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ICMG GroupのVC(ベンチャーキャピタル)事業は、単なる資金提供にとどまらず、日本の大企業や投資家との共創を通じて新規事業やイノベーションを生み出すことを特徴としています。その根底にあるのは「知的資本」という考え方。バランスシートには出てこない企業の見えざる価値を可視化・活用することで、投資先やパートナー企業の持続的成長を支援しています。
今回は、VC事業を牽引する有賀氏に、仕事内容とそこに込める思いを語っていただきました。
【プロフィール】
有賀 優
ICMG Group 取締役CFO グローバル投資執行役 / ICMG Ventures 取締役
Morgan Stanleyファイナンス部門で資金の調達、運用や流動性管理業務を担当。その後ブティック投資銀行のシンガポール子会社の立ち上げメンバーとして、日本、インド、東南アジア企業に向けたコーポレートファイナンス事業を展開。インドのVC投資やAPAC企業への資本業務提携アドバイザリーに従事。またグローバルファンドオブファンズの組成に伴うソーシング、DDを担当。その後、野村総合研究所シンガポールにてスマートシティやアグリ領域のコンサルティングならびにエネルギー事業への投資アドバイザリーを経て、ICMG Venturesに参画。現在アジア地域を統括。シンガポール在住。
――早速ですが、現在はどのようなプロジェクトに携わっているのでしょうか?
私が主に関わっているのは、共創ファンドです。ICMG共創ファンドは、スタートアップへ投資するにとどまらず、起業家と社会インフラを支える大企業が、パートナーとして取り組む共創を後押しするファンドとして、2021年5月に組成しました。
グローバル大手のベンチャーキャピタルと協働して、インドや東南アジアのネクストユニコーンとなるスタートアップへ出資を行い、出資先が有する現地のネットワークや顧客基盤、事業開発、ノウハウを活用しながら、日本の大企業とのオープンイノベーションを支援しています。
私は、特にインド、東南アジアを含むグローバルサウスマーケットのスタートアップ投資の全体統括(ソーシング、デューデリジェンス、クロージング、モニタリング)をしています。
投資後もスタートアップのバリューアップを目指して日本マーケットと接続をするなど、ICMG Groupの持つエコシステムを生かしながらスタートアップとの共創活動を推進しています。
――特に印象に残っている仕事はありますか
シンガポールをベースに共創ファンド2号をローンチしたことです。
ICMG Groupはコンサルティングの会社でスタートしているので、ファンド事業としてはまだこれからですが、日本企業と事業を推進する専門性が強く、われわれを信頼してくださる日本企業さまと一緒に2号ファンドをローンチできたことは、私の誇りでもあります。
今回、地方銀行さまが参画してくださっているのですが、日本の未来の成長を考えた時に、地域経済の活性化は不可欠であると考えています。地域には本当に素晴らしい技術やプロダクト、人を含む知的資本があるにも関わらずグローバルからはまだまだ見えてないと捉えています。私個人のミッションとしても、地域のこの見えざる価値を掘り起こしていきながら、共創ファンドを通じて地域とグローバルをつなげる取り組みをしています。地域創生をはじめ、新しい戦略を仕掛けていくことが私の存在価値だと思っていますので、その最大化のために努めている最中でもあります。
――ICMG Groupへの参画のきっかけは何だったのでしょうか
投資においては財務リターンと社会リターンの世界はオフセットする考え方がまだ一般的であると理解しますが、ベンチャーマネーを通じて、社会に価値を創出しながらリターンをだしていく(相乗効果を生み出す)という、ICMG Groupの取り組みに未来を感じ、ジョインすることを決めました。
自分のやりたいことは、国際金融を通じて社会に貢献するということだと認識してから、日本企業と対話を繰り返し、組織の中に埋もれている暗黙知や未活用の資源を掘り起こし、それらを起点に実行性ある戦略をスタートアップ企業と共に共創するICMG Groupの取り組みは、自身の方向性と合致していたんです。
――入社して感じたギャップはありましたか
一般的に言われる大企業のピラミッド型とは違って、非常にフラットな環境だと思いました。
自分から何かを提案することやスピークアップするものが応援されるカルチャーは非常にいいところだと思っています。出る杭が打たれない。
ICMGはコンサルタントをはじめ、デジタルやHR、投資事業など、Groupとしてクライアントを持続的に伴走する組織なので、それぞれの専門スペシャリストが集結しています。お互いに持っていないものを持っているので、リスペクトしながら働く環境があります。
また、入社して知的資本の奥深さを改めて感じています。
知的資本について、入社前からすべてを理解するのは難しいと思うんです。入社してから、知れば知るほど日本企業の今後の成長において非常に大事なコンセプトだなと、日々感じています。
――ICMG Groupならではの魅力を教えていただけますか
一つは、知的資本をベースにしているので、「人」の資本が厚いところかと思います。
関わってくださるパートナー含め、三井住友銀行代表取締役副頭取、SMBC日興証券株式会社代表取締役社長を歴任された清水喜彦氏始め、知的資本経営に共感してくださる著名な方々のネットワークがすごく強いです。それにより、自身の成長機会もあふれていますし、ワークショップも盛んにおこなわれていますので、仕事をしながら学ぶことも多いです。
――どのような人にICMG Groupが向いていると思いますか
一言でいえば「志がある方」が向いています。
やってみたいという意思ある人においては、色々な挑戦ができる会社だと思っています。もちろん挑戦には責任と覚悟が求められますが、本当に強いWillさえあれば、あとはみんなで協力しながらやり抜くという、風土があります。
VCの観点で言うと、キャピタリストや投資運用だけでなく、共創活動に従事するスペシャリストがいます。まずはICMG Groupのホームページや統合報告書を見て知的資本に触れていただいて、気軽にご応募いただければと思います。
いかがでしたか?世界にインパクトを与え、事業創造に関わることであれば何でも挑戦しつづけるICMG Groupにジョインしたいと思ってくださる方は、まずはWantedlyからカジュアル面談にお越しください!