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転職前はコンサルティングの立場でプロジェクトマネジメントに携わっていた吉村さん。
チームにも恵まれ、やりがいのある仕事だったにもかかわらず、なぜ事業会社への転職を選んだのか。その理由を聞きました。
いいチームでも、プロジェクトが終わればチームも解散。そこにもどかしさがあった
――JPデジタルに入社する前はどんな仕事をされていたんですか?
吉村 入社前は会社勤めではなく、フリーランスとして働いていました。金融系システムの開発にコンサルティングの立場で入り、30名ほどのメンバーが所属するチームをPMOとして支援していました。
1年半ほどのプロジェクトのなかで、お客さまと信頼関係を築くこともでき、チームメンバーにも恵まれて、とても良い職場でした。
――そんななかで、なぜ転職されようと思ったのですか?
吉村 フリーランスとして、コンサルティングの立場でプロジェクトに携わることに限界を感じたためです。どんなに良いプロジェクトであっても、コンサルティングの立場である以上、プロジェクトが終わればそのチームから離れなければなりません。そうした関係性に、もどかしさや、どこかさみしさのようなものを感じるようになりました。
せっかく築いた信頼関係を一過性のもので終わらせず、志のある、心の良い方々と継続的に関わりながら、プロダクトや組織をいっしょに育てていく働き方がしたい。そんな想いから、腰を据えて働ける事業会社への転職を考えるようになったんです。
社会に届く仕事を、自分の手で進めていきたい
――JPデジタルを選んだ理由を教えてください。
吉村 面接を通して、志のある、感じの良い人が集まっていると感じました。まさにこういった方々と、長く、継続的に働いていきたいと思ったのが入社を決めた理由のひとつです。
もうひとつは、携わるサービスの社会的な影響力の大きさです。日本に住むほとんどすべての方が利用しているようなサービスに関われる機会は、なかなかありません。その変革に携わることで、自分の仕事が社会に届いていく――そんな仕事ができる環境に、大きな可能性を感じました。
日本郵政グループが本気で変われば、日本全体にもインパクトを与えられる。そう思えるスケール感が、JPデジタルの魅力でした。
プロジェクトマネジメント力を学びなおし、任される領域も広がっていった
――入社後は、どんな仕事をしていますか?
吉村 日本郵政グループが行うDX施策のプロジェクトマネジャーを担っています。主に担当しているのは10人ほどのプロジェクトチームで、スケジュールの策定や進捗管理、タスクの優先順位づけ、リリースやマイルストーンの管理、他チームやステークホルダーとの連携・調整などを行っています。
――前職までの経験とちがうと感じることはありますか?
吉村 想像していた以上にスピード感があり、最初は戸惑いました。JPデジタルでは10名前後の小規模プロジェクトが10以上も並行して走っており、それぞれが数カ月単位の短期間で高速に開発・リリースされます。それぞれのプロジェクトは相互に関係し合っているため、プロジェクトマネジャーとして調整の難易度は上がります。プロジェクトが多いほど関係者も増え、リリースタイミングなど、考慮すべき要素も増えていきます。
そんな環境のおかげか、タスクの段取りや複数プロジェクトの管理方法、関係者と認識の齟齬を起こさないコミュニケーション方法など、プロジェクトマネジメントのスキルを改めて身につけ直している感覚があります。ありがたいことに、実務のなかで先輩方から丁寧なフィードバックや指導をいただく機会が多く、学びなおしによる成長ができていると感じています。
また、携わる業務の範囲もこれまでより広がりました。DevOpsとの打ち合わせでは、わたしがファシリテーションを担当しています。以前は課題の把握や進捗管理が業務の中心だったので、まさか自分が会議をリードする側になるとは思っていませんでした。
――コンサルティングの立場から事業会社の立場になることで、変化はありましたか?
吉村 仕事内容自体というよりは、仕事への向き合い方やスタンスが変わりました。
コンサルティングの立場だったときは、「自分は選択肢を提示するまでで、決めるのはお客さま」という感覚がどこかにありました。でも今はそういったお伺いを立てるスタンスではなく、自分たちで考えて自分たちで決めていく、対等でともにつくっていくというスタンスで仕事に向き合えています。
入社前に希望していたような、主体的に継続的にプロダクトに関わる働き方ができていると感じています。
少しずつ、でも確実に。自分の関わる仕事で、社会をより良くしていきたい
――そのほかに、JPデジタルに入社して感じたことはありますか?
吉村 思っていた以上に自由闊達な社風で、良い意味で裏切られました。歴史ある日本郵政グループなので、もう少し堅い雰囲気を想像していたのですが、入社してみるとまったくそんなことはありませんでした。服装も自由で、オフィスの雰囲気も明るく、変化をおそれずにどんどんより良くしていこうという空気を感じています。
――最後に、今後チャレンジしたいことを教えてください。
吉村 やはり、世の中にインパクトを残せる仕事をしていきたいです。個人ではできない、多くの人と協力して世の中に価値を提供するのが、事業会社で働く意義だと思っています。
そのためには自分自身の力をもっとつけて、携わるプロジェクトや業務領域を広げていきたいと思います。携わるプロジェクトの成功に貢献することで、日本郵政グループが少しずつ良くなり、ひいては社会に良い影響を与えていきたいです。今はまだわたしができる貢献は小さいですが、今後仕事を通して少しずつ力をつけていけば、社会に与える影響も広げていける。そんな実感があります。
――本日はお話しありがとうございました。インタビューを通して、吉村さんの「良いチームで働きたい」「世の中をより良くしていきたい」という想いが伝わってきました。