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“おせっかい魂”で人と人との結び目をつなぐ、リジョブのインハウスデザイナー:川根 一誠 さん。

2020年1月、リジョブでは採用サイトをリニューアルオープンしました。オール自社内製によるこの採用サイトのデザイン部分を担ってくれたのが、UNIT長の川根さんをはじめとするデザイナーの皆さんです。

「その時々で“今の想い”を大切に生きてきた結果、自然とデザイナーになっていたんですよ」と真っ直ぐな眼差しで語る川根さんに、これまでとこれからを伺ってみました。

■Webデザイナーを志したきっかけを教えてください。

元々「先の大きな目標の為に、コツコツ努力を積み重ねる」というよりも「今、心の動く事に打ち込んで、気付いたら道ができていた」というタイプなので、初めからデザイナーを志していたわけではないんです。

とはいえ、子どもの頃から絵を描いたりものを作るのは大好きでした。小学生の時はカセットテープやMDに自分の好きな音楽をオリジナルで編集したり、という事にはまっていましたね。デザイナーになる前に、打ち込みで音楽を創ったりDJをしていた時期があるんですが、その原点はこのテープ編集だったんだなと思います。

そして、大学はメディア系の社会学部で、映像・出版・Webを含めて、メディアリテラシーやメディア倫理、といった部分を学んでいました。デザイナーを志してから「ユニバーサルデザイン」といった考え方にすっと馴染めたのは、学生時代の学びも大きいですね。

大学時代は打ち込みで音楽を創る「トラックメイキング」にはまり、長期休みには携帯電話の組み立て工場で働く⇒お金を貯めてMACやDTMソフトなどの高級機材を購入し、音楽制作に没頭⇒また工場で働く…といったサイクルで生活していました(笑)。この頃の音楽も、今のデザインも「パソコンを用いて創作する」という部分は共通していますね。

■大学卒業後、「ノリで」Webデザイン学校に通い始めたんですね?

そうなんです。大学卒業後はアルバイトをしつつ、その日暮らしでぷらぷらと生活していました。当時は音楽仲間とルームシェアをしていたのですが、その友達がWEBの学校に通い始めたのを見て自分も通うように。そこで「これは、いけるんじゃないか?」と手応えを感じたんですね。

音楽が好きといえど、周りには凄い才能の仲間も大勢いて、いくら才能があっても「それだけでご飯を食べるのは難しい」という厳しい世界です。今は、他の仕事を持ってライフワークとして音楽を続けたりと、色々な道がありますよね。そこでWEBデザインであれば、これまで自分が学んできたこと・音楽制作で身に付けてきたことを活かしつつ、新たに世界を広げられるんじゃないか、ここに向けて注力したい、そう感じたんです。

■「最も学べそうなWeb制作会社」から、なぜリジョブへ転職されたのですか?

Webデザインを学校で学びつつ、当時アルバイトをしていたお店の常連客だった方(経営者)の会社のホームページを制作。それを作品として幾つかの会社を訪問し「デザインを最も学べそうな」WEB制作会社へ就職。4年程在籍し、Webデザインに携わりました。小さなバナー作成からスタートし、ページレイアウト⇒コーディング⇒アニメーションなどのリッチな実装⇒サイト構成の全体設計などと、関わる範囲がどんどん広がり、忙しいけれど充実した日々でした。

リジョブに入ったきっかけは、大きく分けると2つあって、1つ目は「事業会社のデザイナーとして、サーバーサイドエンジニアと近い場所で仕事がしたかった」という面です。前職のデザイン会社ではフロントエンドしか見えず「サーバーサイドでは実際にどのような動きがあるのか?」「事業側の想いとデザイン、エンジニアリングが実際どう繋がっているのか?」が見えなかったので、そこを見てみたかった。歓迎要件に「Ruby on Rails」と書かれていたことからも魅力を感じました。

2つ目はもっと大局的で、「自分たちの働いた結果が、世の中にどう還元されるのか?」という所で、事業やCSV推進プロジェクトを通して社会課題の解決に取り組んでいるリジョブに心惹かれました。以前の会社は10名前後の個人経営で、その会社が社会に与えられる影響力に比べて、リジョブであればもっと大きな社会貢献につながることが出来るのではないか、という期待が大きかったです。エンジニアやマーケターとの距離の近さもリジョブの魅力で、部分的な情報からではなく、事業の動きや会社として成し遂げたい目的を見据えながらデザインを考えられるのは、非常に大きなやりがいですね。

■理想とする「Webデザイナー」について、語ってください。

Webデザインはそもそも、メディアの特性上「デザイン」「設計」「コーディング」を明確に分ける事が出来ないので、何かに特化した才能を持つ人(グラフィックデザイナー、プログラマーなど)ももちろん必要ですが、同じくらい「まんべんなく色々と出来る人」も、すごく大事だと思うんです。僕はそこを目指していますし、少々硬い言葉になりますが今デザイナーに求められているのは「問題解決の為に、視覚表現を用いて情報を構造化する」という本質だと思います。

きっと、世間のイメージする「デザイナー」は、デザインの一部である「スタイリング」の領域が多いのだと思います。これはかっこいい空気感や、アーティスティックな感性が要求される感覚的な部分ですよね。

実は、デザイナーには感覚と同じくらい「情報を分かりやすく伝えるには?」といった面からの情報設計も必要で、こちらはどちらかというとロジカルな面です。WEBデザインにはこの双方が求められますし、「デザインの美しさがそのまま使いやすさに繋がっている食器」のような工業デザインにも近い世界で、憧れますね。

また、僕がデザイナーとして大事にしている「Less is more」という言葉があるのですが、これは手短に言うと「最小限でインパクトのあるデザイン」ということです。物事を構造化してそぎ落とした分、ひとつの色、ひとつの配置、そういった所に表現や構造としての強さが求められます。要素が少ないからこそ、センスが問われ、ごまかせない。難しいけれど、ここを追求していきたいですね。

■リジョブのデザインUNIT長として、今後成し遂げたいことは?

正直、「自分のための自己成長」といったことには、言うほど興味がありません。それよりも、折角デザイナーとして各部署との繋がりがあるからこそ、積極的に部署間のパイプ役を担い、リジョブとしての最終ミッション「求人メディアを通した採用数を上げる」ことに貢献していきたいと思います。

また、実は「おせっかい&せっかち」な人間なので、この”おせっかい魂”を活かして、ユニット長にしていただいたからにはチームの成果を最大化したいですし、各メンバーにデザイナーとして「プロフェッショナル」になってもらいたいと思っています。本来、「ずっと創っていることが心躍り、楽しい!」というメンバーばかりなので、出来るだけみんながクリエイティビティに注力できる環境を整えたいです。ゆくゆくは、マネジメントやディレクションすら必要ないチームを目指したいですね。

僕は、メンバーみんながプロになって協業して動くことでこそ、プロダクトがより良くなっていくと思います。今後はグループ会社に関わるデザイン業務や有料広告のグラフィック最適化、といった部分にもエネルギーを注ぎたいですし、ともにチャレンジしていきたい、と思ってくれるメンバーに是非来ていただきたいですね。

…デザインUNITとしての成長を考え、最近「チームビルディング」といった分野に対しても積極的に学ばれている川根さん。約半年にわたる採用サイトリニューアルに共に携わって、第一に感じたことは、その「責任感の強さ」でした。

採用サイトの世界観から、ビジョン、事業、プロジェクト、働くメンバー…といった要素を「デザインの力で、どうすれば最大限に伝えられるか?」という部分まで、デザインUNIT一丸となって関わってくれたお陰で、“想いが伝わる採用サイト”を創り上げることができました。


※採用サイト:トップページのイメージ

「リジョブの新プロジェクト・新サービスの傍らには必ずデザインUNITがいる」、そんなリジョブを支えるデザインUNITに興味のある方、是非話を聞きにいらしてください!

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