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【気まぐれ投稿】DINAMICAがデザイン経営を重視し始めたきっかけとデザインへの解釈

こんにちは!DINAMICA代表の濱田です。
今回はDINAMICAがなんでデザインを創業段階から大切にし、わたし自身が個人として社会人になってから多摩美術大学の短期プログラムに通ったり、デザインアプローチで政策をデザインする経済産業省のプロジェクトに参画するなどデザインの世界に魅力されているかという理由が書きたいとふと思ったので、好きなように書いていこうと思います!

デザインとの出会い

わたしがデザインに本格的に興味を持ちはじめたのは、佐宗邦威さんの「直観と論理をつなぐ思考法」を読んだときでした。そのときは、リクルートの事業開発室というところで仕事をしていましたが当時の自分は直観をそのまま「違和感」として周りに話すことで物事が進むと誤解をしていました。
もちろん、ただ「直観的にこうしたほうが良い」という意見が受け入れられるわけないですよね。
実際に、直観的に感じていたことが当たっていることも良くあったので、得体の知れない自信はあったのですが、それで周りを説得できるほど自分の直観の正体が要素分解できていなかったので、ただ周囲にスルーされる毎日を過ごしていたように思います。(恥ずかしながら、その時は周りが自分の意見を受け入れてくれないことに対してストレスを感じていました。。)
そんな中、その時の上司から「濱田は直観を人に伝えられるようになれば良いね、これ読んでみたら」と勧められ「直観と論理をつなぐ思考法」を読み始めました。
内容は当時のわたしにとっては、まさに自分が求めていた思考法そのものでした。(内容の紹介は省きますので興味があればぜひ、ご一読を!)

その時に「これをやりたい」という自分の妄想を駆動力にしても良いこと、それを具現化し、周囲に伝えるデザインという手法を知り、それらの起点になったデザインシンキング(デザインアプローチ)という分野を学びたいと考えるようになりました。(そのあとにすぐに多摩美術大学に通い、その世界にどっぷり浸かり続けるために自分でHR DESIGNというブランドで事業化しましたw)
※私はあくまでデザイナーではないので、デザイン実務はできません!

デザイン経営を志す

創業時点から「DINAMICAが大切にしたい価値」「それを実現するための一貫した事業運営」は意識的に行っているつもりです。
デザインの本質は審美的な意味合いだけではありません。経営をする際に外部と接点を持つ事業活動にいかに意思や感情を込めることができるか、意思や感情を事業に込め、社会へ提供できる新たな価値へと昇華させるためにデザイン思考や意匠が力を発揮すると考えています。
ですので、わたしたちの事業活動にデザインは欠かせませんし、デザインがきちんと機能するために重要な、わたしたちの意思や感情の言語化や可視化にはすごく時間をかけながら議論を重ねています。
まだまだ、経営チームにデザイン責任者が採用できていなかったり、デザイン経営自体が手探り状態だったり道半ばどころか、歩み始めたばかりですが、「デザイン経営といえばDINAMICAだよね」と言っていただけるような状態を目指します。

経営者とデザイナーの相性

経営者の方々と会話するとデザインにそもそも苦手意識を持たれていたり、サービスや事業開発には用いるけど意外とほかの場面では重要視されていないというケースが多いです。
もちろん、それぞれの会社が異なる組織文化や事業を持っているのでデザインの浸透を強要するものではないと思っています。一方で、抽象度の高いテーマ(組織の文化醸成やサービス開発)や人の持つ想いをどうやって社内外へ浸透させようかというのも経営者に付きまとう悩みだと思います。
当社は、創業段階から優秀なデザイナーの方々に意欲的にお声がけをさせて頂いており、幸運にも事業に関わっていただけることになりました。その方々とは日々の必要なデザイン業務以外にも、何から進めたら良いかわからない抽象度の高いテーマが出たときに一緒に発散をしていただいたり、視覚的にも具現化いただき情報整理をさせて頂いています。デザイナーの方々は一つの事象についてとことん突き詰めること、多種多様な視点で物事をとらえること、細部までこだわり抜くという経験を積んでこられている方が多い印象があります。そのような特徴があるデザイナーの方々だからこそ、会話の中で経営者の暴走しがちな独自視点を調整したり、組織に浸透しやすい形で言葉や表現を翻訳していただけるシーンが多々あります。
事業活動における抽象⇔具体のプロセスに課題を感じられている方は、一度デザインを生業とされる方々とお話されることはオススメです!
(少し古いですが、デザイン×経営の重要性は特許庁のデザイン経営宣言でも述べられています。https://www.jpo.go.jp/resources/shingikai/kenkyukai/kyousou-design/document/index/01houkokusho.pdf

デザインはデザイナーだけの仕事か?

もちろん、答えは「No」です。
わたしも特におしゃれに気を使ったりするタイプではありませんでしたし、美術系の専攻をしていたわけでもなかったのでデザインに対しては人並みの苦手意識を持っていました(というより自分には程遠い世界だと思っていました)
ですが、デザインアプローチをまなび、その本質に触れる中で、デザインの本質が変化してきていることを知り、デザインが ”向かうべき世界” ”解決すべき課題" "自分たちの想い" の具現化を行い、必要とされるソリューションに落とし込み、社会にインパクトを生む際に、とても頼りになるということに気が付きました。最近では、ビジネスデザインやサービスデザインという領域の仕事も増えてきましたし、非デザイナーのビジネスマンの方々にも重要性が社会的に認知され始めています。デザインがこれまで遠い世界だった方には、騙されたと思ってデザインの世界に触れてもらいたいですし、DINAMICAの組織メンバーには常日頃から自分なりのデザインへの解釈を行いながら、それを業務に落とし込んで、デザインの力を存分に自分のスキルや経験に掛け合わせてほしいと伝えています。

デザインの探求の難しさ

ここまで、色々と述べてきましたが、正直わたしの現在地点はデザインという世界に興味を持ったが、デザインの奥深さに翻弄され続けているというのが実情です。
これまでデザイン思考を当たり前にされてきた、デザイナーにとってはデザインの基礎を知らないビジネスマンがデザインの重要性を説き始めたことに違和感を感じる人も多いだろうと感じますし、「デザイン思考」を魔法の言葉のように使われると良い気がしないということも聞いたことがあります。
私自身、ビジネス領域が根幹にありデザインを後から探求しようとしている身として、デザイナーへのリスペクトは忘れずに、デザイン思考アプローチを実際に試しながら、徐々に本質に近づいていきたい。
同時に組織へのデザイン文化の浸透も試行錯誤していきます。

DINAMICAに少しでも興味を持ってくれた方々へ

わたしたちはデザインのほかにテクノロジーとヒトを事業の中心に据えて経営をしています。
いずれも抽象度の高い概念が多く、新しい考え方が生まれ続ける世界ですので、全員が自分の専門領域を学び続け、時には専門領域を越境した学びを蓄積し、自走しながら、DINAMICAという組織体を成長させる必要があります。そんな環境ですので、大変な場面がたくさんあると思いますが、それ以上に成長出来る環境があると約束します。「誰もが働く喜びを感じ続けられる雇用環境をつくる」ために挑戦をしたいと感じる方の応募を待っています!

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