2022年10月1日に改正育児・介護休業法が施行され、出生時育児休業(産後パパ育休)が創設され、育児休業の分割取得も可能となりました。
もちろんスタディストでもすでに社内規定は上記制度に対応済み。
以前、スタディストの男性育休取得についてブログでご紹介したところ、多くの反響をいただきました。
検索でヒットしているのか、公開から約2年経つ今でも毎日ポツポツとアクセスいただいている状況です。
(やっぱり妻の気持ちが気になるのでしょうか・・・?)
この記事をきっかけにポッドキャスト番組で取材もしていただきました。
※6:15頃からスタディストが登場
このようにスタディストはすでに男性育休の取得状況は良い方でしたが、この2年でさらに改善され、
取得率:82%
平均期間:3.7ヶ月
(2020年10月〜2022年9月での集計/最短1ヶ月〜最長9ヶ月)
2022年9月末現在、育休中の男性社員は4名います。もちろん女性社員も。
このように現在は男性社員が育休を取得することは「ごく自然な選択肢」という雰囲気になっていますが、創業時からそうだったわけではありません。
どのような取り組みを経て現在の状況を実現したのか、少しだけご紹介します。
1.役職者による積極的な育休取得
スタディストで男性社員がはじめて育休を取得したのは2017年のこと。
まずは部長やマネージャーなどのポジションにある人が積極的に育休を取得しました。
当時は今ほど世の中の流れとして男性の育休取得が強く求められているわけではありませんでしたが、役職者が取得してスムーズに復帰をする姿を見せたり、むしろ業務上プラスに働くこともあると話すことで「あ、男性社員も育休取っていいんだ」という雰囲気を醸成しました。
2.男性社員向け育休取得希望時のマニュアル公開
スタディストでは社内でもマニュアル作成・共有システム「Teachme Biz」をフル活用しているので、男性社員の育休取得に関してもすぐにマニュアルが作成されました。
育休取得の検討を始めたときにTeachme Bizで「育休」と検索すればすぐにマニュアルがヒットし、なにをすれば良いのかが分かりやすい環境が整っています。
※外部公開しているサンプルはこちら
もちろんすでに取得した男性社員に話を聞くことも可能。
今後は座談会などもやっていけると良いなぁと考えているところです。
3.日頃からの業務の可視化、標準化
一般に、育休を取得しづらい背景として「業務の属人化」があげられることがあります。
しかしスタディストでは日頃から業務手順についてすぐにマニュアル化して社内で共有したり、打ち合わせ内容も丁寧にドキュメントに残す文化があるため、体調不良などによる急なお休みの場合にも引き継ぎがしやすくなっています。
従業員が育休のような長期休暇を取得することで更に業務の可視化・標準化をすすめることができるため、組織全体のスキルアップや業務改善にもつながると考えています。
このように、育休を取得しやすい雰囲気作りや業務の標準化をすすめることで、男性社員の育休取得の増加を推進しています。
スタディストでは今後もそれぞれのライフステージや状況に応じた柔軟な働き方を支援し、組織としての力を向上させていく方針です。