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UPSIDERには、育児も仕事も全力で挑み続けるメンバーがいます。
その背景には、リモートワークやフルフレックス制度、育休などの仕組みに加え、チームで自然に支え合う「お互い様」の文化、そして挑戦を尊重する空気があります。こうした基盤があることで、キャリアと育児を両立させながら前に進むことが可能になっています。
もちろん、制度や文化があるからといって「楽」になるわけではありません。むしろ、その基盤があるからこそ、各メンバーが自分なりの工夫を重ね、日々の挑戦を続けています。
本記事では、慌ただしい毎日の中で奮闘する4人のメンバーが、具体的に1日をどう過ごしているのか、それぞれの家庭でどのように“両立”に向き合っているのか、そのリアルをお届けします。「キャリアもプライベートも、人生全て諦めたくない!」と、同じように奮闘している全ての方の背中を少しでも押せると幸いです。
プロフィール
中原 愛李(Airi):支払い.comのFraud-Monitoring(不正監視)チーム
沖縄県出身・兵庫県の淡路島在住で二児(4歳、2歳)の母。2024年6月より支払い.comのCustomer Support担当としてJoin、同年12月から現チームへ。前職ではEC領域のカスタマーサポートを約9年経験。映画・漫画・大相撲など多趣味で、常に好奇心旺盛。関西弁&沖縄方言を喋ることができる。息子の影響でウルトラマンはちょっと詳しい。
大聖寺谷 一樹(Daishojiya):Engineering Manager
愛知県出身・福井県在住の二児(4歳、0歳)の父で、バックエンドエンジニア。趣味は漫画、ゲーム、アニメなどのインドア系で、日々育児と開発の両立に励んでいます。2023年8月よりUPSIDERにバックエンドエンジニアとしてJoin。どんな環境でも前向きに取り組める“強靭なメンタル”が持ち味です。
安本 和真(Kazuma):AI経理 グロース責任者
大阪出身、神奈川県湘南在住で、妻・娘(2歳)・愛犬と暮らしています。立命館大学卒業後、創業メンバーとして株式会社irodasにジョインしてから、紹介事業の立ち上げ、セールスマネージャー、事業責任者を7年間経験し、2023年9月にUPSIDERに入社。趣味はゴルフや、スポーツ観戦。
五十川 慈(Meggy):広報責任者
福岡市在住、夫と息子3人(5歳、2歳、1歳)と暮らす5人家族で、2024年に念願の一軒家を購入。
新卒で東京のベンチャーに営業職として入社し、その後フリーランスやスタートアップでの勤務、IPO経験などを経て、2022年4月にUPSIDERへジョイン。趣味はお菓子作り(#Meggyのお菓子屋さん)、ボードゲーム、謎解き、そしてもちろん、家族と過ごす時間。
1.戦いは朝から始まる!?慌ただしい朝をどう攻略していますか?
── 朝は出勤や保育園の準備が集中し、親にとって最も慌ただしい時間帯とも言われます。皆さんのご家庭では、朝の時間をどのように乗り切っているか教えてください。
Airi:
朝は、家族より1時間早い6時に起きて、一日のスタートを切っています。子ども二人分の保育園の支度があるため、起きてから送り出すまでの間はノンストップで動き続けている感覚です。
準備の内容としては、持ち物の確認や連絡帳の記入、着替えのセットなどが中心です。前日の夜にできることは極力済ませておくようにしていますが、それでも朝はやることが多いです。歯を磨きながら準備を進めるなど、いくつもの作業を同時並行でこなしており、朝の時間にぼんやりしている余裕はほとんどありません。
それでも不思議なもので、念入りに確認しているつもりでも時々うっかり忘れ物をしてしまい、帰宅した息子に「ママ、忘れてたよ」と指摘されることもしばしばです(笑)
自分の支度は完全に後回しで、重要なMTGや予定がない日のメイクは眉とマスカラだけ、洋服も“制服化”していて、色違いのシャツをローテーションしています。悩む時間を減らすことで、子どもたちの準備に集中できるように工夫しています。
保育園への送迎は夫に担当してもらっていて、私が「起こして、ご飯を食べさせて、送り出す」までを担当することが多く、送り出したらすぐに仕事に取り掛かれるようにしています。
Daishojiya:
我が家では、上の子がちょうど「何でも自分でやりたい」時期に差し掛かっており、朝の支度はそのペースに寄り添うことを意識しています。たとえば「ひとりで朝ごはんを食べたい」と言ったり、「自分で歯磨きをしたい」と主張することがよくあります。その気持ちを無視して急がせてしまうと、かえって機嫌を損ねてしまい、結果的に時間がかかってしまうことが多いため、なるべく本人に任せて見守るようにしています。
保育園へ出発する間際に急に「絵本を読みたい」と言い出すこともあります。そうしたときは「1冊だけ読もう」といった形で、子どもの気持ちを尊重しつつも現実的に対応するようにしています。私自身も「こうあるべき」といった段取りにこだわりすぎず、受け流すスキルを少しずつ身につけてきたように思います。
朝の役割分担としては、妻が私より1時間ほど早く起きて、前日の洗い物や保育園準備などを進めてくれています。私はその後、上の子の着替えや朝の付き添いを担当しています。また、妻が用意してくれた保育園準備のチェックリストに沿って、忘れ物がないように確認を行ってから出発するようにしています。このリストのおかげで、毎朝の支度が格段にスムーズになりました。
Kazuma:
朝は、保育園への送り出しがもっとも大きな難関です(笑)子どもは登園前でも興味のあることが目に入ると、気持ちがそちらへ向かってしまい、なかなか思い通りに進みません。たとえば、最近はベランダに出したビニールプールで「保育園に行く前に水遊びがしたい」と言うことが増えています。最初は何とか説得しようとしていたのですが、最近は時間を区切って少しだけ遊ばせたうえで登園するようにしています。
朝の限られた時間の中でこのような事態に対応するには、子どもの視界に“誘惑”となるものを極力置かないようにするなど、環境づくりの工夫が欠かせません。それでもうまくいかないこともあるため、出社日で送迎も担当する日は特にスケジュールのやりくりが難しくなります。そのような場合は、朝の会議に音声だけで参加させてもらうなど、チームの理解を得ながら柔軟に対応しています。
Meggy:
私と夫は、基本的に「どちらか一方しかできないことはなるべく作らない」という方針で家事・育児を分担しているのですが、お互いの得意・不得意を把握し、それを前提に役割分担することが、家族5人の生活を無理なく回すコツだと思っています。たとえば朝の時間は子どもたちとのコミュニケーションや保育園の準備は夫に任せて、私はその間に家事と自分の支度を進めるようにしています。日中は家事の時間がほぼ取れないので、夕食の下ごしらえまで含め、朝の時間でどれくらい捌けるかがキモになります!
時間管理の工夫としては、私はルーティンタスクのすべてをタイマーで管理します。朝のメイクには10分、洗濯物を畳むのには15分、食器の片付けは5分…。タイマーが鳴ったら、途中でも終わりにし、たとえ眉毛までしか描けていなくても、それで終了です(笑)。家事なんて時間を区切らなければ一生できてしまうので、「この時間まで」と決め、必要最低限のことを行い、時間的余裕がどこかで生み出せれば、プラスアルファとして追加でメイクや家事をしてもいい、というスタイルにしています。
さらに、大変な中でも毎日のルーティンを保てているのは、便利家電やサービスへの投資を惜しまないからかもしれません。目先の家事時間短縮だけでなく3人の息子が年ごろになった未来をも見越し、我が家では、海外製の大型食洗機やガス衣類乾燥機、大型ロボット掃除機などをフル活用しています。もはや“手洗い”や“自分で干す”という選択肢はなく、そこに時間をかけない前提で生活が回るようにしています。両親を含め、平日に誰かの手を借りることが難しい我が家では、生協などの冷凍宅食や家事代行サービスも活用し、いかに精神衛生良く仕事に取り組めるかに投資するようにしています。
Airi:遊園地で歩き疲れて、ずっと腕にしがみついていました(笑)
2.第二ラウンド突入!限られた平日夜の時間をどう使っていますか?
── 夕方以降は、家事や育児に加え、仕事への切り戻しなど“第二ラウンド”とも言える時間帯かと思います。皆さんは夜の時間をどのように使い、過ごされているか教えてください。
Airi:
私は仕事を終えると、まず保育園へ子どものお迎えに向かいます。帰宅後は、まず保育園から持ち帰った荷物を整理し、夕食の準備に取りかかります。夕食づくりやお迎えについては、あらかじめ決まった分担があるわけではなく、その日の朝に夫婦で相談し、互いの予定や体調を踏まえて担当を決めています。 “無理なく、できるほうがやる”という柔軟な方針で日々の家事と育児に向き合っています。
また、翌朝をスムーズに迎えるために、保育園の準備や持ち物チェックは夜のうちに済ませておきます。仕事の面でも、所属している不正監視チームでは、1日単位で業務のシフトを組んで動いているのですが、翌日のシフトを夜のうちに調整しておくことがあります。対応が難しい場合は、翌朝少し早めに起きて対応するなど、家庭と業務のどちらにも影響を与えすぎないように、前後でバランスを取るようにしています。
限られた時間の中でも、翌日に備える余裕をつくることが、自分自身の心の安定にもつながっていると感じています。
Daishojiya:
僕は現在はフルリモート勤務のため、定時になるとすぐに家庭の時間に移行することができます。17時を過ぎたタイミングで、子どもたちをお風呂に入れるのが毎日の決まった流れになっています。二人の子どもを一人でお風呂に入れる必要があるため、さまざまな工夫をしています。
たとえば、某子ども用雑貨専門店で購入したスポンジ素材のバスマットを使っています。お風呂の中に敷くタイプのもので、下の子をそこに寝かせている間に、上の子を洗うことができます。これがあることで、一人でも安全に二人を同時にケアすることが可能になりました。寒くない季節は特に使いやすく、育児を支える必須アイテムの一つです。便利な育児グッズで効率良く子育てをしていますね。
夜に仕事へ戻るかどうかは体力次第ですが、子どもを寝かしつけた後の時間は非常に集中力が必要になるため、無理に作業を詰め込まず、諦めることも大切にしています。その判断も含めて、家庭と仕事のバランスを日々試行錯誤しています。
最近は子どもが成長するにつれて寝かしつけの時間が早くなったため、その分夜の自由時間や仕事に充てられる時間が確保しやすくなってきたと感じています。成長に応じてリズムが変わり、それに合わせて家事や仕事の組み立て方も変化していきます。子育てと仕事の両立を続ける中で、日々実感しているところです。
Kazuma:
仕事は、子どもの生活リズムに合わせて19時〜20時頃を目安に一旦切り上げるようにしています。そのタイミングで、妻が夕食を済ませてくれていたり、場合によってはお風呂まで終わっていることもあります。お風呂の担当は状況によって変わりますが、早く仕事が終えられた日は私が入れることもあります。
もっとも大変なのが寝かしつけで、なかなか寝てくれず、平均1時間以上かかります。最も時間とエネルギーを要する場面だと感じています。とにかく元気いっぱいで、なかなか寝てくれず、夜しっかり寝てもらうために、保育園側に相談してお昼寝時間を調整してもらったこともありました。夕方に少し寝てしまうだけでも、夜は目が冴えてしまいがちなので、「夜まで寝かせない工夫」も必要になるほどです。
寝かしつけ後に仕事へ戻ることもありますが、 無理に復帰しようとせず、寝てしまったときは潔く朝に備えるようにしています。
とはいえ、仕事が残っている日や集中したいことがある日は、気持ちを切り替えるためにジムやサウナへ足を運ぶようにしています。一度しっかり身体を動かしたりリフレッシュすることで、頭がスッキリして再び仕事モードに入れる感覚があります。
Meggy:
朝、子ども3人を保育園に送るのは夫の担当なのですが、夕方のお迎えは私の担当。私は、17時まで仕事をした後は15分間で全員の夕食を作り、お風呂を準備してお迎えに行きます。平日の17時から21時まで、Googleカレンダーはあらかじめブロックしてあります。
家族でお風呂、夕食、団らんの時間、寝かしつけまで終えたら、私はだいたいもう一度仕事に戻っています。仕事を終えたら、夫とゲームをしたりポッドキャストを収録することも。
夫婦で家事や育児を分担していると、どうしても会話が“作業報告”になりがちです。でも、夫婦の会話が増えるほど、家庭がうまく回ると感じているので、日頃から「たくさん会話すること」を大事にしています。
また、「土日の時間で仕事の成果を取り返す」という考えも基本的には捨てるようにもしています。平日は仕事がメイン、休日は家族時間がメイン。メリハリをつけるようにしています。
Daishojiya:家族で美術館のイベントにおでかけ!ボール投げたら花火が上がる展示が特にお気に入りでした。
3.仕事を止めない秘訣は?子どもの体調管理で意識している工夫はありますか?
── 子育てと仕事を両立する上で、日常的に意識している工夫を教えてください。
Meggy:
「良い働く」は、そもそも「良い生活」からしか生まれません。その意味で、意外と盲点ですが、家族がなるべく健康でいることは仕事との両立においてマスト要件です。 「子どもに風邪をひかせないことが、自分の仕事を守ることにもつながる」、そんな意識を持って、日々の体調管理に細心の注意を払っています。特に保育園は感染症リスクが高く、帰宅後はすぐに子どもたちをお風呂に入れるのが、我が家のルールです。たとえ時間がなくても、最低限「手」と「足の裏」だけは必ず洗うようにしています。足の裏はとくに重要で、「未来のパパママに絶対に伝えたい育児Tips」です(笑)。