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【シリーズ 自己実現の群像 6】ハピタス事業 ToCチームエンジニア Ta Thi Thuy(トゥイ)

本当は「途轍もなく不安」だったろう。

生まれ育ったベトナム。高名な工科大学を優秀な成績で卒業。家族はもちろん親族の期待も半端ではなかったはずだ。「日本のITベンチャーに就職する」。トゥイにはそう宣言するに足る十分な実力があった。期待する周囲も最終的には自信満々な娘のその決意を受け入れるだろう。挑戦。決意。自信。しかしその裏には、最初の就職という旅立ちを迎える人誰もが抱える不安がやはりあった。

2016年4月。神田神保町に構えるベンチャー企業オズビジョンに入社。初の海外新卒採用者の1人であるトゥイは、今回ようやく入社当時不安だったことを語ってくれた。それを乗り越えた今、彼女は著しい成長を遂げ、将来の夢、自己実現の道を見出し邁進している。

口先だけでなく真に理念を実践する会社

ベトナムの新卒を採用するために、日本から出向き、数日間で会社説明、選考、内定付与まで行うという数社合同の現地イベントが、最近増えてきています。そこで出会った1社がオズビジョンでした。実はその時、私は別の日本企業から内定をもらっており、職場体験をする予定まで組まれていました。ただ、ベトナムにはまだないポイントサイトを運営している企業が来るということで興味を持ち、イベントに参加しました。

代表の鈴木さんをはじめ、多くの若い社員が熱心に説明してくれました。とくに鈴木さんは、企業理念の説明はもちろん、リーンスタートアップのことや、勉強しているテーマなどを情熱をこめて話してくれました。ここなら成長できる。いや、ここでこそ成長したい。そう思いました。内定をくださった企業には申し訳なかったのですが、辞退を申し出てオズビジョンに入社することにしました。

それ以外に惹かれた点はどこか、ですか。正直に言いますね。人事制度がしっかりしていること。自分で働く時間や場所を決められる自律型勤務制度があること。人事の方が親身で頼りになること。雰囲気がよく海外出身者でも大事にしてくれそうなこと。若い新卒の女性でもエンジニアとして活躍している実績があること。日本の採用面接では「魅力だと感じても言葉に出してはいけない」ものばかりでしょ。

企業としての在り方や、成長の舞台としての魅力を感じたのは紛れもない事実です。なんとしても挑戦すると決意もしました。一方で不安。故郷ベトナムから離れ、異国で就職し生活する不安というのは、自信で覆い隠しているとしても、私の内には確かにあった。みんな仲良くしてくれるかな。外人だと区別されないかな。新卒でちゃんとやっている女性はいるのかな。困ったら相談に乗ってくれるのかな。まして私の日本語の能力はたいしたことありません。大小濃淡の差はあれ、海外で仕事をする人が誰もが感じる基本的な不安がやはりありました。

オズビジョンは本当に温かかった。説明してくれたことは全部本当だった。国籍、性別関係なく、とことん人を大事にしてくれる会社だった。対等に扱ってくれた。会社が何を営んでいるかはもちろん大事です。が、人を大事にすることはそれ以上に大事だと思います。企業理念「人の幸せに貢献し、自己実現する集団で在る」を本当に実践している会社でした。

故郷ベトナム、第二の故郷日本を繋げる仕事を

まだまだ何年も先の話になると思いますが、いつかベトナムで日本とベトナムの架け橋になるようなビジネスを立ち上げたいと思っています。日本にも、そして故郷ベトナムにも、世界に通じる価値のあるものがまだまだたくさんある。モノもサービスもですが、優秀な技術者や、安全性や信頼性といった文化そのものも。そのためにも、まずは現在任されているエンジニアの仕事でさらに成長し、貢献していきたいと思っています。

ベトナムでのハピタスの可能性ですか。今はまだ早い。ECサイトは徐々に増えていますが、カード決済の仕組みや、物流、配送、ネットショップ自体の信頼性などが整ってきたらチャンスだと思いますね。その時には私もぜひベトナム版ハピタスのローンチに関わっていけたらと思っています。

そして。結婚もしたいですね。子供も欲しいです。子供の国籍は、そうですね、日本がいいですね。

オズビジョンは「仕事を通じて自己実現したい方」を募集しています。ご応募をお待ちしております。

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