はじめに
「働き方改革」や「業務効率化」という言葉が当たり前のように使われるようになった今でも、実際の職場では、なかなか「本当にやりたい仕事」に集中できないという悩みが多くの現場に残っています。日々の忙しさに追われて、自分が一番力を発揮したい仕事に時間を使えない──そんなジレンマを感じている人は少なくありません。
こうした現実と正面から向き合い、少しでも多くの“ひと”がいきいきと働ける環境をつくりたいという想いから、REDISHは2024年にリブランディングに踏み切ることを決めました。
このリブランディングは、ただロゴやスローガンを新しくしただけの表面的な変化ではありません。 私たちは「そもそもREDISHは何のために存在するのか?」という原点に立ち返り、「これからどんな価値を提供していくのか」「どんな未来を目指していくのか」といった根本的な問いに向き合いました。
その答えを、ビジョン・ミッション・バリュー(VMV)という形で言語化し、私たち自身の「軸」を明確にしたのが今回のリブランディングです。これから先、どんな変化があってもぶれない土台をつくるために、REDISHは大きな一歩を踏み出しました。
なぜ今、リブランディングだったのか
REDISHは、飲食店の経営を支えるために、税務・会計、飲食店向けクラウドファンディングや集客支援、開業サポートなど、幅広いサービスを提供してきました。LINEを活用した手軽なサポートや、マーケティング・会計のノウハウを活かした伴走支援を通じて、現場の“やりたいことに集中できない”という悩みに向き合ってきたのです。
とくに飲食業界では、スタッフが本業である「料理」や「接客」に集中できず、煩雑な事務作業や集客に追われてしまう現実があります。REDISHは、そうした現場の負担を軽減し、働く人がもっと自分の得意分野で輝けるよう、サービスを磨いてきました。
その一方で、こうした課題は飲食業界に限らず、日本のサービス産業全体に共通するものであると、私たちは強く感じるようになりました。中小企業や個人事業主を含め、多くの現場で「本来の仕事に集中できない」「得意を活かせない」という悩みが広がっているのです。
そこで私たちは、これまでのサービス提供の延長ではなく、これからの社会や働き方に対して、どのような価値を届けていくのかを再定義する必要があると感じました。
私たちが単に“支援する会社”という枠を超えて、社会や働き方そのものをより良い方向へと動かしていく存在になるために、まず自分たちのビジョンとミッションを明確にすることが欠かせないと感じました。
それを形にすることこそが、今回のリブランディングの大きな目的でした。
現在は飲食店を中心としたサービス支援を主軸としていますが、今後はその知見を活かし、飲食業界にとどまらず、日本のサービス業全体を支える存在として、次のステージへと歩みを進めていきたいと思っています。
VISION:すべての「ひと」が仕事で輝ける未来へ
REDISHのビジョンは、すべての「ひと」が自らの力を発揮し、いきいきと働ける社会の実現を目指しています。業種や職種を問わず、働く一人一人が自分のコア業務に集中できる社会を作り出す。そのために、私たちはテクノロジーを活用して、働く時間の「価値」を取り戻し、組織や個人の成長を支援していきます。
MISSION:テクノロジーで、コア業務から経営を進化させる
REDISHが目指すのは、現場に潜む「ノンコア業務からの解放」です。日々の業務に埋もれていた時間を、より本質的な業務に集中できるようサポートすることで、企業やそのスタッフが本当に求める仕事に注力できる環境を作ります。テクノロジーを駆使して、業務の効率化を進め、経営を進化させる手助けを行うことが、REDISHの使命です。
VALUE:想像力・構想力・実装力
REDISHの価値観は、単に“言葉”として存在するものではなく、日々の行動基準となる軸です。私たちは、次の3つの力を大切にしています。
想像力
お客様のビジネスやニーズを深く想像し、共感する力。どんな小さな問題でも共感し、信頼を築き上げる力です。
構想力
現状を分析し、未来を予測する力。誰よりも一歩先を考え、必要な変化を自ら先に起こす力を大切にしています。
実装力
アイデアを実現する力。構想をただの空想で終わらせることなく、テクノロジーを駆使して形にし、社会に実装する力です。
これらの力を、REDISHは社員一人ひとりに求め、組織として成長するための原動力としています。
ブランドアイデンティティの再構築
今回のリブランディングでは、REDISHのブランドアイデンティティも再構築しました。 新しいロゴやカラーには、「テクノロジーの安心感」と「仕事の楽しさ」というREDISHの想いを込め、視覚的に表現しています。
ロゴは、シンプルで無駄のない造形をベースに、「王道感」や「信頼感」を感じさせながら、柔らかな丸みを加えることで、やさしさや親しみやすさを表現しました。 さらに、無機質になりがちなデジタルの世界に、有機的なモチーフ(花や輝き)を重ねることで、「デジタルで人を幸せにする(=晴れにする)」というブランド思想を象徴するマークに仕上げています。
キーカラーには、わずかに黄色を含んだ温かみのあるブルーを採用。 空や自然を思わせるこの色には、心理的な解放感や安心感をもたらす効果があり、見る人にやさしく前向きな印象を与えます。
こうしたデザインの統一によって、社内外のあらゆるタッチポイントで、REDISHらしいブランドメッセージを一貫して届けられるようになりました。
REDISHが目指すカルチャー
REDISHが目指す未来を実現するためには、テクノロジーやサービスの進化だけでなく、「人」の成長と挑戦が何よりも大切だと私たちは考えています。
一人ひとりが自ら考えて行動し、仲間を尊重しながら力を合わせていく――そんなチームのあり方こそが、REDISHの原動力です。
私たちは、「想像力・構想力・実装力」という3つのバリュー(価値観)を、単なるスローガンではなく、日々の行動や意思決定の軸として大切にしています。
そしてこの3つの力を、REDISHのカルチャーとして組織全体に根づかせています。
🔍 想像力
私たちの仕事は、「相手の立場を想像すること」から始まります。
お客様の背景や悩みを深く理解し、どんな課題も自分ごととして捉える。
その姿勢が、信頼されるプロフェッショナルの土台となります。
REDISHでは、数字や事実に基づいた判断と、相手への共感のバランスを大切にしています。
どんなに小さな業務でも、相手にとって価値があるかどうかを常に考える。
🧭 構想力
現状に満足せず、常に「もっと良くできないか?」を問い続ける姿勢。
課題を分析し、未来を見据え、新しい仕組みやルールをつくっていくことが、REDISHの構想力です。
既存のやり方にとらわれず、仮説を立て、実験し、改善を繰り返す。
“正解がない仕事“こそが私たちのフィールドであり、そこに価値を創るために、自ら変化を起こす勇気を持つこと。
🔧 実装力
どんなに良いアイデアも、形にできなければ意味がありません。
REDISHは、「やる」と決めたら、チームでやりきることを大切にしています。
一人ひとりが役割を果たすだけでなく、困っている仲間に自然と手を差し伸べられる関係性。
個人プレーではなく、チームの成果にコミットすること。
そして、スピード感を持って着実に実行に移す「実装力」が、REDISHのもう一つの強みです。
リブランディング担当者からのコメント
今回のリブランディングを担当することになり、最初に感じたのは、「REDISHが本当に目指している未来を、もっと多くの人に伝えたい!」という強い想いです。
ロゴやビジュアルを変えることが目的ではなく、REDISHという企業がどんな価値を提供し、どんな未来をつくろうとしているのか。その本質を丁寧に見つめ直し、言葉とデザインの両面から、まっすぐに届けることが大切だと感じました。
中でも特にこだわったのは、「ひと」への想いです。
REDISHが支援している飲食店や中小企業──現場で働く“ひと”たちが、もっと自分らしく、もっと誇りを持って仕事に向き合える未来をつくりたい。そんなビジョンを、ブランドというかたちで丁寧に表現することが、リブランディングの核になりました。
デザイン面では、REDISHのミッションや想いがより伝わりやすくなるよう、あたたかさや信頼感、そして前向きさが感じられるトーンにこだわりました。ロゴの曲線やカラーリング、写真の光の使い方まで、細部に想いを込めています。このプロジェクトを通じて、社内のメンバー全員が同じ方向を向き、言葉とビジュアルの両方で「私たちらしさ」を再確認できたと感じています。
これから先、REDISHの理念や価値観がもっと多くの人に届き、企業としても、ブランドとしても、さらに成長していけると信じています。
REDISHのこれからの歩みを、ぜひ一緒に見守っていただけたら嬉しいです。
社員からのコメント
新しいブランドを見たとき、直感的に色合いや雰囲気に温かみを感じて、「すごく好きだな」と思いました。お客様にも、そして働く私たち自身にも寄り添ってくれるような印象を受けました。
Missionで「ひと」にフォーカスしている点も、個人的にとても共感しています。私自身、お客様である飲食店経営者の方々が“やりたいことを仕事にして生きている”という世界観をつくりたいと思い、この会社に入りました。
Visionにあるテクノロジーの部分も、AIやDXの取り組みが現場で進んでいて、自分もプログラミングに挑戦するなど、新しい変化を楽しんでいます。
最後に
今回のリブランディングは、REDISHという企業の見た目を変えることが目的ではなく、 「すべての『ひと』が仕事で輝ける未来へ」というビジョンを、より強く、より具体的に描くための一歩でした。 私たちは、テクノロジーの力で業務を効率化するだけでなく、働く人が本当にやりたいことに集中できる環境をつくり、組織や社会に新しい価値を生み出していきたいと考えています。
その実現には、REDISHで働く一人ひとりの「想像力・構想力・実装力」が欠かせません。 この3つの力を発揮しながら、変化を恐れず、挑戦し続ける仲間とともに、未来へと進んでいきます。
もしこのビジョンに少しでも共感していただけたなら、ぜひ一緒に、そんな未来をつくっていけたら嬉しいです。
あなたの想いや力が、REDISHにとっても、そしてこれからの社会にとっても、きっと大きな力になると信じています。
私たちの想いに共感してくださった方は、ぜひ一度、気軽にお話ししてみませんか?
ご応募やお問い合わせを、心よりお待ちしています。