「個の力をみんなで高め合う『学びの場』を創る」
これは、私たちコードタクトが掲げるビジョンです。
その実現は、社会のさまざまな場所に、誰もが主体的に学び合える場を広げていくことが必要不可欠です。そして、それには社員だけでなく、その家族の理解や共感も大切だと考えています。
コードタクト設立10周年を迎えた今、社内を見渡すと、多くの社員が子育て世代となっていました。
「自分たちが日々つくっているプロダクトや『学びの場』を、自分たちの子供にも体験してほしい」
「保護者である社員自身にも、部署にかかわらず教育の最新トレンドを肌で感じてほしい」
そのような想いから、社員とその子供たちを対象に、スクールタクトを活用した自由進度学習の体験プログラム「スクールタクト サマーラボ」を開催しました。
その様子を、前編・後編の2回に分けてお届けします。
1.一人ひとりの「やってみたい」が起点!サマーラボの自由進度学習
サマーラボは、夏休みの期間中の約1カ月、子供たちが自分の興味・関心に沿って毎週めあて(目標)を立て、自分のペースで学びを進めながら振り返りを行う自由進度学習のプログラムです。
講師は、日常的にスクールタクトを活用し、自由進度学習を実践しているオルタナティブスクール「HILLOCK初等部」の小野寺先生。子供たちの主体性を引き出し、学びへの意欲を高める指導でプログラムをリードいただきました。
子供たちは、それぞれの「やってみたい!」を起点に、自律的に学びに向き合いながら、小野寺先生や、ほかの子供たちとの対話を通じて学びを深めていきました。
2.リアルな「はじめまして」からスタート
サマーラボは完全オンラインプログラムですが、参加する子供たちの年齢は未就学児から中学1年生までと幅広く、居住地もさまざまです。
子供たちが安心して主体的に取り組むために、事前に子供同士のリアルな接点を持つことも大切だと考えました。
その土台づくりとして、東京・品川にある水族館「アクアパーク品川」で懇親会を開催。子供たち同士が初めて顔を合わせる交流の場を作りました。
3.感じて、出会って、仲間になる
懇親会は自己紹介からスタート。はじめは照れてしまってなかなか言葉が出ない子供もいましたが、大迫力のイルカショーや、花火のプロジェクションマッピングなど、目の前に広がる非日常の世界に、子供たちも大興奮!徐々に緊張もほどけていきました。
館内散策では、ただ見て楽しむだけでなく、学びの種まきとなるミニワークを実施。「気になる生き物の写真を撮って、まとめてみよう!」というテーマで、それぞれがタブレットやスマートフォンを手に、夢中で館内を探検しました。最初は保護者のそばを離れられなかった子供も、気がつけば「これ、きれい!」「こっちに魚がいるよ!」と声をかけ合い、自然と子供同士の会話も生まれました。
この日に生まれたつながりが、約1カ月の学び合いの土台となります。懇親会での時間は、子供たちにとっては「仲間」としての第一歩に。そして保護者にとっては子供たちの社会性やコミュニケーション能力の芽生えを感じられる貴重な瞬間になりました。
なお、サマーラボは、夏休み中に子供と過ごしながらリモートワークを行う社員やその家族にとっても、日常の支えとなることも目指して開催しました。コードタクトは今後も、社員やその子供たちとの親睦を深める取り組みを継続し、子供たちの健やかな成長を応援していきます。
後編では、いよいよ1カ月間の自由進度学習にチャレンジ!子供たちの学びと成長の様子をお届けします。