※このストーリーは、noteで発信した記事を転載しています。
CANLY VALUE MAKERSとは?
カンリーが大切にしている5つのバリュー──「お客様の理想から入れ」「まずやってみろ」「圧倒的当事者意識」「利他主義でいこう」「正直であれ」。このシリーズでは、日々の仕事でバリュー体現しながら、挑戦を続けるメンバーを「VALUE MAKER(バリュー体現者)」として紹介していきます!
登場したメンバーが「この人もVALUE MAKERだ」と感じた仲間にバトンをつなぐ、リレー形式のインタビューです。カンリーのバリューが、“言葉”から“行動”としてどう根づいているのか。そのリアルを伝えていきます。
▼前回の志摩さんの記事は、こちらからご覧ください
■VALUE MAKER FILE:宮本さんってどんな人?
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名前: 宮本 雪(みやもと ゆき)
配属部署:人事戦略部
入社年月:2024年12月(中途)
好きなバリュー:圧倒的当事者意識
Before Canlyーおもしろそうなほうを選んでいたら、おもしろいことがやってきた!
子どものころから初対面の人と話すのが、とにかく苦手で。キャリアの始めの頃は、カスタマーサポートや営業アシスタントなど、特定の人とだけ関わる “居心地のいい” 場所ばかりを選んでいました。
そんな中で転機となったのが、編集アシスタントの仕事です。文章なら、自分のペースで考え、伝えられます。話すのよりもちょっとだけ、時間の余裕もあります。これなら自分にもできるかも...!と感じ、未経験で大手人材会社の求人広告ディレクター(企業に取材して魅力的な求人広告を作る人)に転職。
伝わる表現を極めることがおもしろくなってきたところで、採用広報やオウンドメディアの立ち上げをやってみないかと声を掛けていただき、当時、50名規模のスタートアップへ。その後、またまた声を掛けてもらい、知人と一緒に起業することになりました。
こうして振り返ってみると、流されまくってる計画的偶発性(※1)を最大限に活かしたキャリアと言えるかもしれません(ほぼ、こじつけですが...笑)。ついでに言うと、おもしろそうなほうを選び、おもしろいと感じたことを突き詰めた結果なので、本当に人と運に恵まれているなと感じています。
(※1)計画的偶発性:行動する中で生まれる予期せぬ偶然の出来事や出会いをキャリアのチャンスと捉え、それを積極的に活かしていく考え方
知人と起業した会社では、求人広告の代理店や人材紹介で利益を出しつつ、新規事業を模索していたのですが、なかなか上手くいかず...。だんだんともどかしさを感じるようになり、区切りをつけて、ひとりで起業してみることにしました。
前々から、人がやらなくてもいい作業や、ムダの多い仕事をなくしたいという想いがあって、HR系SaaS事業を立ち上げました。ただ、実質的には一人社長だったので、「ひとりでできることって、限界があるんだな...」と痛切に感じて。そんな折、ちょうど志摩さんからメッセージをいただいた、というのがカンリーとの出会いになります。
正直、会社員に戻ることは考えていなかったのですが、ミッションの根底にある「テクノロジーの力でムダをなくしたい」という想いが、目指す方向と同じだと気づいて。俄然、興味が湧きました。ダメ押しになったのは、コーポレート管掌役員の友利さんや人事戦略部 部長の石塚さんとの面接です。こんなおもしろい人たちと社会を変える挑戦ができたら、めちゃくちゃ楽しそう! とワクワクがとまらなくなってしまって。迷わず入社を決めました。
My Work @ Canlyー採用担当は、ディレクターである
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カンリーには1人目のエンジニア専任採用担当として入社しました。ミッションは、ミドル〜シニア層のエンジニアを採用していくこと。といっても、面接や選考はCTO、VPoE、EMをはじめとしたエンジニアが行う体制のため、人事の役割は①母集団の形成、②選考のサポートがメインになります。
①母集団の形成
入社時点で、選考フローや候補者とのやりとり、ATSの運用など、オペレーションはできていたものの、いわゆる戦略の部分は、まだ着手できていませんでした。
そこで最初は、課題を特定することからスタート。母集団形成に向け、ペルソナの策定、アトラクトポイント(※2)の抽出、具体的なアクションプランの設計などを、CTO、VPoE、部長と十数回にわたってディスカッションし、作り上げていきました。
(※2)アトラクトポイント:求職者/候補者に「魅力的だ」「メリットがある」と感じてもらうために伝えるべき要素
方向性とやるべきことが決まったら、あとは行動あるのみ。現在は、認知拡大とアトラクトを目的とした採用広報に注力しています(もちろん、この記事も採用広報の一環です)。
②選考のサポート
採用に関わっているエンジニアは、開発、マネジメント、採用と、二足どころか三足のわらじを履いています。そんな中で採用活動にも注力してもらうには、できるだけ、めんどくさくないようにするのが大事だと思ってます。
そこで、面談や面接前に候補者アンケートを実施して、候補者が知りたいことを共有したり、ToDoとネクストアクションを整理して伝えたり。どれも細かいことですが、ストレスなく効率的に採用活動をしてもらうために、できることはなんでもするようにしています。
おかげさまで直近の四半期は、採用目標を達成。ですが、ひとりで実現できたことは何ひとつありません。エンジニアを中心に採用に関わる全員ができることをやり、力を合わせたからこそ、最高のアウトカムにつながったと考えています。
また同時に、マンパワーに頼りすぎていたり、属人化してしまっているなど課題も見えてきました。来期以降は、仕組み化、マニュアル作成などを通して、個人と組織のムダをなくしていけたらいいなと思っています。
Enjoy&Challengeー想定外の化学反応を見てみたい
採用に携わっているので、応募数が増えたとか、入社が決まったとか、入社した人が活躍しているとかは、もちろんめちゃくちゃ嬉しいです。ですが、こうした事実や事象だけが嬉しいわけではなく。文章でも仕組みでもいいのですが、自分のアクションで誰かの心を動かしたり、何かを変えるきっかけが作れることにやりがいを感じるのかな、と自分自身では分析してます。
もうひとつ、入社理由のところでも触れましたが、せっかく組織にいるのだから、ひとりじゃできないことをやりたいなと思っていて。10人以上のエンジニアへのヒアリングからオンリーワンのアトラクトポイントを見つけたり、エンジニアと人事が協力してオフラインイベントを成功させたり。いろんなバックグラウンドや能力を持った人の掛け合わせで、莫大なパワーや化学反応が生まれる瞬間を見るのが、すごく好きです。
さらにいうと、カンリーは「正直であれ(※3)」のバリューを体現している人が多く、本音でディスカッションができるので、アウトカムも、おもしろさも倍増してる感じです。
(※3)正直であれ:カンリーの5つのバリューのひとつで、本音で思いを伝え、納得するまで対話することを示しています
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チャレンジしたいことも、組織軸です。ここ半年はテックリードの採用に注力しているのですが、シニア層と呼ばれるエンジニアはリファラルで転職する傾向にあります。つまり、求人媒体やダイレクトリクルーティング、エージェントが持つデータベースにはなかなかいないんですね。
では、どうやってアプローチ、アトラクトするのかというと、知ってもらうのが先決だと考えています。記事やイベントを通して接点を持ち、(なんとなくでもいいので)「いい会社だな」と感じてもらう。その後、転職を考えたタイミングで、選択肢のひとつとして思い出してもらう。
これまでは、候補者個人に対して短期的な接点を持てれば、事足りていました。しかし、転職潜在層も含めたマスに対して中長期的なアプローチ、アトラクトをするには、全社で協力することが必要なのかなと思ってます。
VALUE in ACTIONーカオスをチャンスと捉える
好きとはちょっとニュアンスが違うのですが、スタートアップって圧倒的当事者意識が体現しやすい環境だと思っていて。数千人規模の組織だと、役割が決まっていて、逸脱しないことが良しとされますよね。
一方、カンリーのように急成長をしている会社は、いい意味でカオスな状態になりやすい気がしていて。誰の担当なのか決まっていないものがあったり、できることはなんでもやろう、みたいな雰囲気がある感じなんです。そんな中で「〇〇をやってみたい」と伝えたり、「〇〇があるといいよね」という意見を拾っていけば、自然と任せてもらえるようになる気がしています。
ちなみにわたしは採用担当として入社しましたが、まだ9ヶ月目の段階で、M&Aや契約・請求に関する業務、人事制度企画、ワークフローの改善など、採用に閉じないいろんな挑戦をさせてもらってます。あくまでも個人的な意見ですが、すべてを自分ゴトで捉えて、役割や領域を飛び越えることで、成長できたり、チャンスが増えるという良いサイクルができるのかなと思ってます。
逆に、体現できていないバリューもあり、実はこれも、圧倒的当事者意識です。プロセスそのものが楽しく、やったこと自体に満足してしまうので、どうしても「結果」へのコミットが弱くなってしまうという...完全に本末転倒ですね。これを改善するために、数値の変化や行動の変容をゴールに設定したり、RPGの中ボス的な感じで複数のマイルストーンを設定してクリアする、といったことを試してみたいなと考えています。
NEXT VALUE MAKER:プロダクトマーケティング部 池田 光希さん
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池田さんをひとことでいうと、ギャップがすごすぎる人(もちろんいい意味です)。ぱっと見も話し方も雰囲気も柔らかくて優しいのに、課題解決やプロジェクトをぐいぐいリードするシゴデキさんです。
…と、これだけじゃすごさが伝わらないので、もうちょっと具体例をお話しすると、まず挙げたいのは、データやAIに強いこと。作業の自動化・効率化をしたいときに、ぱっと想い浮かぶのが池田さんです。また、圧倒的当事者意識の塊で自身の担当領域だけでなく、ボトルネックや「こうしたらいいんじゃない?」を伝えてくれるのもありがたいです。池田さんの意見で気づいた課題や改善に向けて動きだせた取り組みは、ひとつやふたつではありません。
自分の考えをしっかりと持ちつつも周りの意見を柔軟に取り入れ、最適解を導き出せる。こうしたスタイルをどうやって身につけたのか、ぜひ知りたいです!