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【シリーズ 自己実現の群像 11】事業推進部 採用担当 松澤亜李沙

「大企業に就職し、特定の部署で特定の役割を与えられ、まずは粛々と与えられた仕事をこなし、徐々に役割を拡大し、やがて責任のある立場に就く」。いわゆる就活の時期を迎えた松澤。その周囲。冒頭であげたようないわゆるひとつの“イメージ”を、あたかも何年も前から心得ていた風に語る学生が増えていっていた。

「そういう自分の姿は全然イメージができなかった」。松澤はそう言う。が、それは“イメージできる”と断言する学生、そのほとんどがひた隠しにする本音なのではないだろうか。いったいどこのどんな学生が、いまや消え去ろうとしている年功序列の遺産にしか過ぎないような“イメージ”を、自分のものとして語ることができるというのだろう。

絵に描いた“イメージ”に惑わされることなく、20余年生きて培ってきた経験や直感を総動員し、訪問先の社員が束の間に見せた笑顔に、社長が語ったたったひと言に、まさにここが社会人人生の出発点だと確信し入社していくという事実があるのだと思う。時にそれは事業規模や社会的な名声などの“常識的な良いイメージ”を霧散させる力を持つ。

松澤もそんな企業選びを実践しオズビジョンに入社した。自分自身に立脚した自己実現への日々を送っている。

科捜研の女になるという「点」を諦めた時に見えたもの

科捜研の女になりたかったんです。もちろんドラマの影響が大きかったんですが。でも、あこがれは憧れでにしか過ぎず、実際に進路を選ぶ時には冷静になるというのが普通の人だと思います。でも私は科捜研の女に文字通りなろうと思ってました。つまり公務員試験を突破し、警察に採用され、科捜研の人員すなわち地方公務員研究職に就くという。高校2年生までこの道一本、「点」を狙っていたんです。

知り合いに警察官一家の方がいたので、その道についていろいろ伺いました。するとその点は絶望的に小さな点であることがわかりました。さすがに現実的ではないと感じ、さあじゃあ何をしようか、と改めて。それまで極小の点を追っていたのに、いきなり「では何をするか」という巨大な面と向き合うことになったんです。立ち位置が変わると不思議なもので、いままで絶対だと思っていた点、その狭さに気付くんです。そうなるとこれまで正としてきたことの別の面も見えてきました。理系であればメーカーの研究職となり研究室に入るというのが一つのスタンダードだと思いますが、立ち位置が変わると、ある意味狭い世界であるという見方もできる。自分が親になった時に、狭い視野で物を語る人にはなりたくない。であれば、広く“人”に向かい合った経験を持つ自分となっていたい。

科捜研という点を獲得するのはすごいことでしょうし、研究職にもきっと広い世界もあることでしょう。が、もし私が点にのみ固執し、面で世界を見る転機がなかったら、親になる自分を人生の風景として捉えて進路を考えることなどなかったでしょう。結果として、点から面への立ち位置の転換が、その後の私を大きく変えました。

巨大イベントという「面」で出会った膨大な夢

面でモノを考える機会は大学時代にもありました。『みんなの夢AWARD』という企業と学生によるNPO法人(現在は公益社団法人)が開催するイベントの運営に参加したことがあります。「未来の名刺/5年先の夢を名乗って、未来の名刺を作ろう」というコンセプトの元に始まったものです。私が実施していた頃は、上場企業をはじめとして50社ほどの名だたる会社が協賛してくださっている時期で、イベント当日は東京・武道館に8,000人を超える参加者が集うという大きなものとなっていました。私はコアとなっていた学生事務局10人ほどのうちの1人。振り返ってみると、多くのかけがえのない仲間と、すごい体験をすることができたと思っています。

苦労を挙げていけばキリがありません。その代償として得ることができたのが、普通に生きていては出会えない膨大な数の「夢」。それをかなえるために実際になされている「行動」。それらを併せ持つ同時代に生きる「人間」でした。

使い古された言葉かもしれませんが、同時代にこんなに輝いている人がいることをはじめて知った。海外でソーシャルビジネスを立ち上げようとしている人など、学生でありながら頑張っている人などもちろんそうなんですが、イベントの表に決して出ることなく手伝ってくれる社会人の方も。会社でとことん働いたその足で現場にやってきて遅くまで真剣に付き合ってくれるんです。科捜研という点から、夢を追う世界の無数の人々という面。そして至った「このような数多の夢をつなぐハブになっていく」という私自身の夢。今につながる夢を得たんです。まさに『夢AWRAD』ですね。

夢そのものを仕事にし叶えていくという幸運

オズビジョンへの入社のきっかけも似たようなものです。大企業に就職し与えられた役目をこなすというイメージが全く沸かなかった。何気なく参加したオズビジョンの説明会での「サラリーマンという働き方でも自分を表現するアーティストのように生きれる場を作りたい」という代表の鈴木さんの思い。合宿型選考でどこまでも私たち学生に付き合おうとする社員の方々の姿。人に最も思いを持つ姿勢、仲間と一緒に突き進んでいこうとする思い、それらに強く共感して決めました。同期のシュン(https://goo.gl/CWzzHR)や、長ちゃん(https://goo.gl/dszTxq)と似たような思いを私ももったということです。

2016年10月に行われた社員総会。そこで「CHAIN(Challenge&Innovation)」という成果発表会があり、そこで学生と共同で行った採用活動について発表しました。結果的に最優秀賞、Best of CHAINを頂いたんです。私がオズビジョンで成し遂げたいことは、まさに学生、あるいは夢を持ち自己実現をしたいと願う方々のハブとなり、採用だけでなく様々な繋ぎ方を支援し、キラキラ輝く人を増やしていくこと。点から面に視点を変えることによって得た私自身の自己実現のテーマを叶えていくことです。CHAINで発表したこともその一環。そこで最優秀賞をいただくなんて。もちろん今後もBest of CHAIN獲得を狙っていきますが、将来的にBest of CHAINを獲得するような人を採用し、獲得のための支援をしていきたいとも思っています。

オズビジョンは「仕事を通じて自己実現したい方」を募集しています。ご応募をお待ちしております。

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