はじめに
はじめまして、Another works 複業クラウド事業部 カスタマーリレーショングループの上村胡桃です。
2024年9月にAnother worksに入社し、現在はオンボーディングチームで複業クラウドを契約いただいたお客様の導入支援をしています。入社当時社会人3年目の私が、人事からビジネスサイドにキャリアチェンジすることになった経緯と、実際に働いてみて感じていることをお伝えします。
✓ 人事としてのキャリアに悩んでいる
✓ 第2新卒のタイミングでの転職に悩んでいる
✓ もっと自分のビジョンに近い場所で働きたい
そんな方にとって少しでも参考になれば嬉しいです!
これまでの経歴
新卒ではものづくりをしている創業6期目のベンチャー企業に入社をし、新卒採用人事として2年半程働いていました。
母集団形成からクロージングまで、採用に関わる業務は一通り経験させていただきました。学生面談、インターンの企画運営、エージェント管理など、人事の仕事は想像以上に幅広く、毎日新しいことがあり学びの多い2年半だったと感じています。
転職を考えるようになった理由
人事キャリアに対する悩み
人事の仕事にはとてもやりがいを感じていました。例えば、私が担当していた新卒採用の領域で応対する就活中の学生は、採用活動の期間はずっと将来に関する悩みをもっています。自分の本当にやりたいことは何か、どこなら自分は輝けるのか、そういった人生の中でも重要な意思決定に向き合う学生と対話しながら、学生の悩みや将来ビジョンを言語化していくプロセスは非常にやりがいがありました。
ただ、同時に感じていたのが、自分には事業をつくる経験、売上を作る経験がないということでした。新卒からずっと学生と向き合う仕事で、toBのお客様対応をした経験がなかったんです。採用は中長期的には会社にとって大きなインパクトがありますが、直接的に売上を作るわけではありません。
学生には「どんな仕事をしたいか」と問いかけるのに、自分自身はビジネスの現場を体感をもって理解できていないように感じていました。そしてこのコンプレックスがだんだん大きくなっていきました。
「自分は何のために働くのか」
そんな折、プライベートで起業家や複業でプロジェクトを持つ人たちと会う機会があり、「自分は何のために働くのか」ということを改めて考えるようになりました。そうしたきっかけから、もっと自分が心の底からやりたいと思う課題に向き合いたいと思うようになったのが、転職を考え始めたきっかけです。
Another worksとの出会いと働いてみて感じたこと
出会い~入社の意思決定まで
Another worksとの出会いは新卒1年目まで遡ります。高専時代の同級生がAnother worksで働いており、そのご縁で人事の吉川さんを紹介してもらいました。初めは人事つながりとして知り合いましたが、ちょこちょこイベントに誘っていただいており、ちょうど転職を決意したタイミングで声をかけていただいたことから今に至ります。まるでエスパーですね。笑
転職活動においては、ビジネスサイドの業務に携わること、そして何より「自分が本当に解決したいと思える課題」や「目指したいビジョン」に向き合える事業に関わることを大切にしていました。
正直なところ、転職市場に詳しい方からは「人事としてキャリアを積んだ方がいいのでは?」「3年は働いた方がいいのでは?」といったアドバイスをいただくこともありました。また、未経験・第二新卒という立場でベンチャーに挑戦するというのは、人事の目線から見てもハードルの高い意思決定だったと思います。
それでも私は、「誰かに“うまくいきそう”と言われる場所ではなく、自分が確信を持ってやり切れると思える場所を選びたい」という想いを大切にし、ジョブチェンジを前提とした転職活動を続けていました。
その中でAnother worksを選んだ理由は、何よりもビジョンへの共感です。特に、「挑戦するすべての人の機会を最大化する」というビジョンには強く心を動かされました。そして、その挑戦のチャンスを与えてくれたAnother worksに入社を決めました。
カスタマーサクセスと人事のつながり![]()
私がカスタマーサクセスの中で主に担当しているのは「オンボーディング」です。複業クラウドを導入いただいた企業が、サービスをスムーズに活用できるよう支援を行っています。
「オンボーディング」と聞くと、プロダクトの操作方法を説明する業務を想像される方も多いかもしれません。しかし、私たちの支援は単なるサービスの使い方の説明だけではありません。導入企業の中には、複業・業務委託人材の登用が初めてというケースも少なくなく、業務内容の切り分けや契約形態の設計など、正社員採用とは異なる細かな検討が必要になります。
たとえば、正社員と複業・業務委託でどの業務を担うか、報酬は納品ベース・成功報酬・時給制・固定報酬のどれが適切かなど、決めるべき事項は多岐にわたります。こうした設計は初めてだと難しいことも多いため、私たちは業務の整理から報酬設計に至るまで、企業と伴走しながら支援を行っています。
また、私たちは「複業クラウド」を単なる採用プラットフォームではなく、「経営課題や事業課題を解決するためのツール」だと考えています。そのため、導入企業の抱える課題を丁寧にヒアリングし、「複業・業務委託人材を通して、どのように課題解決ができるのか」を考えながら、「複業クラウド」の活用についてオンボーディング支援をしています。
こうした背景もあり、支援の幅は非常に広く、大きなやりがいを感じています。実際に働く中で、人事としての経験も大いに活かされていると実感しています。
人事を担当していた頃は、自分がクライアントとしてさまざまな人材系企業に支援を受ける立場でした。その経験があるからこそ、お客様がどのような状況で何に困っているのか、自然と想像することができます。また、採用は「会社を商材とした営業」でもあります。採用マーケティング、候補者との丁寧なコミュニケーション、クロージングといった要素は、現在の仕事にも通じる部分が多く、熱意を持てる商材に出会えたことで、ビジネスサイドへのジョブチェンジは非常に良い経験になったと感じています。
今後の目標
個人としては、まずはカスタマーサクセス領域でのスキルを高めていきたいと考えています。カスタマーサクセスは単なる職種ではなく、一種の「概念」だと思っています。お客様にご満足いただくだけでなく、私たちのプロダクトを通じて着実に成果を上げていただく。そこまでしっかりと向き合い、やり切れる人になりたいです。
また、私たちのチームは、お客様と最も多く会話する立場にあります。だからこそ、現場で得たリアルな声をスピード感をもって社内に還元し、複業の社会実装に向けて会社全体が動いていくための起点となれるように、チームづくりにも貢献していきたいと考えています。
複業が当たり前になれば、より多くの個人が自分の輝ける場所を広げられる。その未来は、「イキイキ働く人を増やしたい」という私自身のビジョンとも、確かに重なっています。
おわりに
キャリア悩んでいる方に伝えたいこと
私は転職について1年以上悩みましたが、その時間がとっても有意義だったと感じています。いい大学に入ったから幸せになれるわけでも、有名企業に入ったから幸せになれるわけでもないように、転職しても何かがいきなり変わるわけではありません。
大事なのは強い意志を持って決めることだと思います。ちゃんと悩み切って、答えが出ないときはアクションを起こして、「ここだ」と思ったタイミングで決める。そのプロセスが重要だと感じています。
人事からビジネスサイドへの転向を考えている方へ
人事からビジネスサイドへのジョブチェンジは、思っている以上にハードルは高くないと感じています。人事経験は無駄になるどころか、思わぬ形で活かされることの方が多いです。
特に売上に向き合うことに不安がある人もいると思いますが、人事も結局は営業の側面があります。熱意を持てる商材と出会うことができれば、大きな壁ではないと思います。
特にカスタマーサクセスは、いきなり売上を追うというよりお客様に伴走していく仕事なので、人事経験者には特に向いていると感じています。
こんな人がカスタマーサクセスに向いている!
お客様の課題に本気で伴走し切れる人におすすめしたいです。カスタマー"サクセス"なので、お客様が成功してこそ意味があります。目の前の課題に向き合い抜ける人が向いていると思います。
複業の社会実装という大きなビジョンに向けて、一緒に挑戦してくれる仲間をお待ちしています。興味を持っていただけた方は、ぜひお話ししましょう!