- Web Director
- 新規事業開発
- 食品の品質管理
- Other occupations (20)
- Business
- Other
- 機能性発酵飲料「_SHIP KOMBUCHA」の製造販売
- 100% Plant-Based/Naturalな素材にこだわったカフェ「1110 CAFE/BAKERY(川口市領家)、「BROOKS GREENLIT CAFE(港区南青山)」の運営
- 約3000坪の自社敷地を活用した各種イベントを開催
- 自社農場で野菜の有機栽培に挑戦
- サーキュラーエコノミーの実践 などなど
素敵な環境を創造し続け、世の中を笑顔で満たす活動をしている、大泉工場のKANです。
僕は毎日、KOMBUCHAを飲んでいる。
お気に入りのプロテインとKOMBUCHA、オーツミルクをシェイクして飲む自作の朝ドリンクは、今や欠かせないルーティンだ。
そして、毎日とても調子がいい。肌の感覚も、腸のリズムも、何かが整っている実感がある。
その理由の一つは、酢酸菌をストレスなく、美味しく摂取できていることにあると思っている。
そもそも、酢酸菌とは何か? 酢酸とは何が違うのか? どれくらいの量を摂ればよいのか?
KOMBUCHAの認知が高まりつつある今だからこそ、あらためてこの問いに向き合ってみたい。
酢酸菌と酢酸は、まったくの別物である。
酢酸菌は微生物、つまり細菌の一種であり、酢酸はその菌が生み出す有機酸。
酢酸菌がアルコールを酸化させ、酢酸へと変えていく。そのプロセスこそが、発酵という営みなのだ。
要するに、酢酸菌がいなければ酢酸は生まれない。
そして、酢酸には食品としての保存性や酸味をもたらすだけでなく、抗菌性や代謝サポートなど、さまざまな作用が報告されている。
大泉工場が製造販売し、世界中に売り続けている_SHIP KOMBUCHAには、1本あたり13億個を超える酢酸菌が含まれている。
この数字の大きさは、少し発酵食品に詳しい人ほど驚くのではないかと思う。
近年の研究では、酢酸菌には以下のような効果が期待されている:
・腸内環境のサポート
善玉菌を助け、悪玉菌の働きを抑える土壌のような役割を果たすと言われている。
・抗菌・抗炎症作用
酢酸には病原菌の増殖を抑える作用があり、酢酸菌の代謝物には炎症抑制や抗酸化にも関わるという報告もある。
・血糖値や脂質代謝への間接的な影響
酢酸を含む短鎖脂肪酸は血糖の上昇を緩やかにし、脂質代謝を整えるという研究もある。
つまり、まだ乳酸菌やビフィズス菌ほどのメジャー感はないかもしれないが、酢酸菌にもアレルギー予防につながるなど、それ相応の健康効果を見出せる可能性があり、侮れない。
そもそも「お酢」と聞くと、健康に良いというイメージは、ある程度定着しているように思う。現に僕も、中華料理を食べるときは、卓上の「食酢」をドバドバっと使い、なんとなく健康に気遣っているようなことをしていた。
ところが、市販の「食酢」には、酢酸菌がほとんど含まれていないことが多い。
その理由は、製造時にろ過や加熱処理、そして清澄化が行われるため、菌が除去されてしまうからだ。
母酢(マザー)が残るような「にごり酢」には含まれていることもあるが、それでも数百万〜数千万個程度とされている。
それに対して、_SHIP KOMBUCHAは1本(300cc)で約13億個の酢酸菌。
この数は、普通じゃない。むしろ、“異端”と言ってもいい。それが僕らの誇りだ。
もちろん、製造工程において、日本国内の清涼飲料水としてのルールに従って精密ろ過という工程を施すし、ph、酸度、アルコール濃度、微生物検査など、あらゆる衛生基準をクリアした上で流通させている。
それでもなお、この数の酢酸菌が含まれているという事実は、「自然な発酵に起因する成分を、できるだけ損なわずに届けたい」というブルワーの想いの結晶なのだと思う。
一般的に菌と聞くと、どこか悪いもののように感じる人もいるかもしれない。
だがKOMBUCHAは、その菌たちの営みによって生まれる飲み物だ。
残っているのは、“善きもの”なのである。
_SHIP KOMBUCHAは飲む人たちに心地の良いひと時をもたらしていると思う。
なので、「どれくらい飲むのが正解なの?」という質問に対して僕は、各々が感じる心地よさの範囲内で摂取してもらうのが、正解としている。
お酒もコーヒーも、時には水だって、飲み過ぎは良くない。KOMBUCHAも一緒なのだ。僕らのプロダクトには、たくさんの想いが詰まっているので、たくさん飲んでいただけたら、その分僕らも喜ぶ。
_SHIP KOMBUCHAは精密ろ過を経ても、発酵の“余韻”と生産者、製造者の“想い”が液体の中にとどまっている。
その余韻は、味でも香りでもなく、もっと根源的な感覚として僕らの身体に作用してくるし、想いは心に染み渡る。
生きたままの何かが、僕たちの内側にそっと届いている——そんな気がしてならないのだ。
_SHIP KOMBUCHAに詰まっているのは、酢酸菌の数ではなく、発酵と人と自然が織りなす物語であり、そしてそれは、素敵な環境を創造する、心地善き想いのこもった発酵飲料なのである。
この発酵の余韻と、善き想いを世界中に届ける。
そんな旅を、僕たちは本気で続けてきたし、終わりはない。
もしこのコラムで少しでも心が動いていただけたのなら、扉を叩いてほしい。
僕らは、いつだって仲間を探している。
もっと酢酸菌について知りたい方はこちら
▶︎酢酸菌ライフ