AIの登場によって、これまでにないスピードで社会が変わり始めています。
PIGNUSは、この激動の時代において、変化を恐れず積極的に向き合いながら、社会に必要とされる存在であり続けることを目指しています。
本記事では、PIGNUSがどのようにして現在の姿になったのか、その原点から未来への挑戦までを、一つの物語として紐解いていきます。
序章:まだ見ぬ景色への挑戦
PIGNUSの創業者であり代表取締役の水戸は、大学時代に家庭教師のアルバイトをしていました。しかしある時、「価格とサービスの質が見合っていない」と感じ、自ら家庭教師会社を立ち上げます。
その後、広告会社である株式会社セプテーニに新卒入社。 誰よりも働くことで成果を出し、ベストスタッフ賞の受賞や社内ギネス記録の更新など、順調にキャリアを積み重ねていきました。
ですが、水戸の中にはこんな思いが芽生えます。
「このまま働き続けても、5年後、10年後の自分が見えてしまう。もっと予測できない未来に挑戦してみたい」
見える未来よりも、想像できない未来を生きたい。そんな思いから、2017年、株式会社PIGNUSを創業することになります。
第1章:一人で始めた創業期と、見つけた原点
創業後は、文字通りゼロからのスタートでした。
1期目は1人で、営業・企画・運用から経理業務まで、すべての業務を自分の手で行いました。マーケティング支援業で着実に結果を出し、一人会社ながら計画を大きく上回るスピードで成長。
しかし水戸が意味を感じたのは、売上や報酬よりも、支援先のサービスが大きく成長したり、そのサービスを使うユーザーの喜ぶ姿を目にした時でした。自分の仕事が誰かの課題解決の一部になっていると実感したとき、水戸の中に一つの確信が生まれました。
――売上でも、規模でもない。自分がやりたいのは、世の中に新しい価値を生み出すことだ。
この思いは、今のPIGNUSのタグラインである「価値を、本気で」の原点になっています。 水戸自身の原体験から生まれた、この先も変わることのない信念です。
その後、2期目4名、3期目18名と優秀なメンバーが加わり、売上も4.7億、10.6億と着実に成長していきます。
第2章:広告業界の変化を見据えた、数年間の模索
会社の成長とは対照的に、水戸は「広告運用代理は、社会における価値が低い」と感じるようになっていきました。業界全体でも、広告にお金をかけても以前のように成果が出にくくなり、従来は広告会社が担っていた領域を戦略コンサルティング会社が代替する、といった変化が起きていました。
「この領域で本当に価値を生むには何が必要か。時代のニーズに対して、まだ足りていないものは何だろう?」
その問いに対してPIGNUSが出した答えは、「広告運用やSEOといった“オペレーション”ではなく、ポジショニング戦略やマーケティング戦略といった“ストラテジー”をコンサルティングの中心に据えること」。
そして「“広告運用者”ではなく、“マーケター”でチームを構成すること」でした。
この方針のもと、PIGNUSは仕組みの設計とチーム作りに注力し始めます。
第3章:積み重ねた仕組みが、確かな成果につながる
2024年になり、これまで積み上げてきた仕組みが形になってきました。多くの案件で安定した成果を出せるようになり、再現性のある事業モデルが見えてきます。案件の質も量も大幅に向上し、対応しきれないほどの相談が寄せられるようになりました。
その結果、事業の数字も大きく伸び、PIGNUSのマーケティング支援事業は確かな成長軌道に乗ります。
さらに、会社の拡大とともに直面した「自社に合うSaaSを選ぶのに多大なコストがかかる」という課題をきっかけに、FitGapが新規事業として誕生しました。現在では日本だけでなくグローバルにも展開し、着実に成長を続けています。
PIGNUSの存在意義:「価値を、本気で」という言葉の意味
「価値を、本気で」
PIGNUSのタグラインであるこの言葉は、創業当初は意志表明のような意味合いで使っていました。
しかし今、水戸はこう語ります。
「社会にまだ存在しない価値を生み出し、解決されていない課題を解決する──これは特別なことではなく、新興企業本来の役割だと思っています。この役割を果たせるよう、粛々とやり続けます」
他の会社でもできることを再現するだけでは、社会にとっての意味がない。PIGNUSは、"新しい価値"を生み出し続ける企業であることを、自分たちの使命としています。
その姿勢は、どんな事業においても変わることはありません。
これから:変化を恐れず、壊しながら進む集団であれ
PIGNUSが手がけるマーケティング支援やFitGapは、世界経済の中で見れば、まだ小さな領域かもしれません。それでも私たちは、その領域で解決されていない課題に取り組み、業界を少しでも前進させることで、社会の発展に貢献できると信じています。
テクノロジーの進化によって、ビジネスのルールが根本から変わろうとしています。この変化に飲み込まれるのではなく、むしろ活用していくには、自分たちも変化し続けるしかありません。
時には、築き上げてきた手法や資産を手放してでも、時代に合わせて仕組みを作り直す覚悟を持ち続けたい。そして、まだ誰も解決できていない課題に、本気で挑み続けたい。
PIGNUSはこれからも、こうした思いを胸に進んでいきます。
本気で価値を届けたいと願うあなたと、共に未来を作っていける日を、心から楽しみにしています。