタルとリアル、大きな規模とユーザーとの距離感など、両極といわれる概念をどちらも捉え、どちらにも通用する振り幅の広いマーケターになりたい」というのが浮かんだんです。
その点で、50万のユーザーを持つリジョブには、戦略を考える為のデータも豊富にありますし、大規模ならではのスケール感や、全体を俯瞰して大きな流れを創っていき世の中に与えるインパクトも大きい、といったやり甲斐があると感じています。
一方で、身内が個人で運営しているECサイトなどでは、一人ひとりのお客様とのやり取りの中を通してリアルな対話が生まれたり。リジョブのマーケターとして感じられる「世の中全体を俯瞰する感覚」とはまた別の、「個々の濃い、リアルな肌感覚」が得られ、それはそれですごく大切な価値感だと思うのです。
この、「両極に対応できるマーケター」を目指したいとなった時に、業務委託としてコミットするのが最適だろうと、経営陣や人事責任者にも理解をいただいた上で、今の形に至りました。もちろん、業務委託=プロフェッショナル契約でもあるので、マーケターとしてのスキルと経験が必要とされるのは理解しています。
リジョブjoin後はマーケティングマネージャーとして、リジョブの求人サイト本体、および業界応援マガジン「モアリジョブ」のマーケティングに週4日、フルコミットしています。そして美容・介護業界自体の可能性に惹かれたことや、周りのメンバーからの刺激を受けたことで、日に日にリジョブの仕事にのめり込むようになりました。
(インタビュアー)色々な業界、企業フェーズをご経験された今村さんが、リジョブの仕事に「のめり込む」ようになった要因はどこにありますか?
(今村さん)初めにインパクトがあったのは、働くメンバーの志向性やスタンスです。自分が若い頃はキャリアアップや自己成長に関心が向きがちでしたが、リジョブのメンバーは年齢に関わりなく、外に矢印が向いていることを強く感じました。20代のメンバーが「誰かのために役に立ちたい」「困っていることの課題を解決したい」という想いを持ちながら、実現困難な高い目標をどうやったら両立して叶えられるかを本気で考え、行動する姿を見て、驚きました。
(インタビュアー)仕事に対して純粋で、熱量高いメンバーが多いですよね。
(今村さん)そうですね。長く一緒にいる中で、社会課題や仕事に対する想いが「とても純粋だな」と感じました。「サービスをより良くしたい」と思ったことを率直に発信し合える風通しの良さだったり、物事の捉え方など、これは凄いなと感じることが日々積み重なるにつれて、仕事及びリジョブ自体に対する面白さ、興味深さが増していきました。
(インタビュアー)リジョブで働いている1人1人の想いを知ることで、今村さんも刺激を受けられ、とても楽しみながらこれまで色々なことに取り組まれてきた印象を感じました。リジョブの組織全体としては、どういった風土が強みと思われますか?
(今村さん)ひとつは、仕事に対する志・ビジョンを持っているメンバー、本気で描こうとしているメンバーが多いという風土です。全社の進むべき方向性、ビジョンを描き続ける経営陣はもちろんですが、いち事業だったり、ひとつの施策といった小さな単位においても、粒度は違えどビジョンを自分の業務に落とし込めているメンバーが多いから、これまで成長し続けられたのではないでしょうか。自分自身ならば、「モアリジョブと求人メディアリジョブを結び付けることで、実現できる価値観が広がるんじゃないか?」という切り口から、マーケター視点でビジョンについて考え、語り続けています。これは、仕事をやり続ける上でもの凄く大事な観点であり、リジョブの強みだと感じています。
そしてもうひとつの強みは、チーム全体としての責任を感じられたり、チームメンバーへの愛着・信頼をお互いに持っている所だと思います。もちろん根底には個々の努力だったり、それが業界貢献や会社に対してひも付いている、というイメージを持てることも大きいのですが、1人だけ頑張っている状況ではモチベーションが上がらなかったと思います。リジョブには、メンバーが自走できる環境とともに、頑張っているメンバーを全力で応援し合える文化、チーム力という強みがありますね。
(インタビュアー)今村さんとリジョブの結び目がどのように強く、太くなっていったのかを実感しました。モアリジョブは最近、求人サイトリジョブや同リジョブケアとも連携した取り組みをされていますよね。様々な変化がある中で、今村さんがチーム作りにおいて、大切にされていることを教えていただけますか?
(今村さん)これまでモアリジョブのチームは、それぞれのマーケティングやメディア運営経験・スキルを活かす形の、"個の力が強いチーム"だったと思います。ただ、徐々に取り組む規模が大きくなり、他部署との連携も増えている状況の中で、個の力だけではモアリジョブ単体の成長としても、与えられる価値としても、あるところまでしか行けないなと思い至りました。
今までを超えるバリューを発揮したいとなった時に、「求人サイトリジョブとモアリジョブ」「それぞれのマーケター同士」を結び、つないでいける人材が必要だと実感しましたし、「個に加えてチームを大切にし、皆で取り組んでいく状態」を目指していきたいと考えました。
もちろん、本質的な価値観としては「業界従事者の人材価値を高め、長く活躍し続けられる場創り、仕組み創りをする」というところで、求人サイトリジョブもモアもぶれないと思っています。ただ、それを実現する方法論がプロダクトにより異なるので、そこを合致させていくためにも、今までとは異なる人材を含めたチーム創りが必須だな、と。
ちょうど昨年、新しいメンバーも入社してくれましたし、今も「関わる業界自体に想いが向いていて、やりきるコミット力のあるメンバー」を募集中です。そして、チーム創りにおいてはどのようなチームにしていきたいかを私だけではなく、チーム皆で考え取り組むことを大切にしています。
※昨年入社した、モアリジョブチームのKさん(右)。他部署メンバーとともに。
(インタビュアー)ありがとうございます。また、今村さんが昨年責任者として推進されたリジョブアワードについてもぜひ、お伺いしたいと思っていました。リジョブ内でも色々な部署の垣根を越えた取り組みと聞いていますが、今回の取り組みを通じて、今村さんの中で変化したことや、逆に変わらなかったことをお伺いできますでしょうか?
(今村さん)美容業界の中で、想いや情熱を持って働かれている方、サロンを運営されている方が多いことは体感していました。このコロナ禍において、そういった業界に関わり続ける方々の「想いを讃えたい」と企画したのがこのリジョブアワードです。営業やCS、マーケ等々、社内の様々な立場にあるメンバーひとりひとりが、「業界従事者のために支援をしていきたい」という強い想いを持っていると再認識出来たのが、変わらなかったことです。
また、今回企画を進める中で、リジョブアワードへのたくさんのご応募をいただきました。応募内容には、私が思っていた以上の深い想いに溢れており、日々情熱を持って取り組んでいるサロン様のことを深く知ることが出来ました。リジョブアワードとして、サロンの皆さまの想いを形にしたことで、リジョブ全体としても美容全体の思い入れがより強くなっていったことは、私の中での新しい発見でした。
(インタビュアー)今村さんの話を伺い、入社当初から現在までの、社内の変化の大きさがイメージ出来ました。
(今村さん)それは本当にありますね。2018年の1年と直近1年を見た時に、自分が見えている範囲が変わっているからかもしれませんが、事業的にみた時の変化量・与えるインパクトの幅は本当に進化していると思います。
(インタビュアー)どういう点でそれを感じられますか?
(今村さん)私たちが日々取り組んでいることが、より本質的な解決策に近づいていると感じます。例えば、入社当時はマーケティングの施策として、どのようにしたら求人サイトリジョブのクリック数をより多くしていただけるか、という点の視点から捉える機会も多かったのが、昨年は全社でUX(ユーザーエクスペリエンス)を大事にしていたというように。今はよりユーザーのことを本質的に考え、かつ事業に対する価値の出し方も進化していると感じます。
(インタビュアー)最後に、今後仕事を通してどのようなことを実現していきたいかも、ぜひ聞かせてください。
(今村さん)今のリジョブをみた時に、私が入社した時よりもずっと、事業の範囲が広がっているのを感じています。Rグループとしての広がりもあり、やれることも深く大きくなっている状態だからこそ、そこに対する架け橋をより太くし、データや人材の連携などを通してより業界貢献価値を高めていくのが大事と考えています。
私が見ているモアリジョブもその一つで、今後はより、グループ内の連携を広げ、与えられる価値を大きくしたい、というのがやりたいことであり、やらないといけないことだと感じています。グループ会社であるリザービアとも同様に、良い関係性を構築していきたいと考えています。
モアリジョブ自体の今後に絞ると、「モアリジョブを通して学べるものをより体系化していきたい」「それをキャリアや転職に活かす土台を創っていきたい」という想いがあります。一方向からの情報提供に留まらず、ユーザーが学びアクションを起こす道しるべのようなメディアを目指して、一人でも多くのモアリジョブファンを醸成していきたいですね。
(インタビュアー)社内の事業やプロジェクトについて、変化の量や幅で捉えることが多かったので、
「本質的かどうか?」という視点にハッとさせられました。本日、色々なお話を聞かせていただき、本当にありがとうございました!
リジョブの業務委託メンバーには「専門性や経験スキルを発揮し、リジョブの仕事にも社外の仕事にも、全力でコミットし成果を出すプロフェショナル」というイメージがあります。今村さんもまた「デジタルとリアル、両極を捉えられるマーケターでありたい」という熱い想いを体現していました。
そして「ビジョンを描き続ける事と、それを自分の業務に落とし込みやり切ることで、まわりに与えられる価値が大きくなっていく」という話がとても印象的で、自分も職種は違えど、今日からの業務に役立てたいと感じました。
リジョブでは事業の成長に伴い、モアリジョブはじめ、メンバーを引き続き募集しています。「話を聞いてみたい」と思われた方は、ぜひお気軽にいらしてください!