今年12年目を迎えたマインドフリーは、新たなメンバーを迎えるべく現在採用活動中です。そんなマインドフリーの説明会は「説明会の意義を見つめなおす」ところから出発しています。
ただ事業の説明をするだけでなく、学生さんとの距離感やコミュニケーションを重視し、マインドフリーにとって何を伝えることがベストなのか、さまざまな試行錯誤を経て完成しました。
今年は宇宙をテーマにした「体感型!宇宙説明会」。
劇を通して、マインドフリーの想いや考えを体感してもらう説明会になりました。今回はこの「宇宙説明会」を中心的に作ったメンバー3人(上田・櫻井・上谷)で劇に込めた想いをお話します!
宇宙で繰り広げる“劇”
未来の可能性の広さを伝えるため、説明会のテーマは「宇宙」となりました。宇宙は可能性が無限大。どんなことが起こるかわからない、どうなるかわからない。だからこそ何かを起こしていこう!というメッセージを込めた、採用メンバーのこだわりが随所に散らばった劇です。
宇宙というテーマ
ー上田
世の中に会社説明会はたくさんあって、その数だけ表現する手段や方法もたくさんある。今回僕たちがマインドフリーについて伝えるときに、そんな数ある選択肢の中から"劇"を選択をしました。
説明会で伝える内容が大切なのはもちろんだけど、宇宙をテーマにした劇を通して何かを伝えようとしていること自体に、マインドフリーの風土や考え方を伝えられたのではないかなと思います。
ー上谷
私はこの「宇宙」というテーマ、とてもいいなと思っています。宇宙ってなんとなく知っているけど、未知の部分が多い存在。わかりきっているものは全容が見えるから想像できてしまうので、期待感が薄れてしまう。その点、「宇宙」は全くわからないわけではないけど情報が少ないので想像力を掻き立てられるんですよね。余白がある部分に可能性って感じるじゃないですか。だから、「宇宙」は想像力を掻き立てられるいい題材だと個人的に思っていて、マインドフリーのことを伝えるテーマとしてまだ現役だと思います。
“劇をする”という選択
劇を通して伝えたかったのは、マインドフリーのメンバーがどんな取り組みや仕事でも大事にしている「想い」です。
―櫻井
説明会の構成を考えるときに、まず説明会の価値を見直すことから始まりました。ただ一方的な説明をする場になるのか、コミュニケーションを取る場になるのか。
僕たち自身も学生にワクワクしたり共感してもらえるモノを発信したいとなって、説明会の価値を最大にするため選択肢を広げた結果、”劇”という選択に落ち着きました。
―上谷
伝えっぱなしじゃなくて、感じて反応がもらえるのはいいよねという話が出たよね。双方向のコミュニケーション。
―櫻井
そう、「体感型」というのは重要だったかも。ただ座って話を聞くのではなく、その場で参加してもらうことで当事者意識も持てるし興味が沸くと思います。僕たちがあの場でやりたかったのは、マインドフリーに対する共感を得ることかなあと。来場者アンケートを確認してみたら「内容がわからなかった」と書く人が少なかったので、劇を通して僕たちの伝えたかったことが少しでも伝わったんじゃないかなと実感しています。
―上田
正直、事業説明や会社の仕事の内容はHPを見たら手に入れられる情報。探したら見つかる情報よりも、そこでしか得ることができないモノを伝えることに意味があるんじゃないかなと思いました。説明会の場で本当に伝えたいのは、仕事内容とかじゃなくて僕たちの考え方や仕事に対する姿勢。伝えたいことに基づいたテーマで表現方法を決めて、実際に伝えるという姿勢を見せる。僕たちの表現やメッセージに共感してくれる人を探しにいったという感じかなと思っています。
―上谷
私たちも就活を経験しているのでわかりますが、会社説明会と言えばやはり会社についてお話を聞いて「あーこういう仕事をするんだ」ってイメージをする場という印象が強いじゃないですか?でもそこで得られる情報ってそれくらいなんです。実際に自分がその会社で働いたときに一緒に働く人たちがどんな考え・想いで働いていて、その環境に自分がフィットするかどうかは判断しにくい。でも、そこが分かってないと企業にとっても入社する学生にとってもミスマッチが起きて不幸になると思うんです。だから、私たちマインドフリーのメンバーが大事にしている想いを少しでも伝えられたらいいなと思って、そんな想いを込めた劇が完成しました。
“伝えること”に対する想い
「宇宙」を舞台にするからこそ、どんな言葉選びをすれば学生さんに伝わるのか、マインドフリーの想いが響くのか。台本作りの初期段階から言葉選びにとてもこだわりました。
たった数文字について何時間も考えた
―上田
言葉選び一つひとつも全員で考えました。「輝く」や「輝かせる」という劇中で頻出するキーワードがあるのですが、このたった数文字の言葉について3人で何時間も考えたんです。言葉選びって一見すると何気ないプロセスですが、そこで「もうこれでいいじゃん」と投げやりになることなく、みんなで「こうだ」「いやこうだろう」と議論したのは伝えたいことを決める上で大事なことだったと思います。やってるときは「こんな言葉一つで何時間も議論してたら進まない」ってぼやいてたんですけど(笑)
―櫻井
議論の内容が「今後のマインドフリーがどうあるべきか」みたいな内容だったので、じゃあ未来をつくっていく新しいメンバーに伝えたいことはこれだ!という方向が見えましたよね。
―上谷
言葉選びの議論、よく覚えています!「輝き」とか「個性」とかの表現にこだわったんです。『この「輝き」はイコール「個性」で、こっちの「輝き」は「星の輝き」を指す』みたいな(笑)この議論があったからこそ、実際に演じたときがスムーズだったと思います。途中で台詞が飛んだり、台本通りに言えなくても伝えたいことの意味はぶらすことなく表現することができました。言葉にこだわったのはもちろんですが、議論しながら自分たちが普段抱いている想いを改めて捉えなおす機会だったと思います。「やっぱりそうだよね!」と確認した感覚がありました。
実際に伝えて感じたこと
―櫻井
最初は台本通りに演じることにこだわりすぎて、僕たち自身、テキストを読んでいる感が拭えなかった。衣裳でサングラスを身に付けていたのですが、暗い室内だから視界不良で何も見えなくて(笑)やっぱりコミュニケーションとしては良くないなと感じて、途中からはサングラスを外して目を見るようにしました。すると、反応がわかるからちょっとした心の動きに合わせてコミュニケーションが取れるんです。その心の動きをどう作るか試行錯誤して、どんどん反応がよくなったのは印象的でした。
―上田
実はアンケートや実際に選考に来てくれた学生さんが「仲が良さそうだなと思いました」って感想をくれるんです。どこでそんな風に見えたのかわからなかったんですけど…
―櫻井
僕ら(櫻井・上谷)入社2年目のメンバーが自由にやっている様子からかな?と思いました。若手でものびのびとチャレンジできる風土の企業なんだと思われたのかも。
―上谷
劇中のちょっとしたアクシデントの瞬間でも関係性が垣間見えたのかなと思っています(笑)意図せずに自然な状態でそういった感想を持ってもらえたのは嬉しいです。
「未完成」さに見出す可能性
もう一度説明会で劇を行うならどう改良するか。世界観の構築やクオリティにもっとこだわりたいという話が挙がる一方で、この「粗さ」が良かったのかもしれないという話が出ました。
―上田
表現的にやりたいこととか、こだわりたいことというのはたくさんあるけど、逆にこの粗削りな部分が残る未完成さもよかったのかなと思います。自分たちで言うのはちょっと…だけど(笑)
―櫻井
「粗さが共感を呼ぶ」と言うか、これから作られていくモノをみたときに、感度の高い人は反応するんじゃないかという話を以前採用チームでしました。今回は意図していないので、そう思っていただけているならラッキーという感じですが…。
―上谷
確かにもっとやれる・やりたいと思うことはありますけど、今の時点の100%ですもんね。新たに加わるメンバーとこれからもっとすごいことをできたらいいなと思います!
マインドフリーに共感してくれる学生さんに一人でも多く会いたい!という想いを胸に、試行錯誤を重ねた説明会。マインドフリーにビビッと来てくれたみなさんと、もっとドキドキワクワクする未来へはばたきたいと思っています。
8月頃に宇宙説明会の実施を予定しています!
情報は追って公開するので、気になる方はぜひ一度お越しください!みなさんとお会いできることを楽しみにしています。
次回の更新をお楽しみに!