Q1.会社選びの基準は?
就職活動では、「自分の得意を活かせるか」と「成長できる組織風土か」の2つを軸に会社選びをしていました。
昔から、人が喜ぶことを考えたり、心を動かすようなコミュニケーションを仕掛けたりするのが好きで。相手の反応を想像しながら、そこに至るまでの道筋を逆算して考えるのが得意だったんです。
それを「仕事にしたい」と思うようになったのは、大学の教育実習で“授業づくり”を経験したことがきっかけでした。
生徒たちにどう学んでほしいか、何を感じてほしいか。ゴールから逆算して授業の流れを設計したり、一人ひとりに合った声かけやアプローチを工夫したり。その工夫が、生徒の反応にダイレクトに返ってくる瞬間があって、「伝わった」と感じられるあの時間が、すごく嬉しかったんです。
だからこそ、「誰かの体験をデザインする」ような仕事がしたいと思うようになりました。業界は絞らず、空間プロデュースや、PIGNUSのようなマーケティング会社など、職種単位で幅広く見ていました。
もう一つの「組織風土」に関しては、大学時代に6年間アルバイトしていた予備校での経験が原体験になっています。
その校舎は、目の前の数字よりも“生徒にとって本当にいいことは何か”をみんなでとことん考える場所でした。「予備校の価値ってなんだろう?」「どうすれば本質的に生徒のためになる仕組みが作れるんだろう?」そんな問いを、スタッフみんなで何度も語り合って。
少しずつ変化が生まれ、生徒の成績や満足度が上がり、いつの間にか校舎の評判が広がって、生徒数が倍以上になっていたんです。
その経験があったからこそ、「目先の成果ではなく、本質にこだわる人たちと働きたい」と自然に思うようになりました。
だから説明会や選考の場では、できるだけ多くの社員さんと直接話す機会をつくって、「この人たちは何を大事にして、どんなスタンスで仕事に向き合っているんだろう」と、ひとつひとつ丁寧に確かめながら会社を選んでいきました。
その経験から “本質的な価値を提供することにこだわりを持つ”会社で働きたいと思っていたので、説明会や選考では可能な限り複数の社員と話す場を設けさせてもらい、仕事に対してどういうスタンスを持っているか必ず聞くようにして、社員の方の特徴や組織風土を見極めていました。
Q2.PIGNUSの選考で印象に残っていることは?
正直、あんなにたくさん質問されたのは初めてでした(笑)でもそれがただの質問攻めじゃなくて、「ちゃんと僕という人を知ろうとしてくれてるんだな」という熱意として伝わってきて、すごく嬉しかったんです。
しかも、その質問がどれも深掘り型で。僕が話したことに対して、「それってどういうこと?」「なんでそう思ったの?」と、次々と解像度を上げるような問いかけをもらって。自分でもうまく言葉にできていなかった部分を、ひとつひとつ見つけていくような感覚でした。
たとえば、「なぜ人が喜ぶ体験を考えるのが好きなのか?」という話の中で、実は“自分が認められたい”という気持ちが根底にあることに気づいたんです。これまで自分でも無意識だった部分に気づけたのは、すごく貴重な体験でした。
また、選考を通して出会った社員のみなさんの雰囲気も印象的でした。自分と同じように「考えること」が好きで、丁寧にコミュニケーションをとる姿勢が自然と伝わってきました。仕事を楽しんでいる空気感があって、「ああ、こんな人たちと一緒に働けたらいいな」って、素直に思えたんです。
そんな安心感も、PIGNUSで働きたいという気持ちを後押ししてくれました。
Q3.入社を決めた理由は?
他の会社と比べてみて、自分のやりたいことと、PIGNUSでできることが一番近い、と感じたのが決め手でした。
僕は、自分の得意なことをちゃんと活かして、さらに伸ばしていける環境で働きたいと思っていたんですが、PIGNUSには若手でもしっかりと評価してもらえる仕組みがあって、「ここなら挑戦できる」「自分をもっと高めていける」と思えたんです。
あとは選考での印象から、PIGNUSで働くことに直感的にワクワクしたのも大きいですね。
実は最初にPIGNUSのコーポレートサイトを見たとき、「デザインが洗練されすぎてて、なんだか実力主義っぽいな…」「ちょっとドライで、怖そうかも…」なんて印象を持ってしまっていて(笑)
でも、実際に社員の方々と話してみたら、そのイメージが良い意味でガラッと変わりました。
みなさん穏やかで、物事の本質を大事にする姿勢があって。理不尽なことは言わないし、何よりコミュニケーションを丁寧にとってくれる、そんな空気がちゃんと伝わってきて、「ここなら安心して、自分らしく働けそうだな」と思えたんです。
Q4.入社後の展望は?
将来的には、マーケティング全体の戦略を自分の手で描けて、その上でしっかり結果を出せるマーケターになりたいと思っています。
そのためにも、まずはPIGNUSでマーケティングの専門的な知識やスキルをしっかり身につけたいです。そして、ひとつの分野を深く掘り下げてスペシャリストとしての強みをつくりながら、そこにさらに別の専門性を掛け合わせていくことで、自分の価値をもっと高めていけたらと考えています。
キャリアの話とは少しズレるかもしれませんが、僕は「自信を持っている人」でありたいんです。仕事でも、プライベートでも。
やりたいと思ったことにちゃんと手を伸ばして、自分が理想とする姿に近づきながら、その結果として、周りからも評価されて、自分自身にも納得できている。そんな状態を目指して、これからも「やってみたい」と思ったことには迷わず挑戦していきたいです。