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【社長×エンジニアリーダー対談】「強い人」をつくり、「優れた技術者」を生み出すストラテジーアンドパートナーでの働き方と育成とは?成功への道標がここにはある!

エンジニアとして活躍するためには当然エンジニアとしてのスキル習得が必要。しかしそのスキル習得に対してどのような意識で向き合うのかは、個々人の人間力に依存する。今回は、この人間力、現在注目を集める「非認知能力」を高め、優れた技術者の育成を進めているストラテジーアンドパートナーの榊原社長と、社長から直々に教育を受けているOTさんにお話をお伺いしました。

■目の前に迫っている「変化の時代」、「AIの時代」で生き残るために。

--本日はよろしくお願いいたします。早速で恐縮ですが、お二人の経歴を簡単に教えていただいてよろしいですか?

榊原:はい、よろしくお願いします。私は大学卒業後、投資関連の金融機関で営業職を3年経験し、その後IT企業へ転職。このIT企業で多くの経験を積み、現在の会社を起業するきっかけにもなりました。

--どのようなことを経験されてきたのですか?

榊原:営業・エンジニア・プロジェクトマネジメント・人事など、あらゆる職種に関わり、入社3年目から14年間役員として働いていました。また、私が入社したときは5名だった会社が、退職するときには100名を超える会社まで成長し、会社が大きくなっていくことを目の当たりにできたことは貴重な経験でした。ただ一方で、人数が増えることで一人ひとりとのコミュニケーションが薄くなってしまうなどの弊害も目の当たりにしました。


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--ありがとうございます。OTさんのご経歴も教えていただけますか?

OT:はい、私は学校卒業後、スキー場で働いていました。仕事自体は好きだったのですが、将来のキャリアを考えたときに不安が生じたことと、元々プログラミングに興味があったこともあり、転職を決意。ストラテジーアンドパートナーに入社させていただき、3年が経ちました。

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--ありがとうございました。人材育成にとても注力されているとお聞きしています。榊原社長の「育成」に対する考え方をまずは教えてください。

榊原:まずIT業界が今のようなカタチでいつまでもあるとは思っていません。事実、googleでは半導体チップ設計を既にAIが行っており、AI自身が考えて何かを生み出すというフェーズまで来ています。テクノロジーが大きく進化・変化することで人が行う仕事が変わっていく、「産業の突然死」が出てくる、このような時代に我々は生きています。例えばコンビニの無人化です。レジや品出しが完全に無人化出来るようになれば必然的に店員の必要性が無くなります。この時代を生き抜く力をつけることが必要になります。

このとき「生きていくために必要な能力」として私たちが大切にしている「非認知能力」が重要となってくるのです。GAFAもこれを21世紀に必要な力として提示しているのですが、残念ながら日本は大きく出遅れている状況です。

--これからの時代、現状維持のような思想では会社は淘汰されてしまうと?

榊原:現在、大企業と言われている会社が何年か後に生き残っているかすらわからず、メガバンクを代表する金融機関などは既に役割を終えているとさえ言われています。これだけの変化の時代を会社が生き抜くには、その時代に合ったサービスやプロダクトを生み出す必要があり、それを考えて生み出せる人材育成が重要になるのです。


--なるほど。人、特に御社におけるエンジニア育成という面ではいかがでしょうか?

榊原:そうですね、当社ではエンジニアという職種の定義と育成方法に特徴があります。具体的に言うと、我々はエンジニアをプロアスリートのように捉えています。ナレッジ・メンタル・テクニックの3本柱を設け、エンジニアそれぞれの特徴に応じて強みをさらに伸ばす、弱み補うための育成を行っています。

--定型の教育研修ではなく、個々人ごとに教育内容が変わってくるのですか?

榊原:はい、変わります。まずスキルチェックとして、入社時にメガベンチャーも利用しているtrackというスキルチェックツールで本人のスキルを“見える化”します。このツールはスキル偏差値のようなものを算出できるので、エンジニアとしての強み・弱みが明確になり、個別の育成プランをたてることができるのです。ですから、「ある人はまず資格取得を目指す」、「ある人はサーバー系の知識習得を目指す」など、入社時から教育内容が変わってきます。

現代アスリートは自分自身の強み・弱みを理解した上で、トレーニング自体も理論立てて行っています。そして、それに沿ってトレーニングをすることで、より早く強く成長している。弊社のエンジニアは、同じ考え方で成長することができるのです。「とりあえずやれば覚えるから」という、無責任な教育は絶対にしません。

--OTさんは実際に教育研修を受けていると思いますが、どのように感じていますか?

OT:入社時にtrackを通して弱みが明確になったので、何をすべきなのかが可視化されたことが良かったです。「弱みが弱いままでは業務に支障をきたしてしまう、またそれによって会社貢献できない」と、厳しいながらも当たり前の考え方を教えてくれたことはありがたかったですね。

弱みを補うための努力は非常にハードでしたが、「こういうエンジニアになりたい」というイメージがあったことや、社長が私のために時間を割いてくれていることもわかっていたので、「期待を裏切るわけにはいかない」と頑張りました。また、この過程では社長のほかに先輩社員にもいろいろ聞いたのですが、質問の投げかけ方で回答のスピードや内容が変わることに気付き、「どう質問すれば、相手に負担にならず、自分の求める回答を得られるのか」を考えてから質問することを意識するようになりました。

--質問の仕方は、細かいことかもしれませんが、大きな変化ですね。榊原社長はOTさんの成長や変化をどのように感じていましたか?

榊原:元々OT君は自分の軸を強く持っていたので、「こう成長しよう」と導きやすかった面がありました。入社後いろいろ会話をしてきましたが、ときを経るごとに会話の中で成長を感じ、また一つひとつの言葉に仕事に対する熱量も感じました。

成長という面ではまず、何か不具合が生じても自責で考えるようになったことが大きな成長でした。事前のチェックで、実際に弱みとして出ていた面だったのです。次に熱量という面では、質問方法ですね。実際に質問の仕方で1カ月くらい苦しんでいたのを見ていたのですが、相手の立場を考えて言葉を選ぶようになっていったこと、抽象的な言葉ではなく具体的な言葉になっていったことなど、相手に伝えたいという熱量を感じました。苦しみながらではありますが、弊社が大切にしている非認知能力が高まっていると感じました。


--OTさんはとても頼もしく成長していますね!

榊原:そうですね、OT君は入社直後は通勤時間が片道2時間かかる場所に勤務していたのですが、その通勤時間に独学で学習しAWS-SAAの資格をとりました。先日もいつの間にかセキュリティ関係の資格(CompTIA Security+)を取得していて、「社長、こんなビジネスをやりましょう」と新規ビジネスを提案してくれました。これは私が「やれ」と言ったことではなく、自主的に動いてくれた結果なのです。この辺もOT君の成長と強みですね。

OT君はAWSの仕事を通じてメタ認知が確実に上がっています。メタ認知はごく簡単に言うと俯瞰力、つまり自分を客観視すること。メタ認知能力が高いほど自分を客観視できるので、行動を改善できる。周囲の人とのコミュニケーションや話の理解能力が高まる。AWSの資格も言われたから取得したものではなく、自分で必要だと考えアクションした結果ですね。

--OTさん、業務と同時並行での資格取得は大変ではなかったですか?

OT:大変ではありましたが、楽しめていたのもありますね。特に世の中のニュースを見ていると、ビジネスにおけるセキュリティ強化は今後必ず必要なものになると思いますし、社長との会話でも重要だと思えたので、「じゃあやってみようかな」という感じで趣味感覚で始めました。

榊原:以前のOT君なら終業後はネットやゲームをしてゆっくり過ごすのがコンフォートゾーン(居心地のいい空間)だったのかもしれませんが、今は「次の仕事につながる何か、成長につながる何か」に取り組むことが新しいコンフォートゾーンになったのだと思います。

そしてこれが結果につながっている。変化の激しい時代を生き抜くには、その時代で働くには一人ひとりが経営者感覚を持つ必要があります。このとき、先を見据える力と実現力が重要になります。会社にぶら下がって生きていくのではなく、自分で何かを仕掛けようという人が今後成功する人であり、弊社で仕事を楽しめる人なのではないかと思います。

--そういう意味でもやはり、OTさんは強く成長されているのですね?

榊原:そうですね。OT君にはこれからIT業界でもっとスキルアップしていくために、難易度の高いタスクも任せていきたいと思っています。難しい仕事へのチャレンジがないと成長できませんからね。そして30歳までには事業部を任せられるくらいに成長してほしい。

それまで、たくさん障壁を乗り越える必要がありますが、メタ認知がどんどん高まっているので、問題ないかと思います。

--ありがとうございます。最後にOTさんは、今後どのように成長していきたいと考えていますか?

OT:今リーダーを任せていただいているのですが、このリーダーというポジションでマネジメント経験を積んでいきたいと考えています。技術面では、セキュリティに関する知識・スキルをどんどん強化していき、市場価値の高いクラウドエンジニアになりたいと考えています。

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