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【常識に囚われない!】ポスティングのプロ!?武田貴之さんによるセミナー開催!!!

こんにちは!未来開発室インターン生の八尋です!!

1月12日、社内で月に一回行われている勉強会が開催されました!
普段の勉強会では映画を見たり、議題に対して社員全員で議論してみたりなど・・・丸々1日使って社内で学びを深める場となっています。

新年第1回目の今回はスペシャルゲストをお招きしてセミナーを開催していただきました!

今回セミナーを担当していただいたのは・・・
社内では”箱セミナー”でおなじみの有限会社ミッド代表取締役、武田貴之さんです!


♦箱って一体?

ここで箱セミナーの”箱”についてご説明します。
箱とはアービンジャー・インスティチュート著書の「日常の小さなイライラから解放される「箱」の法則」をはじめとする本に登場する状態を指します。
箱とは自分を正当化したいときに入るもので、全部他人のせいにしてしまう言わばフィルターがかかったような状態を指します。
人間関係のいざこざはすべて箱に起因することから、社内ではこの本は必読本となっており、箱という用語も日々の会話でよく使用されています。


昨年の箱セミナー後の懇親会の際、
「うちの社員に是非ポスティングの話をしてくれませんか?」とお願いしたところ、
快く引き受けてくださり、勉強会に来ていただくことになりました!


◆有限会社ミッドとは?

湘南の平塚市と大磯町の約10万世帯に向けてチラシへのポスティングやダイレクトメールの配布、宣伝のための反響チラシの作成なども手がけている会社です。
平塚氏と大磯町では物凄い認知度を誇っているそうです・・・!

セミナーのために神奈川県から遥々お越しいただきました・・・!武田さん、本当にありがとうございます!!

武田さんの生い立ちや有限会社ミッドの社長になった理由をはじめ、
読み手に魅力を伝えるチラシの作り方や仕事への向き合い方、働き方など内容たっぷりのセミナーとなっています!

今回はそんな勉強会の様子をお届けします!


♦今回のセミナーを開催するに至った経緯

去年の箱セミナーの懇親会から遡ること10年ほど前、幸田さんと武田さんが出会った頃の話になります。
武田さんからポスティングの会社を経営しているというお話を聞いた幸田さん。
始めは「ポスティングの会社かぁ〜」くらいのテンションで話を聞いていたそうです。

ポスティングのレスポンス率は大体0.01%〜1%程と言われています。最近はこれよりさらに低くなっているとの噂も。

その数値に対して武田さんの数値は異常で、高いときにはなんと20%〜30%の数値が出ることもあるとのこと。
この話を聞いて「武田さん、すごすぎる!!」と思った幸田さん。
当時のそのお話が幸田さんの記憶に残っており、現在社内で掲げている4ゲ主義のベースになったらしいです。
そして昨年の箱セミナー後の懇親会で武田さんとお会いした際に、「うちの会社でセミナーをしていただきたい!」とご依頼しました。

そして、今回のセミナーで重要なキーワードとなるのが"4ゲ主義"


♦4ゲ主義って何?

仕事において「現地・現物・原典・ゲリラ」の4つを徹底するという考え方です。

「現地・現物」はインターネットから得られる情報を鵜呑みにせず、実際に現場に足を運び、当事者の話を直接聞き、直接見て体験すること。
「原典」はSNSなどの人の解釈を介した二次情報ではなく、大元の一次情報を直接自分で確認すること。
「ゲリラ」は現地・現物・原典から得られたオリジナル情報を元に自らの頭と感覚を駆使してビジネスを進めること。
(引用元:コウダプロ憲法 第34条「4ゲ主義」)

以上4つの頭文字のゲから成り立っています。

コウダプロではどんなビジネスをするにしても、この4ゲを徹底しており、業務中に「現物確認した?」や「原典にあたった?」と会話するのはコウダプロでは普通のことになっています。

武田さんにこのお話をしたところ、ありがたいことに共感していただき、今回のセミナーは4ゲ主義の大切さや効果を実感する機会となりました。


♦武田さんの働き始めた頃から今に至るまで

武田さん、高校を中退して働き始めたそうなんです!
中退理由は「決まった時間に決まった場所に行くのが自分には難しかったから」とのこと。

当時はピアノを運送する仕事をしていたのですが、働く中で業務効率の悪さに気づき「もっと改善できるじゃん」と思った武田さん。
その気づきから「自分で会社を作りたい!!!」と思い立ち、創業したものの、なかなか上手くいかず最終的には借金を抱えてしまうという結果に…。

そんな時知り合いから連絡がきたそうです。
「ポスティング会社の”所長”、やってみない?」

話を聞きに行ってみると面白そうなビジネスで、やってみることに。
ちなみに引き受けた後に、”所長”ではなく”社長”を任されたことを知ったらしいです・・・笑

社長に就任してから20数年。
当時よりもグッと知名度が上がり、地域の皆さんに「ポスティングといえばここ」と言われる程まで浸透した有限会社ミッド。
自治体から市民への配布物も(有)ミッドが配布しています。
これほど地域に浸透するまでにはたくさんの苦労や努力がありました・・・。


♦世帯数をカウント!?”現地”で”直接”が大事!!

社長になった武田さんはまず、自分の足で地域内の世帯数をカウントし、ポスティングに挑戦しました。
気が遠くなるように感じますが、地域をグッと絞って活動していたからこそできた方法。
今やどの地域にどんな方が住んでいるかや世代などまで大体把握できるようになったそう。地域の情報網の凄さを感じます・・・。

自分で回ってみた結果、平塚市と大磯町には2つの特徴を見つけたそうです。
1点目は坂が少ないということ。2点目は海が近いおかげで冬も雪が積もりにくいということ。
この2つの特徴が相まってポスティングに向いている地域だったそうです。
奇跡的に環境がいいというところにも武田さんの運の良さが出ていますね。


♦武田さんが語る、長期的に効果を発揮するチラシを作るコツとは?

印象的だったのは「ポスティングとは配ることではなく集客すること」というお言葉です。

これは「目的と手段」に通じる話で、配ることは手段であり目的ではないのです。

ですが、ポスティングの依頼をされるお客様ですら配ることにばかり思考が向かってしまうこともしばしばあるんだそう。

そこで、武田さんは「ポスティングは集客のためにやるんですよ」とお話されるそうです。
何枚配っても全く効果がなかったら、そのチラシを配った意味や作成した意味がないですよね。

武田さんがチラシを作成するときに大切にしていることは読みやすさ
パッと見たときに見やすいか見づらいかを第一に考えます。
凝ったデザインや流行を取り入れることはあまり優先していません。
読みやすさだけを考えると、モノクロ片面印刷で十分なのでコストも抑えられるそうです。(裏紙にもできるし♪とおっしゃっていました。笑)

内容で勝負している分、「面白くて続きを読みたいと思える内容か?」を意識して作成しているそうです。

実際に作ったチラシの例も教えていただきました。

・お惣菜店が新しくオープンするので、オープン2週間前に引っ越しのご挨拶のような内容を入れた
・3週にわたって美容院の店長の生い立ちからオープンの流れまでを語った
・商品が無料になるクーポンを付けた

他ではあまり見ないようなユニークで思わず読みたくなるチラシを作成していらっしゃいます。
特に引っ越しのご挨拶のような内容を入れたときには、「突然この町で商売を始めて、『買ってください』なんて失礼なんじゃないかとずっと疑問だった。引っ越ししたときにお隣さんにご挨拶に行くように、新しくオープンするならまずは挨拶すべきだろうとの想いがあった」と語ってくださいました。

そしてもう1つ重要な点があります。それは地域の方々に覚えてもらうことです。
そのために武田さんは毎週木曜日と金曜日にポスティングをするように決めているそうです。
20年以上同じ曜日に投函を続けたことで住民の方々に定着させることができたとか。
コツコツと毎週同じ日に投函を続けることで認知が上がったのは努力の賜物ですよね!!!


♦手紙を書くとメリットがいっぱい??

武田さんは「人に何かを売ろうと思ったら、手紙を書かなければいけない。人に何かを売る時はまず挨拶をして自分の紹介をしてから商品を紹介するべき。」とおっしゃります。

確かに、先に自分の紹介をしてから商品を紹介したほうが礼儀正しい人だなぁと感じますよね。

さて、皆さんは最近いつ手紙を書きましたか?
私もあまりぱっと思いつきませんが年明けに年賀状で新年のご挨拶をしたくらいでしょうか。
武田さん曰く、新年のチラシであけましておめでとうございますの一言を添えている企業はどんどん減ってきているそうです。
近年はデジタル化が進み手紙を書く機会よりもメールを送る機会の方がぐっと増えましたよね。

デジタル社会になるから手紙は書かなくていい、ではなくだからこそ書かないといけないのです。
武田さんは社長になってから毎週手書きで手紙を書き、それをコピーして260人のスタッフさんに渡したそうです。

手紙を書き始めたらいろいろなことが起きたそうです。
夏の暑い日に日差しの下でポスティングしている社員に対して「夏暑いよね~~クーラー最高~!!」的な内容を冷房が効いた部屋で書いて配布した時は相当社員からブーイングを受けたそうな・・笑
そんなこともありましたが、コツコツ続けた結果、今ではアルバイトなのに自分がポスティングしている商品を実際に買って試してみるなど、仕事に対してとても真剣に向き合ってくれる方も増えたそうです。
手紙を通じて武田さんの想いが伝わったんですね。


♦文字の書き方で気持ちが伝わるって本当?

武田さんは手紙を書くにあたり、文字のディティールまで勉強したそうです。

綺麗に書いた字と少し癖のある字の比較

綺麗な文字よりも少し手癖のある文字の方が感謝の気持ちや丁寧さが伝わることがあるんですよね。
手書きで書かれているというだけでデータよりも受け取ったときにずっと嬉しいですよね!!

また、「忙しいときに書くと雑になっちゃうじゃないですか。申し訳ないと感じるかもしれないですが、逆に『忙しいので雑になります、すみません!』ぐらい正直に書くと受け取った人は『忙しいのに自分のためにわざわざ時間を割いてくれたんだ~』と意外と好印象を持たれることもありますよ」とお話してくださり、みんなで「確かに!!」と頷きました。


♦常識に囚われないことの大切さ

また、武田さんは常識に囚われないことの大切さも教えてくださいました。

例えば・・・

あなたが不動産屋さんで、「4〜5千万円の物件を売りたい!そのために1万枚チラシを配ろう!」と思ったら、どんな家にポスティングしたくなるでしょうか?
1万枚と聞くと多いように聞こえますが売るものが家ということもあり、チラシで売るにはなかなか難しい案件なんです。
「一軒家を売りたいなら集合住宅に住む人をターゲットにしたらいいんじゃない?」と思う方も多いかもしれませんが…。

なんと、この物件を購入したのは一軒家に住む方だったんです。
平塚・大磯地域に住んでいる女性は、少し離れた地域で暮らしているお母さんの生活について考えていたそうです。
「そこに住むより平塚・大磯に住んだほうが利便性が高いのではないだろうか…」

ちょうどそのタイミングでポストに入ったチラシを見て、お母さんに「ここに住むのはどうかな?」と勧めて購入に至ったのだそうです。

これはレアケースではありますが、自分の中の前提条件や常識に囚われないことの大切さがわかるエピソードです。
「本当にこれが正解なのか?」を疑うことが大事なのですね。


その他にも「念を入れてポスティングすると反響が変わる」や「井戸端会議してる地元のおばちゃんたちの情報網は本当にすごい」など面白い話から勉強になる話まで幅広くいろいろなお話を聞かせていただきました!
武田さんの分析力と行動力に何度も驚かされるばかりのセミナーでした!

カメラ目線で撮影に応じてくださる武田さん

武田さんとコウダプロメンバーで集合写真も撮りました!


♦今回のセミナーを終えてみての感想

世帯数を自分でカウントしたり、モノクロ片面でのデザインを意識しないチラシ作りなど他ではあまりみられない方法で成功した武田さんのお話から、「常識にとらわれない」ことの大切さを再認識することができました。

4ゲ主義意識を大切にしながら、調べるだけでなくいろいろな方法を直接試してみることで自分に合った方法や自分のfactを見つけることに繋がるようです。自分の方法を見つけることが大きな成長へのカギになることを学びました。

さらに、武田さんのセミナー後、幸田さんから「AMTUL」「問題解決の6つのステップ」についての話がありました。

♦AMTULとは

AMTULモデル解説図

認知・記憶・試用・使用・愛用の英語5文字の頭文字をとってAMTULと呼ばれているこのモデル、下がっていくにつれてだんだんと顧客数が減っていく仕組みになっています。
これを常に頭の隅に入れておくと経営を進める際にスムーズになるとのこと。
「使用はしてもらえるけど愛用まで進めない」「覚えてはもらえるけど使ってもらえない」など商品開発をしていく中で生まれた問題点を洗い出す図となっており、商品の今の状態や問題点を洗い出し、解決することで次の段階に進むことができます。


この考え方が分からなかったら経営の際に、作戦として間違えた方法をとってしまうことも多いとのこと。

これに加えて覚えておくといいことがもう一つ。
それが、問題解決の6つのステップです。

問題解決の6つのステップ解説図

この問題解決の6つのステップとAMTULモデルを応用するとマーケティングをする際に有利になるのだとか。
マーケティングは奥が深い・・・!
ちなみに問題解決の6つのステップはマーケティング以外の場面でも役立ちます。
覚えておいて損はないということですね!!!



読んでいただきありがとうございました!以上が1月の勉強会の振り返りでした。

勉強会では新しく勉強になることが多いですが特に今回はスペシャルゲストを招いてのセミナーだったので新たな学びや気づきが多く、とても勉強になる回でしたね~

考え方やこれから働いていくうえで意識したいこと、頭に入れておきたいことがたくさんありました!
ビジネスやマーケティングの専門用語も多く、単語と意味を理解するだけで精一杯ですが本や記事を読んだり勉強会に参加したりして、自分のペースで知識を吸収していきたいです!!
毎日コツコツ少しずつ頑張ります!


★お知らせ★

今回の記事を読んでいて「あれっ?」とお気づきになった方もいらっしゃるかもしれませんが・・・

先日から弊社内では代表取締役の呼び方が幸田さんになりました!!!!!

突然の変更でなんだか違和感もあるかもしれませんが今後もどうぞよろしくお願いいたします!

Invitation from 株式会社コウダプロ
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