「なんでまた作り直し?」──プロダクトの寿命を分ける“設計”という分岐点
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長年使われていた社内システムが、作り直されることになりました
理由はシンプル「もう手が入れられない状態になったから」🐈
新しい要望を追加しようとすると、別の機能が壊れる
処理の流れを変えたいのに、どこを直せばいいかが分からない
そのたびに開発会社に相談し、工数もコストもどんどん膨らむ
気づけば「ちょっとした変更に1ヶ月」「保守コストは年々増加」「誰も全体を把握していない」──
「同じような機能なら、他社はもっと安く作れたと聞いたのに」
「リリースから数年でここまで使いづらくなるの?」
多くの場合、原因は設計の甘さにあります
最初に“どう作るか”を十分に設計せず、見よう見まねで形にしただけのシステム
最初は動いても、将来に備えた構造になっていなければ、すぐに行き詰まる
一方で、同じようなシステムでも、10年近く使い続けられているものもあります
そうしたプロダクトには共通点がありますよね
- 将来の変更を見越して構造が整理されている
- 機能が目的別に分かれ、誰が見ても理解できる構成になっている
- 担当者が変わっても、ドキュメントやコードの意図が読み取れる
つまり、“長持ちする仕組み”が、最初から設計されているというところがポイントです✨
設計は、目に見えません
完成した画面や機能だけを見れば、良し悪しは分かりづらい
けれど、その裏側にある構造が、あとあと響いてきます
「3年後、誰がどう使うのか?」
「どんな変化が起きそうか?」
「別の人が保守しても、理解できるか?」
そうした問いに対して、最初の段階でどこまで想像できるか
それが、システムやプロダクトの寿命を左右します
「とりあえず今動けばいい」では、未来にコストを先送りするだけ
そのしわ寄せは、3年後・5年後の現場やユーザーが被ることになります💦
プロダクトの未来を守るために✨
見えない「設計」こそ、大切にすべき出発点ですね!