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「生の声を聞かないと、わからないことばかり」──食の社会課題に取り組むオイシックス・ラ・大地のインターン

現在、オイシックス・ラ・大地ではインターンシップの受け入れを積極的に行っています。ビジネスを通じて社会課題解決に貢献したいと思う学生に、インターン経験を通じて、活きた学びの機会を提供できたらと考えています。

今回紹介するのは、今年5月から長期インターンで働く大学4年生の梅木彩歌さんです。オイシックス・ラ・大地のグリーンシフトを担当するチームに所属し、農業生産分野におけるグリーン化を推進するプロジェクトに携わっています。

梅木さんはインターンとして働くなかで、オイシックス・ラ・大地へ入社することを決意。2023年4月入社予定の新卒内定者でもあります。インターン先としてオイシックス・ラ・大地を選んだ理由や、新卒入社を決めた経緯などについて聞いてみました。

食の課題に取り組みたいと思った理由

── はじめに、インターン先としてオイシックス・ラ・大地を選んだ理由から聞かせてもらえますか。

梅木さん:
ひとえに農業について勉強したかったからです。中学生の時、はじめて農業体験を行い、野菜ができるまでの苦労を体感しました。しかし、日本では食料自給率の低下、フードロスが指摘される中、需要と供給のバランスにより、生産されても廃棄されることが珍しくありません。

そのため、将来的には生産段階から食の課題解決に貢献できる仕事をしたいと思っていました。それで農業について学べるインターン先を探していたところ、オイシックス・ラ・大地のインターン募集の情報を見つけたんです。

当時はオイシックス・ラ・大地のことをあまり知りませんでしたが、会社について調べるうちに、自分のやりたいテーマにピッタリな会社だと感じました。特に企業理念の「これからの食卓、これからの畑」に共感し、農業分野の課題解決はもちろん、食に関する様々な社会課題にアプローチしている姿勢に惹かれました。

梅木彩歌さん
経営学部でマーケティングを専攻。新しいことを生み出すのが好きで、過去参加したビジネスコンテストは8つ以上。その過程で、統計スキルのなさを痛感し、現在はゼミナールでデータ分析手法を学びながら、腸内環境の悪化要因を人間の検体検査データから分析中。

── 以前から、農業やフードロスの問題に強い関心があったんですね。

梅木さん:
そうですね。あとは、大学1年時から働いているサラダ専門店でのアルバイト経験も大きいと思います。売れ残ってしまった商品は廃棄しないといけませんが、私はその店のサラダが大好きだったし、生産者の方々が想いを込めて作った野菜なので、廃棄するのがいつも悲しかったんですよね。

また、大学1年生の時にカナダのバンクーバーへ留学をしたのですが、その経験も印象的でした。街の至るところにオシャレなサラダ専門店があり、野菜のほとんどは地産地消で、様々な現地産の野菜を楽しむことができました。

カナダの食料自給率は200%を超えていますが、日本はものすごく低いですよね。日本でも農業がもっと活性化し、自国で生産された食べ物を大切に味わう食文化が広がれば、食料自給率をはじめとした様々な問題が解決できるのではないかと思いました。

ただ、農業の世界のことを自分は全然知らないし、どうすれば解決できるかのアイディアも全く思い浮かびません。それで、オイシックス・ラ・大地で働いてみれば、自分が将来取り組みたいことのヒントを得られるのではないかと考えたんです。

現場で生の声を聞かないと、わからないことばかり

── インターンとして、どんな活動をしているかを教えてください。

梅木さん:
私の所属先は、グリーンシフトを担当するチームです。オイシックス・ラ・大地では各ブランドや事業部単位で環境負荷を減らす様々な取り組みを行ってきましたが、会社全体としてグリーンシフトを推進する牽引役となるべく、2020年に発足したチームです。主に、フードロスや温室効果ガス排出の削減に力を入れています。

そのなかで私の役割としては、農業生産分野におけるグリーン化の推進です。具体的には、CO2削減効果がある「バイオ炭 ※」を契約農家さんに利用いただき、オイシックス・ラ・大地が関わる農業生産において、温室効果ガス排出量を削減させていこうとする活動です。

※「バイオ炭」とは、土壌への炭素貯留効果とともに、土壌の透水性を改善する効果が認められている土壌改良資材です。農地へのバイオ炭の施用は、2019年度より国際的な排出・吸収量報告(温室効果ガスインベントリ報告)における温室効果ガスを吸収する取組の1項目として認められました。

── 日々の仕事としては、どのようなことをしているんですか?

梅木さん:
私の仕事としては、バイオ炭に関する情報を収集しながら、農家さんにバイオ炭の導入を前向きに検討いただくための情報提供や企画づくりを主に行っています。

というのも、バイオ炭が注目されはじめたのは最近のことで、多くの農家さんにとって情報が足りていない状態です。農作物に本当に害はないかという不安の声もあります。導入を検討するにしても、どのタイプの炭を、どこから仕入れればいいのかわからないという声もあります。

また、バイオ炭を導入することのビジネス的なメリットも当然気にされています。バイオ炭を使用した農地で育てられた農作物をブランド化して販売する事例がありますが、このようなバイオ炭を導入いただいた農家さんの農作物をどう販売するかも、私が考えるべき企画の中に含まれています。

ただ、色々な企画を考えてみるものの、農家さんたちの視点が自分に足りてないと痛感することばかりです。インターネットには様々な情報が溢れていますが、やっぱり現場レベルで生の声を聞いていかないとダメだなと感じています。

インターンであっても、意見を強く求められる

── インターンとして働いてみて、梅木さんにオイシックス・ラ・大地という会社はどう映っていますか?

梅木さん:
自分の考えや意見を、インターンとか社員とか関係なく、積極的に求められる職場だと感じました。

特に印象的だったのはインターン初日のことです。都内の中学校でアップサイクルに関する特別授業をチームリーダーの東海林さんが行うので、その授業に同行させていただきました。その授業も勉強になることばかりで印象的だったのですが、会社に戻った後に「もっと授業を良くするためには、どうしたらいいと思う?」と意見を求められたんです。

インターン初日で、私は後ろで授業を聞いていただけなのに、その時点から意見を強く求められるなんて驚きました。私自身、より良いものにしていくために、自分でアイディアを考えて実行していくのが好きなタイプなので、そういう風に意見を求めてくれるのはとても嬉しかったです。

インターンだからといって気兼ねする必要はなく、自分の考えを伝えることができる。そういう風に受け入れてくれているのは、本当にありがたいですね。だからこそ、私もチームのミッションにしっかり貢献できるように、提案の質を高めていかないといけないと気が引き締まります。

(▲)梅木さんが所属するグリーンシフトを担当するチームで、今年1年の活動を議論する”合宿”の様子。インターン生や新卒メンバーからも積極的な意見交換が行われました。

梅木さん:
あとは、会社の行動指針に「前例はない、だからやる」とありますが、新しいことに貪欲に挑戦していこうとする姿勢はすごいと感じています。

私がいるチームに目を向けても、少ない人数で様々なプロジェクトに取り組んでいます。会社が掲げるグリーンシフトの目標を達成することは簡単ではありませんが、「グリーンシフトを絶対に成し遂げるんだ」という強い意志をもって、全員が動いているように感じます。

先日もチームで合宿し、今後の活動についてメンバー全員で議論したのですが、「これが実現できたら、日本初だよね!」といったアイディアがたくさん出ました。その姿を見て、「この会社は本当に社会を変えていこうしている」と改めて感じました。

社会課題解決のために行動したい人に来てほしい

── 梅木さんはインターンとして働くなかで、来年春に社員としてオイシックス・ラ・大地に入社することを決めました。その理由は何だったんですか?

梅木さん:
インターンとして働くなかで、私がやりたい仕事はここにあるし、だったらすぐに働きはじめたほうがいいと思えたことが大きいですね。

インターンを始める前は、ビジネス経験を積んで自分を成長させてから、農業の世界に飛び込んだほうが、農業の課題解決に貢献できるのではないかと考えていました。でも、生産者さんたちの声は現場にいないとわからないことが多く、食の課題解決に本気で取り組むなら、この世界で早く働きはじめたほうがいいと感じました。

オイシックス・ラ・大地は様々な挑戦をさせてもらえる会社ですし、社員の方も挑戦心があって刺激的で、自分を成長させる環境として魅力的だと思いました。

── 最後に、梅木さんからオイシックス・ラ・大地のインターンに興味のある方に向けて、メッセージをお願いできますか?

梅木さん:
そうですね。まずは、私のように食の社会課題解決に関わりたいと思っている人にとっては、本当に学びが多い職場だと思います。インターネットで調べるだけではわからない課題の現場を目にすることができます。

また、マーケティングを学びたいと思っている人にもオススメです。オイシックス・ラ・大地では定性・定量のデータを見ながらPDCAを回し、課題を解決する商品やサービスを生み出すノウハウが多くあります。それを実践を通じて、身をもって体験することができるのは大きな財産になると思います。

あとは、インターンするうえで大切だと思うのは、「なんでもやってみよう」とフットワーク軽く挑戦することだと思います。せっかくのインターンなので、自分の知らないことを色々と経験してみようと、失敗を恐れず行動する人のほうが楽しめるし、成長できるのではないでしょうか。

社会課題の解決のために何かアクションしたいと思っている学生には、本当にオススメのインターン先だと思います。一緒に働けることを楽しみにしています。

執筆:井手桂司・編集:ORDig編集部

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