※このストーリーは、noteで発信した記事を転載しています。
前書き
みなさま、はじめまして。
2025年2月にカンリーにシニアプロダクトマネージャーとして入社した越智と申します。
新たな挑戦にワクワクしながらこのエントリーを執筆しています。
とりあえず「いいね」を押していただけますでしょうか。お願いします。
目次
- 前書き
- プロフィール
- はじめに
- 自己紹介
- 転機
- カンリーとの出会い
- カンリープロダクトとの相性
- シニアプロダクトマネージャーとして
- 最後に
プロフィール
越智 瑛甫 | Yosuke Ochi
とある工業大学卒業後、いくつかの会社を渡り歩き、2015年にマーケティング/Webディレクターとしてレバレジーズ株式会社に入社。
その後、株式会社セガゲームスに転職しスクラムマスター/アジャイルコーチとして従事。
2019年6月に前職であるSansan株式会社にプロダクトマネージャーとして転職し名刺アプリEightの開発に従事、現在に至る。
- 認定スクラムマスター
- 認定LeSS実践者
入社エントリーを書いた経験がないため、偉大な先人たちのエントリーを横に置きつつ、これまでの経験とこれからの展望について書いてみたいと思います。
はじめに
カンリーについて書き始めたかったのですが、まず最初に浮かんだのはSansanへの思いでした。
5年半前、プロダクトマネージャー未経験の私を「バランスがいい」という理由で採用してくださったEightに感謝しています。最終的にはその「バランス」は自ら捨てることにしたのですが、そこで学べたこと経験したことがプロダクトマネージャーとしての自信になっています。
EX、営業、CS、エンジニア、デザイナー、リサーチャー、もちろんPdMメンバー、良い仲間に恵まれてとても楽しくワクワクする時間を過ごせたと思っています。全員でEightに向き合いながらプロダクトの成長を実感することができました。
現職中は考えてもなかったですが、最終出社を終えてしばしの休息中、370万人以上のユーザーを抱えるプロダクトの責任者的なポジションにいれたことはもしかしたら意外と凄いことなのでは?と思いました。
それを含め、いい出会い、いい経験に感謝しています。
自己紹介
さて、あまり自分のことを話したり書いたりすることが得意ではないのですが、軽く人となりを書いておきます。
学生時代はパチンコ、スロット、麻雀、ビリヤードに明け暮れていました。もちろん言うまでもなく卒業もギリギリの単位でした。そういうふるまいを悔い改めることなくおじさんになってしまいました。今でも水曜日以外は19時からMリーグの生放送を欠かさず見るくらい麻雀は好きです。麻雀歴は30年を超えています。ここまで書いて、大して凄いことも真面目なことも書くことができないから自己紹介が苦手なんだなと気が付きました。
とりあえず、アジャイルなソフトウェア開発現場に身を置くことが好きです。
転機
キャリアを進めていく中で転機になったのは、やはりスクラムとの出会いだったかなと思います。
既知ではあったものの、アジャイルソフトウェア開発の現場に実際に身を置き、スクラムマスターやLeSS(Large-Scale Scrum)の認定資格を取るにまで至り、そこからは知見と経験を活かしたキャリアが進められています。その道に導いてくれた知人のジョブホッパーには大変感謝しています。
スクラムマスターと現職のプロダクトマネージャーは同一人物でカバーすることができないロールです。ただ、どちらの知見も経験もあることが自分の強みだとも思っています。(最近はスクラムの現場から離れているため偉そうなことは言えませんが。)これまでもこれからもその強みは活かしつつ、カンリーに貢献していきたいところです。
※スクラムガイド
https://scrumguides.org/docs/scrumguide/v2020/2020-Scrum-Guide-Japanese.pdf
カンリーとの出会い
カンリーのCPOを務める友近さんは、私がSansanに入社したとき既にSansanの社員でした。一緒に仕事をする仲ではなく、間もなくして友近さんはご退職されました。そんな友近さんと再会したのが今から約1年ほど前で、それがカンリーとの出会いです。
友近さんと再会した時、私はSansanを「今期中に退職する」ということだけを決めていました。「いつどのタイミングでどこで何を」を全く決めずに、ただ退職することだけを決めていました。「それはなぜ?」に答えると文字数が爆発するので割愛しますが、そんな状況の中、話の流れでカンリーのちょっとした情報を得て、もしかしたら次のキャリアの候補としてアリなのでは?と感じました。
何も決めていなかったとはいえ、次のキャリアを選ぶうえではいくつかのテーマがありました。それは「◯◯でもう一周」というものです。「◯◯」は可変、「もう一周」は不変のものです。例えば、「上場前からもう一周」など、「◯◯」については5~6個あるのですが、指が疲れてきたのでこれも割愛します。
そして、何も知らない友近さんからカンリープロダクトのプレゼンを受けるわけですが、その「◯◯」に全てマッチしちゃったんですよね。もしかしたら背中が透けていたのかもしれません。興味をもった私はカンリーについて調べました。もちろんエントリーも読みました。Valuesも穴が空くほど読みました。カンリーのValuesって良いですよね、アジャイルマニフェストに書かれていても違和感がないほど「価値のデリバリー」に重きが置かれている気がします。(個人の感想です)
そして、自分が身を置く環境としてフィットしているだろうと思いました。知識は引き継げるけどスキルは引き継げない、という勝手な持論があるのですが、Eightに知識は置いてきたつもりです。あとは自分のスキルの置き場がどこかという点でカンリーを選択したような気がします。ここにいる人たちと働くことで、プロダクトに対しても組織に対しても自分の強みが活かせるだろうし、私自身の次の成長にもつながるだろうと思い、入社を決断しました。
※CPO友近のエントリーはこちら
カンリープロダクトとの相性
カンリーの事業のフェーズやプロダクトの状況は、自分ととても相性がいいなと感じています。
私自身、「あったらいいなは、なくていい」というキーワードを長年のポリシーとして掲げています。賛否があるのは承知していますが、あれもこれも全部作ればいいというものでもありませんし、そんな必要もないと思っています。むしろ実用可能な必要最低限で価値が提供できるのであればそれが理想だと思っています。
ただ、このポリシーを貫くためには「捨てる」とか「作らない」といった重要な意思決定を伴います。難しいことではありますが、プロダクトマネージャーの本質はこの意思決定にあると考えています。
現在のカンリーは、若手のプロダクトマネージャーが主体となって日夜必死にモノづくりをしています。絶賛スタートアップのプロダクトのため、スピード感をもってどんどんプロダクトのアップデートをしているところです。こういう状況において「あったらいいなは、なくていい」という思想は忘れ去られがちではあるものの、実は一番大事な要素だったりします。
本当に必要なものを見極め、「いま」か「いまじゃない」かをシニアプロダクトマネージャーとして支援できればデリバリー速度も向上するでしょうし、メンバーの成長にもつながると思っています。気に入っていただければ根付かせたい思想です。(押し付けることはしませんが。)
シニアプロダクトマネージャーとして
さて、最後になりますが、シニアプロダクトマネージャーとして入社したからにはプロダクトマネージャーについても触れておこうと思います。
日本中のプロダクトマネージャーのみなさま、プロダクトマネジメントって難しいですよね。わかります。不確実性と日々向き合う中で苦しむことも多々あると思います。書籍を読んでも答えはなく、どこかに正解が落ちているわけでもありません。書籍にはその書籍が売れるためのことしか書いてないわけで、登場人物も現場とは異なります。私は、書籍に書いてある言葉ではなく自分の言葉で「プロダクトマネジメントとは」を語れるようになれれば、プロダクトマネージャーとしてもう1段上に上がれると思って日々プロダクトと向き合っています。今のところまだしっくりくる言葉は見つかっていません。まだ自分が何者かを自分の言葉で語れないようなやつがシニアプロダクトマネージャーとして入社するわけで、それはそれはプレッシャーを感じています。だからこそ今回の転職をチャレンジとして捉えています。
ただ、これまで行ってきた大小様々な意思決定の「なぜ」を現場のプロダクトマネージャーに伝えることもできますし、その先に訪れるカオスを見通すこともできると思っています。そのときプロダクトマネージャーがどう動くか、どう動くべきかなど、プロダクトマネージャーとしての思考やふるまいはカンリーにインプットできるはずです。
「カンリーのプロダクト強いね」「あそこのプロダクト組織いいよね」と言ってもらえるような全員主役のプロダクトマネジメント組織にしていきたいと思っています!私自身も「経営や一歩先の意思決定」に関われるように精進したいと思っています。
最後に
これからさらなる成長を続けていくカンリーで一緒にプロダクトをリードする仲間を募集中です。
エンジニアでもプロダクトマネージャーでも広く募集していますので、カンリーに少しでも興味をお持ちいただけましたら、気軽に声をかけてください!まずはカジュアルに雑談でも談話でも、PdMあるあるでもなんでも構いません。お待ちしています!