製品が成長する過程をみることは、とってもわくわくすること。 エンジニア Antoine David【WOVNジコタコ#2】
Wovnの自己多己紹介(通称ジコタコ)、2回目はエンジニアとして活躍中のAntoine David(アントワン)を直撃しました!
▼他メンバーから見たアントワン(Antoine)ってこんな人
「スーパー・タスカー」
上手く同時にいろんなタスクをマネージしながらWOVNの製品を守る人(●PO)
「歌って踊れるエンジニアリングマネージャ」
Wovnの製品知識、機能実装からマネージャー業まで器用になんでもこなすという意味です。あと、実はグルメで美味しいものが大好き。
先日、超美味しいクロワッサン売ってるパン屋さん教えてもらいました。(●asahiro)
「千利休」
茶聖のように開発のルールなど作った。(Sho●i)
「natural leader of the product teams」
みんなのことをちゃんと考えててくれていて、仕事の進捗を確認しつつ、みんなが楽しんで仕事をできているか気にかけてくれている。(●drien)
▼ここからは自己紹介
休みの日は、友達と会ったり、コンサートに行ったりしてます。音楽と映画が好き。今はやってないけど、昔はギターを弾いてました。映画はアメリカ映画を観ることが多いですね。
地元フランスへは夏とクリスマスの年2回くらい帰省してます。日本のことについて家族に聞かれたらなんて答えるかって?ここ1年くらいは帰れてないから、日本は働きすぎって思われてるかも(笑)。フランスは祝日に加えて6週間の長期休暇がありますからね。
フランス→ドイツ→ベトナム。様々な場所でプログラミングに関わってきました。
フランスの高校に通っていた時に、プログラミングや電子工学について学べる特別プログラムを受けてました。その時から、自分は将来プログラミングの分野で働きたいとずっと思ってましたね。なので大学に入ってからは、コンピュータサイエンスを専攻しました。
大学卒業後は、半年間ドイツ留学も経験して、留学後の半年間はベトナムの研究所で機械翻訳のプログラミングをするインターンシップを受けました。まだ30歳ですけど、プログラミングの経験は豊富です(笑)。
来日理由は”日本で働くということ”への好奇心、ただそれだけ
来日するきっかけは、ただ単純に”日本で働くということ”への好奇心ですね。すでに日本で働いている友達もいて、働いていて楽しいという話は聞いていたので。日本のマンガやアニメへの興味は全くなかったです(笑)。それで日本での仕事を探しはじめて、フランス大使館で仕事を見つけたんです。
大使館で働いていた時は、日本とフランスのITやロボットに関する研究のコンサルティングをしてました。僕にとってはある意味楽というか、働きやすかったです。フランス語でも英語でも働けるし、日本にいるので日本人の研究者に会う機会もありましたし。日本で働くことの入門編といったところですかね、良いスタートでした。
(エンジニアのフランス人コンビ)
フランス大使館勤務からキャリアプラン変更、やっぱりプログラミングがしたい
大使館で働いたことはいい経験になったと思ってます。でもいざ今後のキャリアプランを考えた時に、今の仕事じゃないなって、自分はどうしてもプログラミングの仕事がもっとやりたいなって改めて思ったんです。
ただ、次の職場を探すのは大変でしたよ。何社か面接を受けたんですが、全然だめでした。日本語もそこまで上手く話せなかったし、まして大使館での仕事はテクニカル系ではなかったから。
でも、大使館で働いていた時にいろんなネットワークを通じて友達ができて、そこでプログラミングの仕事がしたいと話していたら、友達の友達からジェフ(CPO)を紹介してもらえたんです。
最初はFaceBookでジェフとメッセージのやり取りをしてました。偶然なんですが、その当時のWovnのオフィスがフランス大使館から200メートルの距離にあったんですよ。それで仕事終わりに面接を受けに行くことにしました。
面接では、ベトナムのインターンシップでの経験を話しましたね。そこで自分のベトナムでの経験とWovnに、”ローカライゼーション”という共通点があったんです。話していくうちに、考え方が自分に合ってるなと感じたのも入社の大きな決め手ですね。何回か面接をして、最終的に広尾のお寿司屋さんでタカハル(CEO)に”Welcome to Wovn!”と言ってもらって握手しました。
(Wovn創業初期メンバー)
Wovnの記念すべきエンジニア採用1人目。スクラムを取り入れ、フルスタックにこなす。
今の仕事は、新しい機能を作ったり、バグをなおしたり、ビジネスサイド以外の仕事は全部やっているので、フルスタックエンジニアかな。というのも、僕が入社した当時は、まだメンバーが4人しかいなかったんですよ。開発メンバーとしては、ジェフに次いで二番目だったので、はじめからフルスタックにやってましたね。
あと、スクラムをWovnに取り入れたのは僕なんです。2人だった開発メンバーが6~7人に増えた時、メンバーが個々に別々の仕事をしていて、正直チームで働いてるという感じが全くなかったんです。このままでは良くないと思い、チームの一体感を作るためにスクラムを3年半前くらいから取り入れました。今も毎週sprint reviewを行ってます。
以前はフルタイムでコーディングをやっていたけど、今はメンバーの働きやすい環境を作ることがメインですね、そしてその仕事が一番好きなんです。
仕事をしてて嬉しかったこと、、嬉しかったというより一番大変だったのは「Live Editor」という機能を作ったことですね。「Live Editor」というのは、実際のウェブサイト画面を見ながらサイトのテキストや画像を編集・翻訳することが可能な機能のことです。最初は「Visual Editor」という別の機能を作っていたんですが、なかなか上手くいかなくて。でも「Visual Editor」の技術を「Live Editor」に応用したら上手くいったんです。
まだ100%のものとは言えないけれど、リリースできたことは嬉しかったです。すごい時間がかかったし、複雑な作業でしたけど、だからこそ面白いというか。
(フルスタックに仕事をこなすアントワン)
それぞれに得意分野を持つグローバルなエンジニアたち
開発チームは、現在25人でアメリカやフランスなど14ヵ国からなるチームです。メンバーは、世界各国から優秀な人が集まってきているし、みんながフルスタックに働けるスキルがあるのは大きな利点かなと。その中でも、フロントが得意な人がいたり、バックエンドが得意な人がいたりして。日本ではプログラミングやエンジニアリングを勉強するというより趣味でやってる人が多いけど、Wovnのメンバーはみんなパッションを持っているから、いろんなことを知っているんですよ。
エンジニアだけでなく、会社全体としていいなと思うところは、色んな国の人が働いているので、日本人の声だけでなくメンバー全員の意見を尊重するところですね。マルチカルチャーなので、日本の企業だけどグローバル寄り。その部分はこれからもキープしていければいいなと。どの国にも良い文化・良くない文化があるので、せっかく色んな国の人が働いているので、それぞれの良い文化を混ぜ合わせていけたら、もっと最高な会社になると思ってます。
サポート体制は万全、1人のミスをチームで防ぐ
ミスしたときは、できる限り早めにチームに報告することを心がけてます。そうすることでメンバーがすぐにサポートしてくれる体制がすでに出来上がってるんです。哲学というか、コーディングの主義として、とにかくミスは隠さないことが一番ですね。
1人がコーディングしたものを2人体制でチェックするというプロセスを徹底してます。そのチェックがないとお客様にはリリースできない仕組みができあがってるからこそ大きなミスを防ぐことができるんです。
(国際色豊かなエンジニアメンバー)
WOVN.ioは僕の子供も同然(笑)。製品をもっと良いものに成長させたいとパッションのある人、求む
今「WOVN.io」は、ウェブサイトに導入されているのがメインだけど、今後はもっと幅広くゲームや動画、Eメールなど、いろんな場面でより良いローカライゼーションができるようにしていきたいです。マーケットもアジアやヨーロッパまで規模を拡大させていきたい。特にヨーロッパは様々な言語を使う人がいるから、「WOVN.io」を導入したら世の中がもっと便利になると思うんですよね。
僕は言ってしまえばこの製品が赤ちゃんのような時から見ていて、いまは大人とまではいかないけど、やっと10代になったくらい。まだまだ成長の途中段階だから、もっとメンバーを増やす必要があるんです。
だから製品をより良いものにしたいという熱意のある人や、コーディングが得意だったり、たとえ技術はそこまでなくてもコーディングや言語に興味があったりする人、考え方が柔軟な人が良いですね。さっきも言いましたが、ゆくゆくは製品を海外展開したいのでそういった意欲のある人がいい。とにかく国際色が豊かな職場だから、そういった環境で働きたいという人にも合ってるかも。
僕はWovnが大好きなんです。製品が成長する過程を見れることはとってもわくわくするし、同時に会社もどんどん成長する過程を見れることもとってもわくわくしますよ!未来がすごい楽しみです。