期限内に物件を立ち上げるために、関係者を動かし、全体の進行を設計・管理する。そこが私たちのプロジェクトマネジメントの一番大きな役割であり、そういったスキルが磨かれる環境です。(今回のインタビューより抜粋)
「暮らしの最適化の追求」をパーパスに掲げるUnitoは、2025年2月25日に事業開始から5年目を迎えました。住んだ日数分の家賃システム「リレント」のビジネスモデルで、新しい暮らしを創る「Living Tech Company」として挑戦を続けてきました。
各部長にチームのカルチャーや、取り組んでいること、ビジョンをざっくばらんにインタビュー!この記事をきっかけに、Unitoに興味を持っていただけたら嬉しいです。
▽まずはカジュアル面談から
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山田達也|プロジェクト開発部 部長
1996年生まれ。個人事業主として営業を経験後、教育事業で起業。2022年にUnitoへ入社し、直営ホテルのオペレーション立ち上げおよび採用を担当。2023年に民泊オペレーションを担うレジデンス事業部に異動し、オペレーションマネージャーとして物件管理・清掃管理・開業業務に従事。2023年、開業業務が別部署に移管されたことに伴い、ビジネス開発本部 プロジェクト開発部へ異動。マネージャーとして直営物件の開発を推進し、2025年より同部署の部長に就任。
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河内広人|レジデンス事業部 部長(前プロジェクト開発部 部長)
1996年生まれ。新卒で企業のメンタルヘルス対策・人事領域の支援業務に従事、法人営業を経験。2023年にUnitoに入社し、直営物件の開業プロジェクトマネジメントおよび既存ホストの営業窓口を担当。2024年にプロジェクト開発部部長、2025年に民泊オペレーションを担当するレジデンス事業部部長に就任。
※本記事は、河内のインタビューを元にした再編集掲載です
▼河内の入社ストーリーはこちら!
【解説:プロジェクト開発部の仕事はこれ!】
Unitoのプロジェクト開発部は、新しい民泊施設の開業をリードするチームです。企画段階から現場の引き渡しまでを一貫して担当し、社内外の多様な関係者と連携しながら、より良い空間を形にしていきます。
スケジュール管理や設計・施工チームとの調整、行政手続きのサポート、家具家電の手配など、開業に必要な業務を幅広く担当。施設が長く愛される仕組みを構築します。自分のアイデアが実際の空間として多くの人に利用される、やりがいの大きいポジションです。
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ープロジェクト開発部としてのミッションは?
山田)私たちが大切にしているのは、「Unitoのキャッシュを生む“設備”を構築すること」です。ビジネス開発本部全体のミッションが「サプライサイドの最大化」なので、その中でプロジェクト開発部は “設備構築を通じて供給力を高める” 役割を担っています。
Unitoのキャッシュを生む“設備”を構築すること。ー具体的には、Unitoの中で最も強いビジネスである民泊事業の開発を中心に、実際に民泊施設をつくり上げる仕事です。つまり、Unitoの事業を支える「収益を生み出す基盤」を創ることを、私たちプロジェクト開発部は大切にしています。
ーそもそも物件の開業プロジェクトとは?
河内)Unitoが不動産オーナー様から運営を任せていただいた物件を、ホテルレジデンスや民泊物件としてオープンさせるためのプロジェクトです。僕のように開業プロジェクトをマネジメントする担当をUnitoでは「開業PM」と呼んでいます。
開業PMの仕事は、開業までに必要なタスクを完遂できるよう進捗をマネジメントすることです。ハード面とソフト面、体力と思考力を使うやりがいのある仕事だと感じています。
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unito運営物件は全国140棟863室
ハード面の業務は一言でいうと、物件の空間作りです。物件の採寸から、必要なインテリア・家具家電のリストアップ、ブランドチームと擦り合わせの後に発注、部屋への搬入作業全般、さらにはゲストのチェックイン動線の確認をして、民泊運営をする上で必要な設備の配置などを整えていきます。
ソフト面は主に調整業務。不動産オーナー様との調整をはじめ、OTA*に掲載する情報の取りまとめやカメラマンの調整、広報との開業プレスリリースのやり取り、そして行政に申請する民泊運営の許認可取得の進捗確認など、多岐に渡ります。
民泊運営の許認可取得のための申請書類は各自治体により異なる箇所も多く、膨大な量の書類を用意する場合もあり、期日までに関係各所に働きかけながら全てを終わらせるには緻密なロードマップが必要になります。
*OTA:Online Travel Agentの略称
ー開業PMの1日の流れは?
河内)開業PMは基本的に顧客との打ち合わせは少なく、自分たちで開業に向けて逆算しながら1日のスケジュールを決めています。
そのため毎朝プランニング会を実施して、お互いの作業進捗や予定を把握することからはじめます。その後は現場での作業や他部署との調整、さらには開業後の会計業務など、現場での空間作りとパソコンでの事務作業を並行しています。
ー開業PMの好きな仕事は?
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河内)プロジェクトのロードマップを引く作業です。先ほど説明したように、開業プロジェクトには乗り越えるべきタスクが膨大にあり、予想外のイレギュラーも発生します。そのためロードマップを引く作業は、期限内に発生するイレギュラー対応も見越しながら、膨大なタスクを全て終えるための想像力や工夫が求められる重要な業務です。
だからこそやりがいがありますし、自分が引いたロードマップ通りにプロジェクトが完了したときはとても達成感があります。
*ロードマップ:開業プロジェクトを時系列でまとめた工程表
ープロジェクト開発部の「成長環境」としての強みは?
山田)成長環境としての一番の強みは、個人の裁量と責任の大きさです。プロジェクト開発部では、物件ごとに開業PMとしてメンバーを配置し、そのメンバーが物件開業まで一貫して責任を持って進めます。非常に細かいタスクが散りばめられている中で、どうプロジェクト全体を整理し、抜け漏れなく運営チームへ引き継ぐか。いわば、“鳥の目”で全体を見渡しつつ、“虫の目”で細部まで見届ける力が自然と身につきます。
搬入や現場対応も大切な要素ではありますが、それ自体がプロジェクトマネジメントの本質ではないと考えています。むしろ重要なのは、営業が獲得してきた案件に対して「何が必要で、何を準備すべきか」を整理し、開業までのスケジュールを逆算して、各部署と連携しながら全体を前に進めること。
期限内に物件を立ち上げるために、関係者を動かし、全体の進行を設計・管理する。そこが私たちのプロジェクトマネジメントの一番大きな役割であり、そういったスキルが磨かれる環境です。
― チームの雰囲気は?
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山田)現在は3名体制で、私と女性メンバー2人が活躍しています。2人とも 「期限内にやりきる」という責任感が強く、スピード感をもって動けるのが強みです。あとは私はどちらかというと慎重派で一つひとつ確認を重ねるタイプですが、2人はどんどん前に進んでくれる。その分、私が最終チェックをすることで、スピードと精度のバランスを取っています。
またプロジェクト開発部は、特に多くの予算を動かす部署のひとつです。案件によっては数百万円単位の支出を伴うため、意思決定の重みも大きい。そういった意味で怖さを感じる場面もありますが、それでも自分の判断で前に進めるメンバーの姿勢には、毎回刺激を受けます。
期限がある中で決断を下す、その経験の積み重ねこそが、プロジェクト開発部で得られる最大の成長だと思います。
ー現状の課題は?
山田)直近の課題は、案件数の増加に伴う備品管理の仕組み化です。現状営業メンバーが増え、開業案件の数が一気に増えている中で、案件の増加に比例して備品の在庫も不足していて、現行の備品リストを一から見直す必要が出てきています。
これまで「この備品はここで発注する」といった固定のフローで回していましたが、今はそれを再構築している段階です。具体的には、発注先や商品の代替候補をあらかじめ整理し、どの状況でもスムーズに対応できる仕組みを整えようとしています。
ー今後の目標は?
山田)現在はリソースが限られている中で、他部署のサポートを受けながら業務を進めている部分もあります。今後は、そうした業務をどれだけ内製化できるかが大きな目標です。同時に、私たちのチームが担うべき範囲と、他部署に委ねるべき業務の線引きを明確にして、会社全体の効率を高めていきたいと考えています。
部としての目標は、最小限のリソースで対応できる案件数・室数を増やすこと。限られたメンバーでも、より多くのプロジェクトを安定的に開業まで導けるよう、仕組みや体制のアップデートを進めていく予定です。
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ープロジェクト開発部には、どんな方が向いている?
河内)サプライズを楽しめる人でしょうか。不測の事態も、むしろ面白がる余裕を持つマインドが、開業プロジェクトを乗り越えるために大事だと思います。
また変数ではなく定数を動かす馬力、調整力も求められるスキルだと感じます。開業には、他部署、特に物件販売を行うプラットフォームチームやホテル・民泊運営チームとの連携が必要で、他部署の定常業務と並行して開業準備に協力してもらっています。
そのため依頼する時には、他の業務もある中で、期限内にタスクを遂行しやすいよう意識をしています。
ー最後にメッセージをお願いします
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左から、プロジェクト開発部部長山田、メンバー2名
現在3名体制で開業プロジェクトを進めている
山田)「開業」と聞くと、華やかでキラキラしたイメージを持つ人も多いと思います。でも実際は、想像以上に泥臭い。営業が物件を獲得してから、運営が始まるまでのすべての工程に関わるので、社内で最も多くの部署と関わるポジションでもあります。
タイムリーな情報を常に把握しながら進めないと、どこかでつまずいてしまう。知識も必要だし、手を動かす力も求められる。そんな総合力が試される仕事です。
それでも続けられる理由は、「1つひとつの案件に終わりがある」ことだと思っています。プロジェクトが完了すると次の案件が始まり、場所も規模もまったく異なる。毎回ゼロから新しい挑戦になるので、飽きがこない。私たちは実際にホテルやレジデンスの現場に何日もかけて開業準備を行うので、そうしたリアルな空気感や変化に触れられることも、この仕事の醍醐味です。
河内)Unitoでは常に自分のキャパシティの少し上の仕事やプロジェクトを任せてもらっていて、それがすごく楽しくやりがいを感じています。Unitoのメンバーも楽しく働いていると感じますし、相互尊重という雰囲気が常にあり居心地がすごく良いです。
こういった仲間がさらに増え、社会に与える影響の輪が広がっていくととても嬉しいです。
■ 東洋経済「すごいベンチャー100」選出&オフィスリニューアル記念!見学イベント開催のお知らせ
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Unitoでは、事業拡大に伴い採用を強化しています。今回の選出を記念して、採用イベントを開催します。当社メンバーとのカジュアルな交流を通じて、働く環境やカルチャーをより深く知っていただける機会です。ぜひご応募お待ちしています!
<採用イベント 開催概要>
開催日時:2025年10月30日(木) 19:00〜(定員20名)
開催場所:当社オフィス(東京都目黒区東山三丁目7番11号 大橋会館)
▼参加申し込み:
<カジュアル面談 開催概要>
当社人事担当とのカジュアル面談を随時受け付けています。「まずはポジションを問わず、Unitoのことをもう少し知りたい」という方は、ぜひこちらからお気軽にご予約ください。
開催方法:オンライン
▼参加申し込み