スパイスファクトリーは2025年3月10日で 創立9周年 を迎えました。 これまでの感謝とこれからの発展を目指して、先日クライアント企業の皆様やパートナーの皆様もお招きした9周年記念イベントを実施しました。 昨年までは完全に社員向けに行っていた内容を、よりパワーアップさせ、「プレ10周年」を見据え 社内外含め120名の方が参加するイベント となりました。 この記事では当日の様子などを写真も交えながらお伝えしていきます。 ~9周年記念にスパイスファクトリーの1年間を振り返った記事はこちらからどうぞ~
スパイスファクトリーの「周年記念イベント」とは スパイスファクトリーの周年記念イベントでは、福岡や関西拠点のメンバーやフルリモートメンバーも東京本社に集合し、直接顔を合わせて行うのが特徴です。昨年までは会社の方針説明や年間で活躍した社員を表彰するSpice Awardなどのコンテンツがメインでした。 しかし、今年は時間をたくさんとり 「特別な時間にしたい」 という思いから、新しい取り組みにチャレンジしてみました。
【取り組み内容】
社内の部署横断で新しい「Priority5」を考えるワークショップを実施 会社の事業方針説明に加えて、社外取締役2名とのトークセッションを実施 クライアント企業を5社限定でお招きし、ともに進めているDXプロジェクトについて社会にポジティブな変化をもたらした取り組みや社会的インパクトを与えるようなプロジェクトを前進できたことに感謝を込めてお伝えする「Impact Partnership Celebration」を開催 社員を表彰する「Spice Award」にも新しい賞を追加 外部ゲストによる基調講演と懇親会を実施 これらについて、写真なども交えて当日の様子をレポートしていきます!
新しい「Priority5」には何が選ばれる?ワークショップを開催 「せっかくメンバーが集まるのだから、特別な時間になるような取り組みをしたい」という思いから、今年はワークショップを実施しました。 社内で重要な経営指標とし、優先的に受注する方針としている「Priority5(教育・医療介護・公共・ガバナンス・気候変動)」を題材として、理解をより深めるために、 「Priority5に新たな項目を追加するとしたら何を選ぶか?」 というテーマでというお題に沿って、各チームで案を出し合い、検討しました。
~Priority5とはなに?と思った方はこちらの記事もご覧ください~
各チームからは、以下のような多種多様なアイデアが出ていました。 ・文化(Cluture) ・ホワイトスペース(余白) ・人 ・災害(NATURAL DISASTER) ・芸術 ・資源(リソース) ・宇宙開発 ・健康 ・KAWAII ・スポーツ×AI
それぞれのチームの色が出ていて、チームワークも良く、楽しいワークショップになりました。 参加メンバーからも以下のような声がありました。
「人よって考え方が異なる中で、さまざまなアイデアを交わしながら最終的に案をまとめていくプロセスがとても良かったです。」
「ワークショップを通じて出す意見の中や、その中での立ち振る舞いで人柄が出ていたり、個人的なルーツを知る機会もあったりして本当に面白かった。」
ワークショップ中の様子
各チーム発表の様子
会社の事業方針説明とトークセッション 続いては代表取締役CEOの高木さんから、 「2036年ビジョン」 というテーマで今後の会社の成長の取り組みについて発表がありました。 詳しい内容はお伝え出来ないのですが、これから業界の成長や未来、先の10年もさらに会社が飛躍していくビジョンが描かれていて、メンバーが共に同じ方向を向いて目線合わせができ、前進を感じることができた発表でした。
さらに、先日発表した総合システムインテグレーターである株式会社DTS様との資本業務提携を受け、当社の社外取締役に就任された阿部様、伊草様をお招きし、今後の取り組みや期待することなどについてディスカッションを行いました。
トークセッション中の様子(左)高木さん・(中央)阿部様・(右)伊草様
~関連するプレスリリースはこちら~
「ハチドリプロジェクト」でつながる皆さまから温かいメッセージ 当社では 「ハチドリプロジェクト」 という取り組みを行っております。 2022年から開始し、2024年には以下の内容に方針変更しました。
当期純利益3%を社会貢献活動費用に充てる スパイスファクトリーが行う社会貢献活動の総称とする 未来をつくる子どもたちへの支援を基盤として強化する
当日は以下の支援先からのビデオメッセージが寄せられました。
認定NPO法人D×P(ディーピー)代表理事 今井様 sweet heart projectのスタッフの皆様 一般財団法人100万人のクラシックライブ 代表理事 蓑田様 フィリピン拠点から奨学金支援を受けた大学2年生のダイアナさん
今後もこういった取り組みをしながら、様々な方とのつながりを広げていくことで、社会にインパクトを与えるような活動につなげていければと思っています。
~ハチドリプロジェクトについての記事はこちら~
そしていよいよ「Spice Award」発表へ 周年記念イベントの際には、前年度に会社や社会にインパクトを与えるような活動や、コアバリューを業務を通じて体現したメンバーを表彰する「Spice Award」も行っています。今年は昨年までの項目にさらに、2つのアワードが追加されました。
まずは「草アワード」! 当社のSlackでは「#emoji_kusa」というチャンネルがあり、これは面白い、なにそれ?!など、とにかく「草生える」と思ったときに「草」スタンプを押すと、そのメッセージが投稿されるチャンネルがあります。そのため、社内の雰囲気醸成・コミュニケーションづくりに貢献したということで、 Most 草 Person(MKP) :最も草リアクションをされた人 Most 草 Message(MKM) :最も草が生えたメッセージを投稿した人 の2名が表彰されました!
まず、 MKP は… CTOの泰さん !!
思わず感涙の泰さんw
そして MKM は、マーケティングの 木内さん !! 木内さんは入社初日に「オンラインオフィスの机を消してしまいました…誰か助けてください」という投稿でもっとも多い草スタンプがついたそうですw 賞品は「草越えて森」Tシャツでした!
つづいては「Spice Value Evangelist」の発表 次に発表したのは、 「Spice Value Evangelist」 という、当社の4つのコアバリューのうち、いずれかを十分に体現し、模範的な姿勢でコアバリュー推進に貢献した方に贈られる賞です。
当社のコアバリューは4つあります。
User first 意味のあるものづくりを。 Take initiative 課題を発見し、行動しよう。 Form a scrum チームで最大の成果を。 Fail fast 素早く、賢く失敗しよう。
これらのコアバリューについて、業務を通じて体現したメンバーに各賞が授与されました。一部ご了承いただいた方についてご紹介します。
User first部門 ではHRの 山田さん と、法務の 村上さん が受賞しました。
山田さんは、採用活動で携わる応募者の方一人ひとりの状況に寄り添い、迅速かつ丁寧な対応を徹底し、常に相手の立場や動きを見据えた行動を行っています。また、コーポレートマネジメントチームとの連携においても、事前共有を徹底することで急な依頼が発生しないよう配慮し、チーム全体の業務効率化にも良い影響を与えています。 まさに「User first」の姿勢が体現されています。
村上さんは経営が新たなフェーズへと移行する中で、DTS様との資本業務提携や会社法対応といった、取引額の大きさや法的なプレッシャーを伴う業務に、会社としても個人としても未経験の領域に果敢に挑戦してくださいました。 非常に複雑な状況の中、関係者の立場や動きを的確に捉えながら進めてくださる姿勢は、まさに「User first」を体現するものであり、この貴重な経験は今後のガバナンス体制の構築にも大いに活かされるものと期待され、受賞となりました。
Take initiative部門 では、UXデザイナーの 品田さん 、エンジニアの 都賀田さん が受賞されました。 品田さんはデザイナーという職務の枠を超え、福岡拠点の維持・運営に大きく貢献してくださいました。行政や施設との調整といった本来の業務範囲外の対応にも積極的に関わり、拠点運営の円滑化を支えていただきました。プロジェクトでもデザイナーだけでなく、BrSEとしても業務に携わる機会にも挑戦し、まさに「Take initiativeを」体現されました!
都賀田さんは普段の業務姿勢も誠実かつ実直に成長され、顧客へ価値提供を本質的にとらえ、自立駆動で考え、周りに働きかけながら動いており、「Take initiative」という価値観をまさに体現しています。
プロジェクトでも主体的にリードを担当し、クライアントとの期待値調整・課題整理など積極的に行動しています。 自らに課す「当たり前の仕事」の基準が高く、正義感と責任感をもち、社内に対しても社外に対しても一つ一つの物事に真摯に向き合い仕事を進めていく姿が称賛されました。
左から山田さん、品田さん、都賀田さん
村上さんは当日欠席だったため、後日写真撮影させていただきました
Form a scrum部門 では、エンジニアの ライさん と 江藤さん が受賞されました。 ライさんはプロジェクトにおいては、ご自身の役割を着実に果たすと同時に、スクラムの精神を体現し、プロジェクト全体の推進に大きく貢献してくださいました。 常に「自分」ではなく「チーム」を主体に考え、日本チームとフィリピンチームの橋渡し役として双方を適切に取りまとめながら、チーム全体を力強く前進させる推進力を発揮されました。ひとりではなく、チームで働いているという意識を常に持ち、全員の力を引き出す姿勢は、まさにチームワークの手本です。
江藤さんは、プロジェクトにおいて、困難な状態にあったタイミングで参画し、難易度の高いタスクを積極的に他メンバーから引き受け、責任を持ってやり遂げてくださいました。 常に「チームで乗り越える」という視点を持ち、強い責任感をもって行動されており、ときには厳しい意見も惜しまず発言することで、周囲を巻き込みながらチーム全体を前進させました。その姿がとても印象的でした。
お二人ともチームを巻き込みつつプロジェクトを進めていく姿勢がまさに「Form a scrum」を体現しているとのことで受賞に至りました。
Fail fast部門 では、エンジニアの 清水さん が受賞されました。
BrSEとしてフィリピン側、日本側双方のメンバーと密にコミュニケーションをとりながら、複数のプロジェクトを並行して担うという難易度の高い状況においても、果敢にチャレンジを重ね、プロジェクトを力強く推進されました。その姿勢がまさに「Fail fast」として表彰されました。
左からライさん、江藤さん、清水さん
また、清水さんと共にプロジェクトを成功に導いてくださった フィリピンチーム にも「Form a scrum」ということで表彰させていただきました。当日はオンラインでフィリピンチームにも配信しており、後日日本のメンバーが出張してフィリピンへ記念品とメッセージを伝えに行きました。
フィリピンメンバーの皆さん、おめでとうございます!
フィリピンメンバーにも普段の感謝を伝える良い機会になりました。
各受賞者には、クリエイティビティが刺激されるような非日常の体験が味わえる体験ギフト券と社内のデザイナーがデザインしてくれたオリジナルトロフィーが授与されました。 みなさんおめでとうございます!
メンバー同士を称え合う「Heroes Award」 今年から新たに創設されたのが「Heroes Award」。こちらは日々の業務やプロジェクトでの関わりを通じて、 素晴らしい活躍を見せたメンバーを社員がお互いに感謝と称賛の気持ちをもって推薦し表彰し合おうという取り組み です。複数投票可能で、 メンバーの投票率は99%、寄せられたメッセージは232件 にも及びました!
メンバーからのメッセージカードの一例
その中から受賞したのは3名!それぞれメンバーからの信頼も厚く、プロジェクトやチームをけん引してくださった方たちでした。
高木さんから受賞者にトロフィーと目録を授与しました。
最後に表彰された「Spice MVP」 最後の栄えある「 Spice MVP 」は、プロジェクトを通じて”革新の触媒”として、会社・社会への貢献に大きく寄与した1名が表彰されます。今年はCorporate Design Div. Public Relationsの 前田さん が受賞されました。
前田さんは、既存の枠にとらわれず、自由な発想で新たなアイデアを生み出し、積極的に実践することで周囲に影響を与え続けている姿勢、受託開発の会社でPublic Relationsの新しいサービスを提供しクライアントワークで収益を上げるという新たな道を切り開いたことも、素晴らしい成果であると評価されました。 社内だけでなく、クライアント企業、パートナーなどあらゆるステークホルダーとの強固な信頼関係を築き、会社全体の成長を力強くけん引されている姿は、まさにスパイスファクトリーの掲げるMission 「革新の触媒 ”The Spice Of Innovation”」を体現 しているということで、MVPを受賞されました。
あらためて受賞者の方々に賛辞を送りたいと思います。おめでとうございます!
初めての試み「Impact Partnership Celebration」 社内メンバーのアワード表彰に続き、日頃より共にプロジェクトを推進いただいているクライアント企業の皆様にもご参加いただき、初めて 「Impact Partnership Celebration」 と題したセレモニーを開催いたしました。お忙しい中、都内だけでなく遠方からお越しいただいた皆様と直接お会いし、日頃の感謝の気持ちをお伝えできる貴重な機会となりました。 今回は初めての試みということもあり、限られた規模での開催となりましたが、10周年の際にはさらに多くのクライアント企業の皆様とご一緒に、これまでの歩みを振り返り、未来への展望を共有できる機会を設けたいと考えています。
その後、普段お世話になっているクライアント企業の皆様や、パートナーの皆様をご招待して、基調講演を行いました。 講演をお願いしたのは、以前社内研修もお願いしたことがある川向 正明様。 基調講演の様子は別の記事でお伝えしますので、併せてご覧ください。
その後は懇親会が行われ、マグロの解体ショーや、銀座のバーテンダーさんによるドリンク提供などが行われ、参加者の皆様に楽しんでいただきました。
9周年記念ロゴを配置したオードブル
バーテンダーによるオリジナルカクテル
スペシャルなドリップコーヒーも振舞われました。
魚屋あさい様によるマグロの解体ショーの様子
解体したマグロのお刺身はとても美味しく皆さまからも好評でした。
最後に 以上、スパイスファクトリー9周年記念イベントレポートでした。 運営スタッフを各部署から募り、2月ごろから少しずつ準備を重ね、なんとか当日を迎えることができました。当日の運営で反省することもありましたが、参加された皆様にはとても喜んでいただくことができました。
来年、2026年3月はいよいよ 「10周年」 という節目。今年よりもさらにスケールアップした、心に残る記念イベントになるよう、企画を進めていきたいと思います!
スパイスファクトリーの「スパイストーク」でも9周年についての振り返りをしているので、こちらも合わせてお聴きいただければ幸いです。
Writer: [Corporate Design Div. Public Relations] EIKO YAEGASHI