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経験者に聞いた!受託開発と自社開発、それぞれの魅力や苦労とは?

こんにちは。Fusic採用担当の佐藤です。

みなさんは、お客様のご要望に合わせてシステムを構築するいわゆる「受託開発」や
自社ブランド・サービスのシステム開発をする自社開発について、
それぞれどのようなイメージをお持ちですか?

Webで検索すると、よく「徹底比較!」と題して様々な記事を目にすることがありますが
実際のところ、それぞれどのような魅力があって、やりがいがあって、
逆にどんなところが大変で、苦労があるのか、
わからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

最近ではSaaS、パッケージなどのサービスを提供する企業が増えていますよね。
スカウトの辞退理由に、「自社開発をしたい」という返信をいただくこともあり、
自社開発が優勢…?!なんて感じることもしばしば……。

そこで今回はこの両者の開発を実際に経験したエンジニアに、
それぞれの開発が持つ魅力や苦労についてインタビューしてきました!

※Fusicでは、受託開発を「サービス開発」、自社開発を「プロダクト開発」とし、
 お客様へ提供しています。

インタビュイー
■武末祥太郎
《プロフィール》
新卒で、東京のBtoB向けECサービス事業を展開している企業に入社。約2年、バックエンドエンジニアとして、Web APIの開発やAWSインフラの構築などを経験。コロナ禍をきっかけに地元福岡に戻ることを決意。受託×福岡という軸で、Fusicに出会い、昨年6月にFusicに入社。

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ー就職活動時は、どのような軸で活動していたんですか?

武末:学部は農学部で大学院は情報系だったので、はじめは生物×ITの領域を見ていました。
ただ、かなり狭き門ということもあって、なかなか選考に進めず
そこから漠然とWeb系の企業を見始めて、最初にインターンに行ったのが前職の会社でした。
当時は、特に受託や自社開発といったことは、意識していなかったですね。

インターンに参加したときに、
複数人で作ったものがガチっとハマる感覚の楽しさや、
自分が作ったものが世に出ることの面白さを感じました。

そんなこともあって、就職活動時は前職のほかにも、自社開発を行っている企業をメインで受けていて、最終的には、インターンをさせてもらっていたこともあって前職の会社に入社を決めました。

ー前職では、どんな開発を担当していたんですか?

武末:1年目は、toC向けのサービスのバックエンドエンジニアとして開発を行っていました。
仕事内容は入社前に思っていたイメージ通りで、自由度も高く色々経験できたので、
すごく楽しかったですね。
2年目に入ってからは、社内の共通基盤をつくるAWSのインフラエンジニアをしていました。1年目とはがらっと変わって、売上規模も大きく、考える範囲も広かったです。

ー実際に自社開発を経験して感じた面白みってどんなところでしたか?

武末:やっぱり自分が作ったものが世に出ることは面白かったですね。
「このシステムのこの部分、自分が作ったんだよ!」って自慢できましたしね(笑)

あとは、チームみんなの一体感は大きかったですね。
基本的に開発メンバーは一つのプロダクトに全集中しているので、みんなで作っている!という感覚がありました。ECサービスということもあり、セールの日は大きなモニターで売上推移を見ながら
「うぉー!」って盛り上がりながらも、システムが落ちないか監視していました(笑)
セールの日は一種のお祭りのような感じで開発側も大盛り上がりでしたよ!

ーすごく楽しそうですね(笑)では、逆に大変だったことやネガティブに感じた部分はありましたか?

武末:裁量や決定権の範囲は狭かったと思います。
基本的にそれぞれの機能ごとにチームがわかれているので、自分の関わっている機能部分でしか決められず大きな機能全体の設計などの意思決定に関わることはできませんでした。
また技術に関しても、各サービスで固定されているので、自由度はあまりなかったかなと思います。

ー入社後の仕事内容のイメージは、イメージ通りだったといっていましたが、働く中で生まれたギャップはありましたか?

武末:自社開発って0から1を作るイメージもあると思うんですが、
今、すでに世にあるサービスを作っている自社開発の会社は0→1のフェーズではなくて、
ある程度出来上がっていて伸びが緩やかになっているものが多いと思います。
そうすると、0→1を作ることよりも、機能追加や言語のバージョンアップといった保守業務がメインになるんです。
2年目からは、コードを書く部分は外注先にお願いしていたので、私もマネジメントといった仕事がメインになり、思っていたよりも自分でコードを書く時間が少なかったと思います。





ー転職活動をするときは、そのような理由もあって受託の企業にしよう!って決めてたんですね。

武末:そうですね。もっと技術に集中したかったので、受託開発を行っている企業に行こうと決めてました。
もっと技術に向き合いたいという気持ちと
目の前のお客様から直接「ありがとう」と言ってもらえる部分にも魅力を感じていました。

ー自社開発はユーザーに近いと思っていましたが、直接ユーザーと関わることは少ないんですね。

武末:自社開発のエンジニアはアクセスデータの分析、ユーザーからの問合せやレビュー等でしかユーザーの声を聞けないんです。
一方、受託開発では、エンドユーザーと直接関わる機会は少ないかもしれないですが
開発を依頼していただいたお客様とは、直接やり取りができるので
ダイレクトに自分の作ったものに対して喜んでいただく姿を見ることができると思いました。

ーお客様からの「ありがとう」という言葉って、本当に原動力になりますよね!実際に受託開発を行うFusicに入社して、あらためてどうですか?

武末:入社してもうすぐ1年が経ちますがこの期間ですでに5~6個のプロジェクトで開発を行っています。これまでに経験できなかった色々な経験を積ませてもらえていますね。
現在は大型プロジェクトのインフラ構築をしていますが、3人のエンジニアで技術選定から設計・構築までを担当しているため、任せてもらえる範囲や規模はかなり大きいと思います。
特にAWSにおいては、基礎的な部分からお客様の高い要望まで応えられていると感じています。

私はエンジニア3年目ですが、この経験年数で全体設計や技術選定を任せてもらえるのはすごくありがたいことだと思っています。大きなサービスを自社で開発している企業の多くは、
基本的に経験豊富なリードエンジニアが技術選定などをすることが多いので
3年目にして色々な経験をさせてもらえるのは本当にありがたいですね。

ー裁量が大きいところはFusicのエンジニアが口を揃えて言うFusicの魅力ですよね。逆に大変だと感じてる部分はどんなところですか?

武末:売上との戦いは正直あるかなと。今思うと、前職では売上を意識する機会が少なくて、
開発においての優先順位が曖昧になりがちだったのですが、
今は納期やコストを常に意識するようになり、枝葉だけでなく何がいちばん大事かを考え、
優先順位をつけることが当たり前になりました。

また、これはまだ自分自身の経験が少ないからなのですが、
「”How”は提案できるけど、”Why”は提案できない」と感じることがあります。

ーと、いうと?

武末: お客様の「こんなことをやりたい」というご要望に対して、
「How=どうやるか」に関しては自信を持って提案できますが、
「Why=なぜやりたいか」については、難しいんです。

でも、今後は自分自身の経験値を高めて、お客様と一緒に課題解決に向かっていけるように、様々なことに挑戦したいです。

ー受託開発と自社開発、両方の経験者からみて、ズバリどんな人に受託開発やFusicの開発環境をおススメしたいですか?

武末:お客様と直接関わりながら提案したり、実際に提案したものを作ったりすることを求めている方には受託開発はおススメですね。技術志向な方も、様々な経験を積めるので面白いと思います。

Fusicでは在籍年数や年齢に関係なく、スキルに応じて、入社後比較的早い段階から
技術選定や全体設計などにも関わることができるため、個人の成長スピードも速いです。
また、毛色の違う様々なプロジェクトがあるので、Fusicにいながらいろんな経験ができるのも面白いなと感じています。

上流フェーズで力を発揮したい人、また良い設計、良いコーディングにこだわりたい人には
ぜひFusicをおススメしたいですね!

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受託開発・自社開発の両方を経験したからこそわかる、それぞれの魅力や大変さを教えてもらいました。

みなさんは、「どんな環境で」「どんな開発を」したいですか?
この機会にあらためて考えるきっかけになればうれしいです。

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