数年後、あなたはどんな社会人になっていたいですか?
もしその答えが「事業を成長させる当事者でありたい」なら、この物語はあなたのためのものです。
リブセンスには、その想いを胸に飛び込み、入社以来一歩ずつ着実に形にしてきた先輩がいます。
でもその道のりは、決して平坦ではありません。輝かしい成功だけでなく、乗り越えるべき大きな壁も、リアルな葛藤も描かれています。数々の困難の先に、仕事のやりがいと、自らのキャリアを切り拓く面白さがあることを、この記事は教えてくれるはずです。
今回紹介するのは、2021年新卒入社、現在アルバイト事業部マーケティンググループにて、広告領域のチームリーダーを担う河原礼奈さん。
内定者時代から一貫して「事業を1→10と伸ばせる人になりたい」という思いを持ち、リブセンスを選びました。新卒5年目を迎えた今、どう仕事に向き合い、どんな未来を描いているのか。本人にインタビューしました。
記事の最後には、就活中の方や未来の後輩に向けたメッセージも用意しています。ぜひ最後までご覧ください!
目次
「事業を1→10へ」。理想を現実に変えた、密度の濃い5年間。
年間数千万円の利益を動かす。新卒5年目の「覚悟」と、その手触り。
「できない自分」に焦った3年目の壁。私を救った、上司との“対話”と“振り返り”の力。
最後に、未来の後輩たちへ。焦らず、自分らしく成長するためのヒント。
「事業を1→10へ」。理想を現実に変えた、密度の濃い5年間。
── まずはリブセンスでの業務の変遷について教えてください!
河原(以下、同):
リブセンスでのキャリアは、入社前の内定者インターンからスタートしました。まず最初に所属したのがマッハバイトを運営しているアルバイト事業部の事業開発グループでした。取り組んだミッションは「『マッハバイト』のプロダクト改善施策を出す」こと。基本的なハードスキルをインプットしながら、プロダクトに対する調査や提案を行いました。
そして次に、転職ナビ事業部(2022年1月にサービス終了)で、マーケティングチームに所属しました。ここでは法人向けのマーケティング(ToBマーケティング)として休眠企業へのメルマガを設計したり、社内のオペレーション改善を進めたりしました。
その後、21年度新卒として入社し、研修期間を経て正式にアルバイト事業部事業開発グループに出戻る形で配属されました。配属後に与えられたミッションは「マーケティングとセールスの連携で、マッハバイトの売上を最大化させる」こと。両組織の間に立ち、まだ誰も手を付けられていない事業課題をとにかく拾い続けました。その結果、セールスからの要望に基づく求人原稿の改善や応募強化の仕組みづくりをしたり、社内オペレーションを整備したりと、幅広い仕事を経験することができました。
1年目の12月からはマーケティンググループへと異動することになりました。ただし、当時の私にはWeb広告に関する知識は全くありませんでした。0からスキルを身につけるぞ!という気持ちで、毎日インプットとアウトプットを繰り返しました。徐々にできることが広がり、Googleリスティング広告を皮切りに徐々に他媒体にも手を広げ、Web広告のすべての媒体を担当するようになりました。
そして、3年目の終わり頃から、外部の提携パートナーとの協業チャネルであるアライアンスグループも兼務するようになりました。このチャレンジで、マッハバイトの集客チャネル全般を統括できるようになりました。
現在は5年目を迎え、マーケティンググループの広告領域でチームリーダーを担っています。
── この5年間で、主に事業開発やマーケティング領域を担っていますが、もともと志したキャリアでしたか?
はい、私がリブセンスを選んだ理由がそのままこのキャリアにつながっていると感じています。
就活をしていた当時、「事業を1→10と伸ばせる人になりたい」という目標がありました。そのために事業開発/企画スキルを身に着けたいと考えていました。
その後、内定者インターンで複数事業部に所属し幅広い業務に触れる中で、事業をいかに伸ばすかという観点でマーケティングをやりたいと思うようになりました。一歩ずつですが、学生時代に志した将来像を実現するためのキャリアを歩めているという実感があります。
── 事業開発を経験できる会社が多くある中で、リブセンスを選んだのはなぜでしょうか?
前提として、私の就活軸は「社会課題解決をビジネスで成り立たせるためのスキルを得られる環境か」というものでした。学生時代から、発展途上国とビジネスについて強い関心があったためです。
その軸に対して、リブセンスの以下2点に惹かれて、入社を決意しました。
①新卒入社社員の裁量の大きさ
当時、選考中に新卒入社した社員との面談の機会をもらい、どういう目線で仕事に取り組んでいるか聞いてみたことがありました。その時の先輩が、驚くほど抽象的なミッションを与えられており、その状況をとても楽しんでいたことが今でもとても印象に残っています。リブセンスという会社は若手がチャレンジでき、それを楽しめる人がいる環境なのだと感じました。
②社会課題解決をベースに、レッドオーシャンで勝ち抜くための差別化を学べる
リブセンスが参入している事業領域は、競合がひしめき合うレッドオーシャンです。そしてそこで、ただ売上を追い求めるのではなく、「世の中のあたりまえを見直し、構造の歪みを解決する」ことをベースにプロダクトの作り込みを行っています。この環境でなら、私が身につけたい「事業の1→10を実現する戦略」が確実に求められる環境だと感じました。
年間数千万円の利益を動かす。新卒5年目の「覚悟」と、その手触り。
── 現在の業務内容についても教えてください!
直近の業務のうち、7割は事業部利益を最大化するための広告運用戦略の意思決定をしています。残りがセールスとの連携対応、そしてチームリーダーとしてメンバーのマネジメント・育成や、採用面接などを担当しています。
広告運用戦略の意思決定とは具体的に、事業状況や目的に応じて集客チャネルのどこに、どのくらいのお金を使うのかを決めることです。年間数百〜数千万円の利益に関わる仕事をしています。
また、セールスとの連携部分では、セールスからの求人応募数コントロール依頼への対応や、受注決定のサポートを主に行っています。
── 仕事のやりがいを感じるのはどういうったタイミングでしょうか?
一番やりがいを感じているのは、私自身の行動や意思決定が、事業の利益・損失にダイレクトに影響していて、貢献度合いが目に見えてわかることです。これは、少数精鋭で組織が構成されるリブセンスだからこそ経験できることだと思っています。
担当チャネルごとに組織が分けられている企業や、広告領域の業務を外注する企業も少なくありません。そんな中でリブセンスでは、Web広告、アプリ、アライアンスといったチャネルを超えた意思決定をマーケティンググループで一気通貫して対応しています。
リブセンスの売上の過半数を占めるマッハバイトという主要プロダクトにおいて、売上利益に責任をもちながら戦略を練り、自分の手で実行まで推し進められる環境で、大きなやりがいを感じています。
「できない自分」に焦った3年目の壁。私を救った、上司との“対話”と“振り返り”の力。
── とても責任のあるポジションを任せられ、2024年度の社内アワードで表彰もされていますが、これまで壁にぶつかったことはありましたか?
もちろんありました。入社して3年目、ちょうどマーケティンググループで広告運用だけでなくアライアンスも任せられ始めたタイミングでした。
組織の中で重要な役割を担うようになり、自分の「できないこと」ばかりに目が向くようになったんです。入社して1・2年目まで、新たな知識をぐんぐん吸収して、自分自身でも成長実感を強く感じてきたからこその挫折だったと思います。
目標が与えられる度に、全力で取り組むものの結果は未達。上長との目標振り返り面談で成長箇所を提示されても、わかりやすい定量目標の未達ばかりが気にかかり、「成果を出さないと」というプレッシャーがのしかかっていました。
そんなときにも向き合い続けてくれた上長のお陰で、少しづつ状況が改善し、成果につながるようになっていきました。
── どのように立ち直り、壁を乗り越えたのでしょうか?
一番は、振り返りを丁寧にしたこと。そして、自分だけでは得られない知識を吸収し、成長できたことで乗り越えられたと感じています。
毎日振り返りをして、数値結果だけを見つめるのではなく、その結果に至るまでの自分自身の思考や判断の基準まで共有し、その精度を正しく振り返るようにしました。数値だけでは測れない、思考範囲の広がりや、判断スキルの向上が認識できるようになり、自信に繋がりました。
また、セールス組織と連携して顧客の生の声を獲得できたことで、幅広い視野を持ち意思決定することが求められる業務において、市況の解像度を上げて最適な選択ができるようになりました。
結果的に、マッハバイトで培ったスキルを他事業部に転用して広告領域の立ち上げに貢献したり、担当領域で定量的にも大きな改善に繋げられたりと、着実に成果につながっていきました。
途中で投げ出さず、やりきりたいという強い気持ちを持ち続けられたのは、リブセンスの「頑張っている人にチャンスを与える文化」があることを知っていたからだと思います。
そしてその頑張りを支えてくれる人がいることが、リブセンスの大きな魅力だと感じています。
── 貢献範囲が広がり、5年目も折り返した中で今後やりたいことはありますか?
マッハバイトをやりきりたい。そしてぶちあげたいと思っています(笑)!そのために色々とやりたいことがあります。まずは、競合にはないサービスや機能を作ることに貢献したいと思っています。
そのために、リブセンスの職種を超えて協働する文化をフル活用して、マーケ視点でのプロダクト改善に切り込んでいきます。そして、マネジメント対象も増えてきた中で、チームで成果を出すというところにも力を尽くしたいと思っています。
さらに長期的には、「事業を1→10と伸ばせる人になりたい」という入社動機を実現し、人の選択肢を増やし、多方面で社会構造を変えていく人を支えられるような存在になりたいと強く思っています。
最後に、未来の後輩たちへ。焦らず、自分らしく成長するためのヒント。
── 最後になりますが、就活生や未来の後輩に伝えたいことはありますか?
「成長にも、課題にも正しく向き合ってほしい」と伝えたいです。今の世の中は資本主義社会で、会社として社員に成果を出すことを求めるのはあたりまえの時代です。
でも、その社会の中で考え方を少し間違えると、自分を追い込んでしまう。そうならないように、昨日の自分、1週間前の自分と向き合い、成長点を見出すことが大切だと思います。
その作業の過程で、もちろん良いところだけではなく、課題とも向き合うことも多々あると思います。立ち止まって自分を見つめ直すことは、痛みを伴う作業でもあるけど、それでも、それをやることで自信がついていくのも確かです。
過去と今の自分と向き合うことで、成長、そして伸びしろさえも正しく捉えて、自分らしく歩みを進めていってください!
私もこれからも着実に、達成したい目標に進んでいきます!
── ステキなメッセージをありがとうございました!
執筆担当:人事部新卒採用担当
撮影場所:WeWork 東京ポートシティ竹芝