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「例えば、『皆が右に行くから右に行く』とか、逆に『皆が右に行くなら自分は左』っていう人がいると思うんですけど、僕はそれでいうと『どっちでもない』んですよね。皆がこうだから、とかじゃなくて自分でとことん考えて、納得のいく答えが出た方に進みます。」真っ直ぐな眼でそう答えるのは、19新卒でWebマーケティングDiv.配属の豊田 康輔(とよだ こうすけ)くん。
物事を深くまで追求し考えることが好きで、自分が興味を持った事にはとことん情熱を注ぐ。そうして得た知識を誰かにシェアすることで役に立てることが、自分の喜びでもある。そんな、強い探求心と人への思いやりを持つ豊田くんに、リジョブと出会うまでとこれからについて伺いました。
■「誰かのために時間を使う」価値や喜びに気付いた学生時代。
もともと「なぜ? をとことん突き詰めること」が好きで理数系に興味を感じ、高校卒業後は一旦理系の大学に進学しました。しかしいざ入学してみると、淡々と元素記号を覚え、淡々と研究し、淡々と時間が過ぎていく。その繰り返しの中に、僕は人間としての心の交流や、感情のぶつかり合いといった日常を感じられませんでした。そして研究室にいる先輩達や教授の姿を見て「未来の自分」を想像し、「このままでは機械のような人生を送ることになってしまう」と危機感を感じ、退学。身近な「人間らしい人間」である兄が通う経済学部に興味を覚え、1年後に文系の大学へ再入学しました。
「人間としての心の交流」を求め再入学をした自分ですが、入学当初は脳科学や心理学、哲学などジャンルを問わずにひたすら本を読み漁っていました。読書ばかりしていたせいか、当初はほぼ人と関わらずに無表情だったそうで、やがて2年生になると後輩から「先輩って、アンドロイドみたいですね」と言われてしまい、軽いショックを受けました(笑)。
そこで1年間、多くの本を読み「なぜ? 」を突き詰めてきた僕は、その後輩に本で得た知識を自分の見解をまじえ伝えてみたところ「先輩、話すとすごく面白いですね! そんな考え方をしているんですね! もっと教えてください。」という反応が。その後輩が「すごくおもしろい先輩がいるよ」と僕のことを周りに紹介してくれて。そこからどんどん人の繋がりが広がっていくのが嬉しかったです。
この「人のために本を読んでシェアする喜び」を通して、「人のために使う時間っていいものだな」と心から思いました。そんな機会を与えてくれた教えてくれた後輩には、本当に感謝しています。アンドロイドだった僕が、人間になれた瞬間ですね(笑)。その後「誰かのために」自分の得意分野・時間を使いたいと、ブラジル人に日本語を教えたり、小中学生に勉強を教えたり、一人親家庭の子どもの面倒を見たり、といったボランティア活動に関わりました。社会貢献活動には心惹かれましたが、一方で「なぜ? 」を追求する僕の性分として「社会貢献を持続的に行うためには、ボランティアではなく事業化する仕組みが必須だ」とも考えていました。
■自分の得意を活かして、最大限「人の役に立てる仕事」をしたい。
就職活動では、自分の得意分野である数字分析を活かしながら人の役に立ちたいと思い、最初はWEBマーケティング会社を探していました。ですが、実際に説明を聞いてみると「他社のマーケティングの受託業務」が多く、自社製品やサービスのマーケティングには関われないことから、いまいち気持ちが入りません。
そこで「自社サービスのマーケティングに関わり、当事者意識を持ちながら人の役に立てる仕事」という軸に切り替えたところ、偶然リジョブのホームページを見つけました。リジョブのソーシャルビジョン「日本が誇る技術とサービスを世界の人々に広め、心の豊かさあふれる社会を創る。」に惹かれ、ここでなら自分の得意分野を活かしながら、持続的に人や社会のために役立てそうと思い、選考に進むことを決めました。
面接は計5回行われたのですが、中でもWebマーケティングDiv.を経て、現在介護Div.のマネージャーを務めるHさんとの面接がとても印象に残っています。僕がWebマーケをやりたいと思うきっかけにもなった、USJの再建者でもある、日本を代表するマーケター:森岡毅さんについて話したら、Hさんも同じ本を読んでいてすごく話が盛り上がりました。
「戦略を練るだけでなく、全ての現場に届く持続可能な仕組みを創る」「一人ひとりのメンバーの力を最大限に引き出す構造を考える」といった、マーケターとして大事にしたい視点について共感をもらえたり、一人の人としてしっかりと向き合ってもらえたことに感動し、「絶対にこの会社に入りたい」という想いが強くなりました。
■まずはチームのために。その輪が広がることで、持続的な社会貢献を実現したい。
実際にWebマーケティングDivで働いてみると、覚えることや難しいことが本当にたくさんあります。1つの施策を実行するにしても「この施策をやることでどこまで影響が出そうで、その数字はこれくらいで…」という風に、「そこまで読むのか!」と感じるほど、先の先までしっかりと先読みして判断する必要があります。
大変なことも多いけれど、自分が好きであり得意である「深く思考し、分析する」ことを活かしてチームで仕事を進め、「求人メディアリジョブをグロースすることで、リジョブが関わる業界の採用課題の解決を実現する」というミッションに向かっていけるからこそ、すごく面白味とやりがいを感じています。
もちろん苦手分野を克服することも大切だと思いますが、僕はそれ以上に「自分の得意な力を最大限発揮することで、周りに最大限の貢献をもたらすこと」を大事にしたいと思っています。そして、学生時代に読書のシェアが身近な後輩の役に立ち輪が広がっていったように、まずは身近なマーケチームメンバーのために、自分の力を高めて頑張ろうと思います。
その上で、チームの役に立つことが他のチームにも繋がって、結果的にみんなが「誰かや社会のために」という方向を向いて仕事に取り組むこのリジョブで、社会貢献の実現ができたらいいなと思います。
■アンドロイドのようだった自分が、就活生に伝えたい言葉。
僕自身もそうでしたが、視野が狭くなりがちな就活中こそ、物事を広い目線で見る事が大事だと思っています。そのために、僕はこれまで体験したこと・多くの本から教わったこと・目に触れたことなどを深く掘り下げ「自分だったらどうするか? 」を考える癖をつけてきました。
ひとつひとつの物事を深く考えると物事の見え方が変わり、ある事象からストーリー性を見出せるようになったり、世界が鮮やかに見える瞬間があります。そして僕の読書のように、はじめは自分の得意分野からスタートしても、思考を深めていくうちに「誰かのために」という視点が自然と入ってくると思います。
…これは仕事だけでなく、自分の人生を豊かにする上で大切なことだと思うので、就活で切羽詰まったりしたら、一度自分について深く考えてみてはいかがでしょうか。そこで何か発見があって、誰かに伝えたいと思ったら、ぜひリジョブにお話に来てください! リジョブには「なぜ、自分は働いているのか? 」「今回の人生で、自分は何をしたいのか? 」といった人間の根源的な問題を突き詰めて考えているメンバーが沢山いますし、皆さんとお会いできることを楽しみにしています。
「自分の興味関心をとことん追及する姿勢がある一方で、誰かの為・みんなの為に役に立ちたいという貢献志向を持っている。そんな、普通なら相反する2面をあわせ持っている所が豊田くんならではの魅力で、ついつい『今、どんな事を考えているのかな?』と頭の中を覗いてみたくなります」と話すのは、豊田くんがリジョブ入社へ心を固めたきっかけとなったHさん。シャイで優しい豊田くんには、社内ファンも多いようです。
そして、豊田くんがアンドロイドから人間になったきっかけは読書でしたが、スポーツ・音楽・ボランティアなど、切り口は違っていても「一つのことにとことん没頭し、考え抜くという体験」を通して見えてくるものには、何か共通の解があるのかな、と思いました。
皆さんのこれまでの経験から得られた想いを、ぜひリジョブでぶつけてください。皆さんの想いと真剣に向き合ってお話が出来ることを楽しみにしています。