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常識に縛られていたら新しい世界なんて創れない。LabBaseのCTOが「Crazy Engineering」に込めた想いを語る

研究エンパワープラットフォームを目指している株式会社LabBase。当社のエンジニアカルチャーデックには「Crazy Engineering」というコンセプトが記載されています。今回はこの「Crazy Engineering」を策定したCTOの佐々木に、その想いを伺いました。


研究者も、エンジニアもCrazyな変革者だ

__今回お伺いしたいのは、LabBaseの「CLUTURE DECK」にある『Crazy Engineering』についてです。このCrazyって、あのCrazyでしょうか?

▶︎CLUTURE DECKはこちら

佐々木:Crazyは、直接的な意味で使っていません。一文目に「研究者はCrazyだ。」と入れているのですが、一言に研究と言っても様々なジャンルがあり、すぐに社会で役に立つものばかりではないんですよね。そのため研究者の中には批判の対象にされてしまう方がいたり、「なんの意味があるんだ」と理解されないことも。でも時代を振り返ってみると、時代を変えた変革者の側面を持っているのが研究者ということもあります。

私たちスタートアップのエンジニアも研究者と同じだと思うんです。賛同が得られるものだけを創るのではなく、未来のニーズを想像し、新たな価値を生み出す。そこにはいろんな批判や逆風が吹くこともあるでしょう。それでも「良い社会、世界に変えていくんだ」と研究者たちが持つCrazyな強さ、規格外なパワーで研究していく姿をエンジニアにも求めたい。そんな想いから『Crazy Engineering』を掲げました。あともうひとつ、気づく人は気づくようなものをオマージュしているんですよ。

▶︎LabBaseが向き合っている課題については以下をお読みください

__オマージュですか?

佐々木:とある企業のキャンペーンCMに次のようなフレーズが出てきます。

While some see them as the crazy ones, we see genius. Because the people who are crazy enough to think they can change the world, are the ones who do.Because the people who are crazy enough to think they can change the world, are the ones who do.

ここまで言ったらわかるかもしれませんが、僕自身も気に入っているCMなので、それをオマージュしたというのは、ここだけの話です(笑)

__なるほど! わかったという方は、直接佐々木さんにお伝えください(笑)。エンジニアにも研究者と同じようなCrazyさがあれば、新しい世界を創っていけるのでは? ということですね。


佐々木:そうですね、人に言われたことだけをやるのではなく、批判されることも承知で自分が思う信念を貫けるほどの覚悟を持って新しいモノを作れるか? とも言えるかもしれません。

批判することは誰にでもできます。またアイデアを考えることだって誰にでもできる。ただ、そのアイデアを実行して、世の中に生み出すってめちゃくちゃ難しいんです。
結局、実行することが全て。研究者もエンジニアも、他の業種だってCrazyになって、常識に縛られることなく前に進んでいくことが、新しい世界を創るんです。

成功のための失敗なら、いくらでもしていい。困難なことに挑戦しよう。

__「CLUTURE DECK」にはさらに3つのカルチャーが掲載されていますよね。こちらについても、詳しく教えてください。



佐々木:1つめの「失敗は賞賛される」は、基本的にCrazyであるためには失敗なしでは無理なんですよね。ただ失敗ってみんな避けて通りたいじゃないですか? 成功のための失敗なら、いくらでもしていいよと伝えたくて入れました。もう社内でも毎日のように失敗はありますから(笑)。トライすることを大切にしています。

2つめの「ないものは作る」は、エンジニアならよくわかると思うんですが、僕自身も「〇〇がないから、やらない」っていうのはありえないぞ、って先輩からよく言われていました。常にどうしたら目の前の目的を達成できるのかを考えながら、実行してほしいですね。

3つめの「未知に熱狂する」は、やったことがないことって「コワい」と感じる人もいると思います。けれど、初めてのことや未知のことに対して「楽しそう」とか「ワクワクできる」と感じてほしい。分からないことにチャレンジする方が成長できると思いますし、困難な方が燃えてくるそんな挑む姿勢を大切にしたいです。

__3つともDIY精神につながるというか、何かを生み出すためにトライできるような力が必要なのだと感じました。

佐々木:そうですね。私の田舎の方にあることばで「ないものはない」っていう話があるんですよ。

__「ないものはない」ですか? なぞなぞのような言葉ですね。

佐々木:この言葉には2つの意味があって、「田舎だからなにも無い」という意味と、田舎は自然がゆたかなので「無いモノなんてない」、つまり食べ物も景色もたくさんのものがあるという意味になるんです。これは人によって捉え方が変わる面白い言葉だと思います。

仕事とは、挑戦状のようなものだ

__とても面白い解釈ですね!

佐々木:当社には「ないものはない」を後者の意味でとらえる人がフィットするかなと思います。「あれもしたい」「これもしたい」って思っている人にとっては居心地がいい環境ですよ。この通りにやりなさい、っていうカルチャーではないので。

うちのエンジニアたちは、常に新しいものを導入したり、試したり、チャレンジ精神が豊富なメンバーが多いんですね。あと、常に技術的なことをキャッチアップしたり、勉強することが好きだったり、技術そのものが大好きって人が多いと思います。


エンジニアのみなさん

__技術が大好きって感覚としてはわかるんですが、佐々木さんが「あ〜この人、本当に技術が好きなんだな」って見分けるポイントを教えてください。

佐々木:自分でなんでもつくっちゃう人ですね。「技術が好きです」と言うだけでなく「〇〇〇を作ってみたのですが……」とアウトプットできる人。本当に技術が好きな人って誰かになにか言われなくても、勝手に作ってしまうんです。

__いい意味での「勝手さ」は、Crazy Engineeringにもつながってきますね。

佐々木:そうかもしれませんね。仕事って時として「こんなのできないよ〜」って思うことも出てきますよね。それを、挑戦状だと思って取り組めるくらいのマインドは大事にしてほしいです。

できないと投げ出すことも、わからないと先延ばしにすることも、自分のわかる範囲だけでちゃちゃっと対応することも選べますが、「そうじゃないんだ」と。本来「できない」ってすごく悔しいことじゃないですか? その悔しさをバネにもっといいモノを生みだそうとする力を大切にしてもらいたいです。

__挑戦状って素敵な言葉です! 最後になりますが、この記事を読んでいる読者のみなさんにメッセージをお願いします。

佐々木:タスクをこなすのではなく、自分がどう行動すれば会社にプラスになるのか?、さらに社会をどうよくしていきたいのか? 主体的に考えられる人をLabBaseでは歓迎していますし、100を語るより、1をつくることを重要視しています。

LabBaseには自分がいいと思ったものは「許可を取らずに対応してよし」とする風土があります。どんどん新しい技術を試してもらいたいですね。もっと世の中を良くしたい、もっと変えたい、そんな気持ちがある方はぜひ一度お話ししてみましょう。

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