1
/
5

【シリーズ 自己実現の群像 9】ハピタス事業 ハピタス運用チーム 金承妍(キム スンヨン)

キムはピアニストを目指していた。だが高校2年生の時、その夢を断念することになる。ピアニストの命である手の腱鞘炎が悪化したためだ。が、音楽に対する憧憬はいささかも衰えない。ピアノの夢を諦めたのはキムだけではない。近しい友人に同じように夢を諦めた人がいた。彼女はエンジニアだった。またキムの姉もエンジニアだった。自分の心情を汲んでくれる近しい人から聞かされる話に、キムの思いは次第に固まっていく。

そして日本の「嵐」の大ファンでもあった。その関係からも、日本に興味を抱き、日本語の勉強も進めていた。

「日本でエンジニアとして働いてみたい」。2015年、韓国から来日。以来キムは、抱いた志をかなえ、自己実現すべく、オズビジョンでの日々を送っている。

あなたをあなたとして歓迎する会社

エンジニアとして活躍したかった、ということもあるのですが、実は「日本が好き、日本語が好き」ということが、私にとっては大きかったかもしれません。日本には、会社のことを思って真摯に仕事をすると同時に、お互いのプライバシーに気を配るという文化があるように感じていました。それがすごく良くて。

来日してある会社でエンジニアとして働いていました。社会人としてのマナーからはじまって、いろいろなことを学ばせて頂きました。また、社内イベントにとても熱心に取り組む会社だったんです。忘年会を半年もかけて準備するとか。それはそれは素晴らしい忘年会なんですけどね。が、私のすみ分けの能力が足りなかったんでしょう。仕事とイベントとのバランスがとれなくなってしまったこともあったり。もっと自分を追い込まなきゃ、と感じて転職することにしました。

私は、エージェントに紹介される前からハピタスのことを知っていたという、かなり珍しいケースだと思います。「日本に住んでいる韓国人ママグループ」のまとめサイトがあり、そこでハピタスのことが紹介されていたんです。それで「もしかしてあのハピタス?」と。

オズビジョンで感じたのは、私という個人にきちんと興味をもってくれているという雰囲気です。また新しく入社する人の一人、ではなく、金承妍という個人として尊重してくれる。あいさつ1つにしても歓迎されている感があふれていたんです。そしてそれは、普段の社員同士にも見て取れるものだった。

オズビジョン以外にも、並行して自社サービスを運営するITベンチャーに応募をしていました。どの企業と比べても、個人を歓迎するオズビジョンの雰囲気は抜群でした。ここでなら長く働ける、そう確信して入社を決意しました。

顧客志向で強く結ばれた個人という強み

ユーザーにおける不都合を解消する「UPS」というチームでの仕事から始まり、現在は、様々なハピタスの運用面の改善を進めていくチームに所属しています。UPSでも運用チームでも感じるのは部署同士の連携の緊密度。たとえば、営業とカスタマーサポート。そして私たちエンジニア。協力して仕事を進めるといえばどの会社でもやっていること、と思うかもしれませんが、その度合いは桁違いだと思います。全部署に顧客志向が強く根付いているからこそだと思いますが、非常に貴重な経験をさせてもらっていると思います。

また新しく入社した人にも、責任の伴う仕事に就いてもらうことが多い、ということも感じます。そしてそれは海外出身者に対しても同様です。ですので1つの仕事から学べることがとてもたくさんあります。

このように個人を信じて成果に期待すると同時に、顧客志向という絆を通じて強力に協働していく。この2つが共存していることが、オズビジョンの環境の大きな特徴だと思っています。

本当に良い会社だからこそ早く馴染んでもらいたい

今後、海外からの採用がもっと増えていくにあたって、私はその受け入れのリーダーをしたいと思っています。

私が入社した時、確かにとても歓迎していただきました。その意味ではものすごく助かりました。でも、「海外から日本にやってきて働く」ということを、実際に自らやった人でないとわからない不安や悩みはたくさんあるものです。家賃の相場や部屋を借りる手続きなどの生活面から、保証人とは何のために必要でどう申請したらよいのかなど。実は私も、そのような悩みを克服し、本当の意味で馴染むまでには半年ほどかかりました。

幸いなことに、韓国をはじめとして海外出身者が既に社内にいたので、度々相談をし、解決していました。私が得たそれらの経験を、今後入社してくる海外採用者の方の支援に活かせればと思っています。早くオズビジョンに心から馴染んで欲しいんです。本当によい会社だから。会社の理解を深め、その良さを大いに活かして、できるだけ早く能力を最大限に発揮してもらいたい。それができる会社だからこそ、そうできないのはとてももったいない。

成果も音楽も諦める必要はない

いつか新規事業をやってみたいと思います。たとえば音楽のストリーミングサービス。どこかでピアノに賭けていた思いや、大好きな嵐への思いが私の中にあるのかもしれません。今の趣味はウクレレ。手に負担の少ない楽器を探していて出会いました。週に2回ほど地域コミュニティに通っています。ピアノがだめでも弾ける楽器はある。音楽を諦める必要はありません。自分で働く時間や場所をコントロールし、高い成果を出すことが基本であるオズビジョン。だからこそ、音楽の時間もきちんととることができる。本当にありがたいと思っています。

オズビジョンは「仕事を通じて自己実現したい方」を募集しています。ご応募をお待ちしております。

株式会社オズビジョン's job postings

Weekly ranking

Show other rankings
Like Hiromi Kazama's Story
Let Hiromi Kazama's company know you're interested in their content