こんにちは。ADワークスグループの採用担当です。
突然ですが、みなさんは「パーパス」とは何かご存じですか?
パーパスとは企業の存在意義を指すもの。最近ではパーパス経営が広まっていますが、当社でもパーパスとなる「北極星」を定めています。
今回は、2024年8月に策定した「北極星・ビジョン・バリュー」のうち、北極星の意味やそこに込めた想いなどについてご紹介していきます。
ADワークスグループの「北極星」とは?
ADワークスグループでは私たちの存在意義を「北極星」として、「ワクを超えるしなやかな発創で、世界を色鮮やかに染め直す。」と定めています。不動の位置で光り輝く「北極星」は私たちの目指すべき方向性であり、一般的にはパーパスに当たるものです。
また、ADワークスグループでは、北極星を軸とした経営を展開しています。北極星をもとに10年後のビジョンを決定し、北極星をもとに取り決めたバリューを反映した人事ポリシーを制定しました。北極星の目指すありたい姿を会社や個人が体現していくことを推進しています。
「北極星」に込めた想い
ADワークスグループが北極星として定めた「ワクを超えるしなやかな発創で、世界を色鮮やかに染め直す。」には、次のような想いが込められています。
【ワクを超える】
過去からの現在を紐解くと、今、手掛けていることを飛び越えて、新たなチャレンジをしていくことがアイデンティティ。
【しなやかな発創で】
ダイナミックな変化を狙うのではなく、これまでのアイデアに新たな発創をプラスして、しなやかな変化をもたらす。
【世界を】
ADワークスグループのビジネスに関わるステークホルダーに限らず、世界で起きている社会問題への貢献を意識する。
【色鮮やかに】
社会や顧客の課題に対して新しい視点や解決策を提供し、人々の生活を豊かにしていく。モノにはそれぞれにふさわしい色があることから、個性と多様性を尊重することも示す。
【染め直す】
今あるモノやノウハウを大切にしながら、新たな価値を提供していく。1886年に染物業から始まったルーツから、「染める」という言葉を用いることにより、過去から現在へ受け継がれた価値観を承継することを表現。
ボトムアップ型で始動した「北極星プロジェクト」
実は、はじめからパーパス(北極星)を決めるプロジェクトとして始まったわけではなく、もともとは10年ビジョンを策定するためのプロジェクトが発端でした。
「会社をもっとよくしたい」という想いを持つことのみを条件にメンバーを社内公募し、新卒から中堅までの約15名のメンバーが集結し、ボトムアップ型の社内横断プロジェクトとしてスタート。外部のコンサルタントにもご協力いただきました。
しかし、10年後の目標についてプロジェクトメンバーが話し合うなかで、「そもそも私たちの会社は何を目指しているのか」「存在価値は何か」といった話題に。その結果、パーパスをつくる必要性が打ち出され、パーパスを策定するプロジェクトへと変わったのでした!
そして、パーパスの呼び方に関する全社員アンケートから「北極星」というキーワードが決まり、「北極星プロジェクト推進室」という形で動いていくことになったのです。
こうしてスタートした北極星プロジェクトの「Phase1」では、会社に対して感じていることや課題などを全社員アンケートで収集。次に様々な部署や役職のメンバーを集めたワークショップを数回行い、課題解決のために必要なことなどを対話しました。
アンケートやワークショップは、プロジェクトメンバーが社内の共通言語を拾い集める作業ともなりました。
当初案を策定!ワークショップを通じて「北極星」の理解を深めていく
「Phase2」ではまず、プロジェクトメンバーが当社の過去・現在・未来の調査・分析を行い、私たちがこれまで描いてきた姿や大事にしてきた価値観などをまとめ、北極星の前身となる言葉を紡いでいきました。
そして、2024年1月のキックオフミーティングで、北極星の当初案「優雅な美しさで、世界を色鮮やかに染め直す。」を全社員に向けて発表しました。
北極星の当初案の発表と前後して、全社員参加型の2つのワークショップを開催しています。「My北極星を考えるワークショップ」では、北極星への理解を深める前段階として、社員それぞれの自分自身のありたい姿や存在意義を確認しました。「北極星とのつながりを考えるワークショップ」では、北極星を4つのフレーズに分け、自分や会社、顧客、社会とのつながりの解釈を問いかけて、理解を深めました。
そして、「北極星・ビジョン・バリュー」の最終化へ
「Phase3」では北極星のほか、ビジョンやバリューを最終化していくにあたり、実務的なことを決定するため、プロジェクトメンバーを再編しています。
北極星は「Phase2」で一度は決定してはいましたが、ワークショップで集まった意見や、北極星をより納得度と統一理解がしやすい言葉にしたいという想いから、プロジェクトメンバーが立ち上がり、前半部分の修正へと舵を切りました。
一方で北極星の言葉は変わっても、そこに込める想いは変わらないため、これまでのプロセスで社員から出てきた、ありたいと思う姿などの共通言語を拾い集めて、10年後のビジョンやバリューも作り上げています。
こうして全社員を巻き込んだ北極星プロジェクトにおいて、最終的に「ワクを超えるしなやかな発創で、世界を色鮮やかに染め直す。」に決定しました。
北極星を指針とした事業運営を推進
私たちはこのような経緯で策定された「北極星」を指針として、これからもワクを超えた価値を創造していきます。
具体的には、不動産を中心とした投資ソリューションカンパニーとして、ビジョンにも掲げた「富の循環」を実現したいと考えています。そのために、”しなやかな発創”で、社員一丸となって新たな価値を生み出すチャレンジを続けています。
次回は、「北極星」を体現していくためのビジョンやバリューについて紹介します。
「ビジョン」「バリュー」を通じて、ADワークスグループが目指す世界