インパクトでは、LES(Leadership Eco System、通称「レス」と呼ばれる取組みを2020年から行っています。これは、学びたい、成長したいという意欲があるにもかかわらず、様々な事情により能力開発の機会に恵まれにくい境遇にある若者たちの育成を支援する取組みです。
このLESの取組みの1つとして、我々が支援する団体・NPOへのプロボノワークショップを継続的に行っています。6/1には、あしなが学生募金事務局のリーダーチームの学生の皆さん向けに、リーダーシップ開発を目的としたワークショップを実施しました。今回は、全3回シリーズの2回目です。
プロボノとはいうものの、プログラム提供にあたっては、現状理解→課題設定→プログラムコンセプトづくり→提案→ブラッシュアップ→プログラム実施、と弊社の通常ビジネス上の企画デザインプロセスと全く同様に行います。いつでも、相手にベストフィットな能力開発の道のりを考え、プログラムにデザインする。我々のこだわりです。
終了後、参加していた学生さんたちからは、こんな感想が聞かれました。
「1日の研修、長さを感じず、すごく面白かった。自分の苦手なタイプの人に対する対処法がわかったのがよかった。今後のエリア活動に行かせそうなヒントが見つかった」
「相手のタイプを想像した上で、相手のタイプに合った話し方をしないと伝えたいことが伝わらないんだなとわかったので、自分のコミュニケーション方法を工夫したい」
「相手のタイプを思い浮かべたときに、正直、関わりづらいと思う部分もあるが、もっと大局的に見て、この人はそういう特徴のある人なんだな、と受け止めて関わっていくことが必要だと感じた」
「認知の違いについて。『違いは間違いではない』ということはすごく大事だなと思った」
また、運営したインパクトスタッフからは、以下のような感想がありました。
「プロボノの運営は3回目ぐらいだが、今回も学生さんたちの成長意欲が高い。それぞれにもっとこうしたいという思いがあり参加している。そこに少しでも貢献してあげたい。自分ができることを惜しみなく出してあげたいと、強く思った」
「今日の場があって、次の秋のつどいや募金活動がいいものになり、それが社会へのよい影響として広がっていく。彼らが変わることによって、他の局員へポジティブな影響が生まれ、いい連鎖が起こっていくことが自分にとってやりがいに感じる。自分の人生のミッションに近いのでもっとやっていきたいなという気持ちがある」
「未来を見ている学生たちと会話していると、自分の力を注ぎたいという気持ちになる。インパクトはリーダーシップの会社で、我々の知識やノウハウを使って、彼らに役立つことは何かを一生懸命考えている。彼らの内にある熱い思いを聞くと、言語化するきっかけをつくることに大きな意味を感じている」
「ぼくらのような大人が、学生のみなさんに「提供できるありったけの何かをやっている」ということがお互いにとって素晴らしい体験だと思う。1人の大人として、自然に、「真剣に」、相手にかかわることに大きな意味があると思う」
私も当日その場に居合わせていたのですが、参加している学生のみなさんが、目を輝かせ、笑いながら、積極的に学ぶ姿を見て、LESを行う意義を強く感じた1日でした。
これからも、インパクトだからこそできる、社会課題解決の取組みを継続していきたいと思います。
■リーダーシップ・エコシステム®について
私たちは、2020年からクライアント先への企業研修提供が、未来の若者のリーダーシップ開発へ自動的に還流される取り組み『リーダーシップ・エコシステム』を始動しています。今回のようなプロボノ研修を定期的に実施し、日本の未来を創っていく若者の育成を支援していきたいと思っています。
詳細はこちら:会社HP
■Insights(R) Discoveryについて
ユングのタイプ論をベースに、人間の認知傾向を4つのカラーエナジーとして分かりやすく表しているツール。これをベースとして、自己と他者の思考や行動特性とその違いを理解し、今後のコミュニケーションに活かすために用いられるツール。組織開発を目的とした研修やチーム内の能力向上研修などで利用されることが多く、多言語対応が可能。
【ツール詳細】https://www.impactinternational.com/japan/solution-support-tools/insightsr-discovery
■団体概要
あしなが学生募金事務局
HP:https://www.ashinaga-gakuseibokin.org/