先日5月26日はオズビジョン11年目の創立記念日でした。
その当日はケータリングでのランチパーティが開かれ、サプライズとして昔から撮り貯めていた数年分のビデオ映像(1年目の創立記念日の様子や総会スピーチなど)が流れました。
1年目の創立記念日
1年目の創立記念日は、スナック菓子と缶ビール、灰皿が机の上に散乱し、机からコップまでアスクル一色の狭い空間に密集して談笑していました。
しかも、その日の夕方に「今日創立記念日だよね?何かやっとく?」というノリです。
「こういうの大事だよね」、「大きくなってもこういうのやりたいね」
そんな会話をしているスーツ姿のその人たち(自分ですが)から、
明日食べるために数字を上げる日々だからこそ感じる、こういうのも大事だよね。という感じ、
そして将来もっとデカくなってやるんだという野心を、客観的に感じることができました。
今は、タバコ吸いながら仕事をしたり、当日の夜に全社員で乾杯しよう!とはできませんが、
当時よりももっとデカい野心を、もっと多くの仲間と目指せる組織ができました。
そして映像は、総会、歓迎会、花見大会などとなるのですが、
実はこれらすべて私が一人でせこせこ撮影(またはその依頼)をしていて、
その時から、「将来大きくなった時にこの映像をみなで見て懐かしむんだ」と、
タイムカプセルに近い心境で貯め続けていたことを思い出しました。
だから今はもう、動画は誰も撮っていません。
でも代わりに、色んな人が自主的に写真を取って社内フォルダに共有してくれていて、
もっと多彩なシーンが蓄積されています。
11年を振り返って
この11年間は、組織に泣いて組織に笑ってきたと言い切れるくらい、組織作りに邁進してきました。
社員の30%が辞めたこと、身近に裏切者がいるという歴史漫画を置き土産にもらったこと、社員に何かを発表するのが怖くて、事前に作った原稿を読み上げていたこと、今ならもっと上手くやれる事象も、その時はただただもがくことしかできませんでした。
ただ、そのもがき度に比例して、仲間と学びが増え、今があります。
当時27才、精一杯ポジティブに努めている、が、もがいている。その頃のエントリー
10,000時間や10年の法則とかたまに聞きますが、確かに10年もやり続けると、
本気で思い描いたことは、大抵形になるものだと思いました。
クレドにある、主体性、多様性、顧客志向、高い倫理観、WE意識、革新成長、
総合的に一般的な会社の水準を大きく上回っていると思います。
また、組織の良し悪しは、事業成果を見ずに判断はできません。
事業成果で言えば、売上だけでなく営業利益ベースでも、ビリオン台に3年以内で乗るでしょうし、流通総額は今年中に600億に到達し、業界内で突き抜けると思います。
現在の理想はもっと高いところにありますが、当時思い描けたレベルからすると100点です。
折角なので、会社を作った年に付き合い始め、一番近くで支えてくれた妻にも、この11年間の印象を聞いてみました。
「ハッピーよりも苦労が多い感じ。特に会社の人間関係がどうやったらもっと良くなるのか、そればっかり考えてた印象だね。」
やはり、妻から見てもそのようです。
次の10年
今までの10年で、本気で思い描いた通りのことはできる。と自信がつきました。
良い組織の土台もできました。
次は、組織から事業へと重点シフトしていきます。
「2020年国内1000万人が利用するサービス、2025年世界の人々が利用するサービス」
これに次の10年、本気で取り組みます。
もしかしたら、2、3年オーバーするかもしれません。正直そこはやってみないと分かりません。
ただ、確かに言えるのは、このビジョンで10年間やり続けることで得られる仲間と学びは、
その水準のものになるということです。
次の10年も、人生の可能性を使い果たすべく、ワクワク過ごしたいと思います。