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広がれ"アライ"の輪! 「PRIDE指標2019」で最高ランクを受賞したので、当社のLGBTに関する取組みをご紹介します。

みなさんこんにちは、人事部の山下です。

突然ですが、「PRIDE指標」ってご存知ですか?
初めて聞いたという方も少なくないかもしれません。

PRIDE指標とは、任意団体「work with Pride*¹」が策定した、職場におけるLGBTなどへの取組みを評価した指標です。

具体的には、「行動宣言」「当事者コミュニティ」「啓発活動」「人事制度、プログラム」「社会貢献・渉外活動」といった5つの評価指標*²が設けられており、各社の取組み実績に応じてゴールド・シルバー・ブロンズが授与されるというものです。

2019年度は過去最高の194社が参加を表明。当社マネックス証券と親会社であるマネックスグループも応募し、この度最高ランクである「ゴールド」を受賞することができました。
10月11日に都内で授賞式も開催され、そちらにも参加をしています。

(会場の様子|有識者によるパネルディスカッションや事例紹介もありました)

(左:人事部 武田|LGBTを含む採用を担当)
(右:コーポレートコミュニケーション室 徳永|ESGや会社のブランド推進業務を担当)


具体的にどういった点が評価されたのか。
今回は、当社でのLGBTにおける取組みの一例をご紹介したいと思います。

【取組み①】「結婚」「配偶者」の定義を拡大した就業規則

ライフイベントに応じて結婚祝い金や結婚休暇の取得を認めている企業は多いかと思います。当社もそのうちの1社なんですが、「結婚」や「配偶者」の定義が少し異なっています。

結婚とは、入籍、事実婚…同性婚(同性のパートナーを配偶者であると相互に認めること)をいい、…配偶者とは、婚姻、事実婚又は同性婚の相手方をいう。

つまり法的な入籍だけでなく様々な形の「結婚」を認めており、それらの「配偶者」に適用されるということを、社内の就業規則で定めています。ちょうどPRIDE指標が策定された時期である2016年4月から現在の形となりまして、早い時期から会社全体でLGBT支援を意識していました。

【取組み②】カップルで1つの口座を管理できる「パートナー口座」

社内のみならず、LGBT支援はお客様へのサービスにも反映されました。
資産形成にあたりパートナーとの共通口座で管理をしたいというお客様も少なくないのですが、日本では法的な婚姻関係にないLGBTカップルはクレジットカードの引落先としてパートナーの口座を指定できなかったり、家族カードの利用ができなかったりと、共同での資産管理が難しい状況にありました。
そこに一石を投じたのが当社で、2017年12月よりLGBTカップル向けに2人で貯蓄を行い資産管理が行えるサービス「パートナー口座の提供を開始しました。
法律婚ではないカップルが対象となるサービスで、「2人が同じ口座で貯蓄を行える」「2人が利用するクレジットカードの引落先口座に同一口座を指定できる」口座サービスは、主要オンライン証券で初めて*³の試みでした。

【取組み③】国内最大級のイベント「東京レインボープライド」に協賛

(参照先:東京レインボープライド2019公式サイト|https://tokyorainbowpride.com/news/notice/14612/)

東京レインボープライドとは、「LGBTが差別や偏見にさらされず、前向きに生活できる社会の実現」を目的として、特定非営利活動法人東京レインボープライドが開催する国内最大級のLGBT関連イベントです。
メインイベントのひとつである 「プライドフェスティバル」では、1万人もの参加者で大行進するプライドパレードや、特設会場にてアーティストやスポンサー企業が催し物を開催するといったイベントが行われます。
当社では2018年から協賛しており、「パートナー口座」の認知拡大のために自社ブースの出展やオリジナルレインボーフラッグの配布を行っています。
2019年度は来場者数約20万人と過去最大規模のイベントとなりました。当社ブースにもたくさんの方にご来場いただき、サービス認知を通じてLGBT活動の支援に繋げることができました。

(2019年度の様子|会長の松本も一緒に「パートナー口座」のご紹介をしました)

以上が、ほんの一例ですが当社のLGBTに関する取組みをご紹介しました。

制度やサービスはあくまで手段であり、当社が真に目指すのは「多様な人材がお互いを尊重し、自分らしく活躍できる」社会の実現です。
そのためには1人でも多くの”アライ(ally)=LGBT支援者"が必要となりますので、まずはこの記事がみなさんにとってLGBT当事者の人権問題を考えるきっかけになれば嬉しいです。

また当社ではLGBT採用も行っていますので、興味をお持ち頂けた方はぜひ以下求人も覗いてみてください。自分らしく働ける環境が、マネックスにはあるかもしれません。

ご応募お待ちしています。

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■全社をあげての多様性推進 マネックス証券では、事業における競争力の源泉および持続可能な経営を実現するための土台として、人材におけるダイバーシティを重視しています。 2016年には社内就業規則を改定し、“配偶者”の概念を拡張しました。事実婚でも結婚休暇や結婚祝い金を得られる制度に変更し、会社を通して多様性のある社会の実現に貢献しています。 ■社内研修も積極開催 多様性の実現は、周囲の理解があってこそ。 当社では全社員向けに社内研修を開催するなど、 LGBT 当事者の方への差別やハラスメントの無い環境作りに注力しています。
マネックス証券株式会社


*¹:企業などの団体において、LGBT =レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダーなどの性的マイノリティに関するダイバーシティ・マネジメントの促進と定着を支援する任意団体。
work with Pride公式サイト|https://workwithpride.jp

*²:評価指標からさらに評価項目が細分化されており、一定数の条件を満たすことが必要。
PRIDE指標について|https://workwithpride.jp/pride-i/

*³:2019 年 10 月 11 日現在、マネックス証券調べ。主要ネット証券は、SBI 証券、楽天証券、カブドットコム証券、 松井証券、マネックス証券を指す。

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