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こんにちは、採用広報の西木です。
昨年から「freeeで働くママ企画」を立ち上げ、定期的に働くママのリアルをレポートしています。第一弾は広報チームのallyのインタビューを掲載しました。
今回はfreeeの労務チームで活躍するannaのインタビューです。
母親としてのfreeeでの働き方、さらにはおよそ500人いるfreeeメンバーの労務をどう回しているかなど、多岐にわたる質問に答えていただきましたので、ぜひお読みください。
(撮影:一居 武(Takeru Ichii))
プロフィール
木下杏奈(きのしたあんな)
沖縄県出身。地方銀行から、ベンチャー企業のバックオフィス業務を経て2017年freeeにジョイン。現在、労務法務チームで活躍中。
趣味はライブに行くこと。妊娠前までは、小さいライブハウスから大きなフェスまで何でも行っていた。ハイスタ世代。また最近、韓国語を勉強中。
ー前職は何をしていましたか?
大学卒業後、地元の地方銀行に総合職として入行しました。支店窓口・後方事務・ローン相談・セールスなど色々やりましたね。結婚を機に退職したんですが、最後の支店が石垣島で最高でした(笑)
上京後はベンチャー企業の管理部で経理・労務・総務・法務・営業事務・セミナーイベント運営・カスタマーサポート等、バックオフィスに含まれるほとんどの仕事を、合計9年間ほどやっていました。
ー出産前後で、仕事の仕方や仕事に対する考えは変わりましたか?
かなり変わりました。「仕事に割ける時間が限られる」と先輩ママから聞いてはいましたが、実際に自分がその立場になると「こんなに余裕なくなるのか!」と思いました。
前職は営業・システム開発・経営以外は何でもやる「ひとりバックオフィス」だったので、時間に限りがあることを素直に受け止めて、「限りある時間を有効的に使うにはどうしたらいいか」「どうしたら物事を前倒しで進めることができるか」「不測の事態が起きた時にどうリカバリーするか」ということを日々意識するようになりました。その感覚はfreeeに入ってからもそのままですね。
優先順位をつけて「やるべき仕事」「やらなくてもいい仕事」に分けているんですけど、バックオフィスの仕事における「やらなくてもいい仕事」って、完全にしなくてよくなるものは少なくて「ここの工程、省けるじゃん」のような細部の調整が多いんです。本当に、いかに効率化するかですね。
もともと真面目人間で、なるべく100点を目指すタイプだったんですけど、子どもが出来てからは合格点を目指すようになりました。80点とってれば正解だなって見えてくると、余裕ができ、省ける工程や作業がすぐわかったり、仕事を他の人に割り振ったり出来るようになりました。私自身はチームの業務の全体像が見やすくなり、また仕事を任せることで各メンバーの自立心も芽生えた気がします。
ー家庭との両立は、どうですか? また何をもって『家庭との両立ができている状態』と考えますか?
ワークライフバランスという言葉がありますが、それを「仕事とプライベートの生活はきっちり分けること」と考えてしまうと、難しいものがありますね。仕事とプライベートをきっちり分けることができる方もいますが、私は仕事がプライベートに影響することも、その逆であることも多いです。仕事が順調で調子いいときには家庭でも上機嫌だったり、逆にプライベートで嫌なことや大変なことがあると会社でグッタリしてしまう時があるのは私だけではないですよね、ね、ね?(笑)
ーもちろんです。みんなあります(笑)
ーここからfreeeの労務チームのことを詳しく尋ねます。チームならではの工夫はありますか?
労務は月次や年次で決まっている定例業務も煩雑なものが多く、給与支給や税金の納付等は締め切りもシビアなので、チームで協力しながら色んなものを同時進行しています。日々の連携の中で「この時期にはこういう問題が発生するよね」っていうのを切り出して、納期から逆算して仕事を行なっています。労務のデスクって「めっちゃ仕事集中してる割に楽しそう」って言われるんですけど、それはコミュニケーションが多いからですかね。
同じチームのメンバーが重要な箇所のダブルチェックをしてくれたり、エクセルのエキスパートに集計してほしい部分を依頼したり、かなり助けられています。得意分野を活かして補完し合いながら、コミュニケーションを通して自然と分業体制が生まれてきました。
働き方の面で言うと、何か急なことがあっても大丈夫なように、チーム内できちんと連携をとってフォローしあえる体制を作っていますね。属人的にならないように、どの業務も誰かが休んでも誰かがフォローできるような勢いで、チームで役割を決めています。具体的に全部こなせるかはわからないですが、誰がどういうことをやっているかいう点については共有していますね。それが母親として、とても助かっていて。
ーと言うと?
実は去年、家族全員インフルエンザになった時があったんです。最初はfreeeでプチ流行したのを私が持って帰ってしまい、下の子に移り1週間休みました。その次の週に旦那と上の子が違う型になっちゃって(笑)
でも薬で熱が下がって体が楽になっても、一週間は出社できないじゃないですか。私の仕事を当時の上司が理解していたので業務が進んでて感謝しましたね。納期がある仕事をいくつも抱えていましたが、安心しました。
同時に、やはり属人的な仕事は危ないなと思いました。
ー逆にお子さんがいるから、気を遣われているなってところはありますか?
それは全然ないと思います。ちゃんと各々、自分のやるべき仕事をやっていれば誰も文句は言わないし、もしできない部分があればちゃんと報連相してくれれば、話し合って誰がやろうかって決めますね。チーム内でちゃんと回るようにという部分で、気を遣っていますね。
annaと同じ労務法務チームのmichi(真ん中)とsaorin(右)にも話を聞いてみたいと思います。
ー3人のチームでの役割を教えてください。
michi:annaさんは給与や社保のほか、従業員から日々くる質問の対応など基本的なオペレーションを回してくれています。そして、saorinさんが規程のことや、労務関連法令の調査など難しいことを考える人です。
anna:michiさんは、会社組織はこうなってるけど、労務的にどう管理したらいいんだっけなど、全体を考えていますね。組織図や名簿を整理したり、業務委託とか派遣社員の管理も行ってくれています。
ー二人から見てannaの働き方はどんな感じですか?
saorin:一緒に働く身として、頼もしいですね。子育ても仕事も精一杯頑張っているなと思います。annaさんの働き方を見ていると、もし自分がそういう立場になったときも働きやすいだろうなって思えますね。
michi:時間が限られてるぶん、とても集中してるしスピーディーですね。どんどん業務が終わっていきます。freeeって遅刻とかそんなにうるさくなくて働き方は任されてるんですけど、朝早く来たり家でやったり、場所・時間にしばられずに仕事してますね。働きやすい環境であるfreeeをフル活用してる感じがします。それも、annaさんが自立して働いているからだと思います。
saorin:freeeって定時に帰ることにはもちろんポジティブだし、でも働きたい人はどんどんやってもいいんですけど、時々、残業デーを作ってるannaさんを見て仕事好きなんだなって思います。
anna:旦那の家族が近くに住んでるんですけど、おばあちゃんに「残業してもいい日」のお伺いを立てて、「この日預かってください」って時はありますね。
ーおふたり、ありがとうございました。
annaさん、今後についての自分のビジョンを聞かせてください。
anna:仕事面では、人事労務の世界は想像以上に広く深く、本当に毎日が勉強って感じですね。時代の変化や組織の将来に向けて、未来志向で建設的な仕事ができるようになりたいです。
プライベートでは、子どもたちと一緒に色んな経験をしたいです。国内外に旅行にも行きたいのですが、個人的には旅行だけでなく将来的に国外のどこかに一定期間住んでみたいですね。将来子どもが「留学したい」と言ったら私も付いていきたいと思っているのですが、今のところそんな気はないみたいです(笑)
また普段は会社と家庭の往復ですが、下の子(5歳)もようやく大きくなってきて、私が出かけてもぐずらなくなってきました。だから、最近ではたまに趣味の時間を持つこともできるようになったのが嬉しいです。ライブもちょっとづつ行き始めたり、韓国語の学校に通い始めたり。自分だけの時間を持つことも、心のバランスをとるためには大事だと思います。
ー忙しい時期にご協力ありがとうございました(笑)
anna:こちらこそです。いっちーさんも、撮影お疲れ様です。これ、健康診断の結果です。
一居:今ですか(笑)