ゼロ婚で「結婚式を諦めない選択肢」を広げてきた私たちが、いま新たに挑むのは“支える人のキャリア”を守ること。
その理由と、プランナーエージェントという新規事業にかける想いを、スキナ代表の茂松が語ります。
もともとは求人メディアを扱う営業会社で、100名規模の営業マネージャーとして「人と会社をつなぐ」仕事に携わってきました。
その中で感じたのは、人を適所に紹介するだけでなく、“関わるコミュニティごと最適化する”という視点が必要なのではないかということでした。
その着眼点から、結婚式という文化の構造改革を目指す事業「ゼロ婚」をスタートさせたのが、スキナの始まりです。
私自身も、契約時より約80万円も価格が上がるという結婚式準備の経験を通じて、「この状況を放っておくわけにはいかない」と強く思うようになりました。
ウェディング業界に“人材紹介”が必要な理由
結婚式業界、とくに中小企業では年々人材の確保が難しくなっています。
それは待遇や労働時間だけの問題ではなく、ウェディングプランナーという仕事に“キャリアの出口”が用意されていないことが根本原因です。
「好きで始めたけど、将来を考えると続けられない」
そんな理由で、現場を離れていく人が後を絶ちません。
このままでは、プランナーという仕事の社会的価値そのものが薄れてしまうという危機感があります。
だからこそ今、プランナー経験者のキャリアを次のステージにつなげるためのプラットフォームが必要だと考えました。
現場のリアルと、根深い不安
最近は業界全体の待遇も少しずつ改善されていますが、それでも多くのプランナーが不安を抱いています。
- 結婚・出産後にこの仕事を続けられるのか?
- パートナーと生活スタイルを合わせられるのか?
- この仕事の先にどんなキャリアがあるのか?
土日祝がメインのブライダル業界において、柔軟な働き方や育児復帰制度が整っている会社は限られます。
また、独立という道を選ぶにも、営業から納品までを一人で担うのは非常に困難です。
結果的に「辞めざるを得ない」という選択しか残らない状況が、いまも続いています。
プランナーが持つ“転用可能なスキル”を社会に翻訳する
ウェディングプランナーのスキルは、3つの軸で非常に高い汎用性を持っています。
① 顧客の本音を引き出す営業力
– 高額な無形サービスをゼロから提案する経験は、住宅営業・IT営業・法人提案型営業などに応用可能。
② マルチタスクで失敗のない進行を担うプロジェクト管理力
– イベント運営・ディレクション・カスタマーサクセスなど、段取り力が求められる領域に強い。
③ チームで最高の1日をつくるリーダーシップ
– 部署を超えて人を巻き込み、目的を果たす実行力は、マネジメント職やサービス業全般で求められる。
エージェントの役割は「職歴を翻訳すること」
私たちは、ただ求人を紹介するのではなく、“その人がやってきたことを、社会に正しく伝える”ということにこだわります。
将来的には、独立を目指す人に向けた支援──
式場とのマッチング、研修、トラブル時のフォロー、集客支援、経理支援まで含めたフリープランナープラットフォームの構築も視野に入れています。
年2回の合宿では、全社員が事業計画を議論。意見の上下関係はありません。
この事業が変える“業界の未来”
この取り組みが広がれば、プランナーの離職理由は確実に減るはずです。
- 結婚・出産後も働き続けられる環境が生まれる
- 独立も不安なく選べる選択肢になる
- プランナーという職業の社会的評価が上がる
- 業界が人材難から脱却し、式の価格高騰も防げる
結果として「ナシ婚を減らす」ための最も本質的な一手は、プランナーのキャリア支援なのではないかと、私たちは考えています。
一緒にこの事業を育ててくれる仲間へ
この立ち上げ期に必要なのは、スキルよりも成長したいという意志です。
やり方はすべて教えます。ゼロから事業を育てる現場に携われることは、きっとあなた自身の“根本的なビジネス力”を鍛える経験になるはずです。
最後に
結婚式は、人生の節目を誰かに伝える“文化”です。
でもいま、その文化が消えかけています。
支える人の未来を守ることが、文化を守る一番の近道。
私たちは、業界の中からその変化を起こそうとしています。
もしあなたが、
「結婚式が好きだった」「でも、未来が見えなかった」と感じたことがあるなら──
その気持ちこそが、次の誰かの希望に変わるはずです。
このプロジェクトに共感した方は、まずはLINEで友だち追加をお願いします。
一緒に、プランナーの未来から結婚式業界を変えていきましょう。