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今回は入社4年目、チームリーダーとしてチームメンバーやプロジェクトを牽引するエンジニア2名をご紹介します。
前職時代は、エンジニアとしてある程度力をつけていた感覚があったものの、成長曲線が緩やかになっていることや、これからのエンジニアとしての「価値」に悩んだ彼ら。Fusic入社を機に、どう変わっていったのか、インタビューしました。
※この記事は2024年9月4日時点のものです。
インタビュイー
■事業本部/技術開発部門 チームリーダー/エンジニア 岸田 賢紀(右)
https://fusic.co.jp/members/94
京都の大学で映像学を学び、東京のVR系企業に入社。宮崎に配属され、リアルタイム3DVRソフトの開発に従事。すっかり九州が気に入り、2020年9月にFusicへ入社。今年4月に家族になった愛犬に癒される34歳。
【保有資格】
技術士補(情報工学部門)
情報セキュリティ管理士
応用情報技術者(IPA)
2024 Japan AWS All Certifications Engineers
2023 Japan AWS All Certifications Engineers
■事業本部/技術開発部門 チームリーダー/プリンシパルエンジニア 小林 史弥(左)
https://fusic.co.jp/members/93
宮崎県出身。群馬の大学を卒業後は東京の企業に12年勤務。クラウドに対応した企業で働きたいという思いが募り、2020年7月にFusicへ入社。1時間の電車通勤や勤務時間の縛りから解放され、生活の質向上を実感する38歳。
【保有資格】
応用情報技術者(IPA)
Fusicで、僕らの存在価値は変わった。
―まずは入社前のキャリアと、現在のお仕事を教えてください。
(小林)
東京のシステム会社に12年ほど在籍し、4年前にFusicに入社しました。現在は、Web系やお客様から依頼されたプロジェクトに従事しています。チームリーダーとして、プロジェクトのマネジメントもします。
実は、業務自体は前職とあまり変わっていないんですが、インフラ部分が大きく変わりました。前職はオンプレのみの会社でしたが、エンジニアをやっている以上、クラウドに携わりたいという気持ちは強かったですね。
同時に、宮崎出身なので九州に帰りたくて。叔母が住んでいた福岡に何度か遊びにきたこともあって、「クラウド 福岡」で検索してみたところ、Fusicがヒット。ここで働きたいと思うようになりました。
(岸田)
私は小林の2か月後に入社しました。
約3年前から地域商品券アプリの開発を担当しています。協業する会社との打ち合わせから、開発、プロジェクトマネジメントまで担っています。このプロジェクトを通じて、社会的取り組みに寄与できている実感を持てていますね。
前職では土木や交通分野を支援するIT企業で、ハイエンドPC向けVRソフトウェアの開発や、同ソフトウェアをプラットフォームとしたVRシステムの開発を行っていました。会社の商品やドメインありきの仕事で、そこで得られた経験が他に展開できないもどかしさがありました。技術的なトレンドや主流から離れた場所にいることへの危機感が、転職のきっかけでした。
―お二人ともエンジニアとしての将来に、不安を感じられたんですね。Fusicに入社してから、その不安は解消されましたか?
(岸田)
前職で一番不安だったのが、自分自身の「社会的な価値」が上がっていないことでした。
でも、今はお客様から評価してもらえる機会が増えて、求められているなと感じられるんです。転職は考えていないですが、仮に転職しようと思ったとしても、成長を実感した上で挑めるだろうなと思うと、自分の未来が明るくなった気がします。
(小林)
私も前職時代は、同じように感じていました。技術はどんどんアップデートされているのに、毎日同じような仕事を繰り返すばかりで、「ついていけていない自分の価値ってなんだろう」と不安に。
でも、今は全くそれがないですね。社内にいるエンジニアは、みんなが新しい技術に敏感なので、情報も入ってくるし、自主的な勉強会も頻繁に行われています。新しい技術やトレンドがキャッチアップできていると思えるようになってからは、不安がなくなりました。
―この4年で、自分に自信が持てるようになったということですね。
(小林)
そうですね。自分が持っている技術レベルは、アウトプットすることでようやく見えてきます。その場が勉強会であり、情報交換の場であるので、そういう場が社内に多いことも「あれ、自分って意外とこの技術スキルがあるんだ」と気付けた一因かもしれません。
―自信がなかった過去の自分も、肯定されたような感覚でしょうか。
(岸田)
それは大きいと思います。今のプロジェクトの中で、前職の経験が生きていると感じる部分がありますが、当時は自己効力感が低いばかりに、それを自覚できずにいました。でも、経験や技術は確実に上積みされていたと、今ならわかります。
Fusicに入ってからは、技術と自己効力感が一緒に上がっていく感覚があります。仕事をする上で「尊厳を得られること」がすごく大事だと思うし、Fusicにジョインしたことでそれに気が付くことができました。
―まさに理想的なキャリアアップですね。
(小林)
Fusicは、現状に満足している人がいない会社です。みんな、アップデートしようという気持ちが強くて、自主的に動いています。入社当初はそれに圧倒されて、ついていけるのかなと焦りましたけど。1年ぐらいで自分も仲間に入れました。
(岸田)
僕も入社当時は追いつかなければという焦燥感がありました。初期は仕事量も多くなかったので、退勤してから5~6時間ぐらい勉強に充てていたし、社内でどう自分の価値を上げるかを探っていましたね。
学び、アップデートし続けた先にあるもの。
―自分の価値を上げるために、どんなことをされてきたんですか?
(岸田)
採用されたからには会社に貢献したくて、急いでAWSの勉強を始めました。少しずつ社内で評価してもらえるようになってからは、AWSプロジェクトのコンサルや構築を任せてもらえるようになりました。今では調べればなんでもできるという自信もあります。
―岸田さんは、昨年、今年とAWSの認定資格をすべて保持されていますよね。
(岸田)
あ、はい。勉強したら誰でも取れるんですよ(笑)
(小林)
うちの会社はAWSの資格を持っている人の割合が異常に多いので、持っているのが当たり前と感じることもあるんですが、本来誰でも取れるものではないです!全然知らない分野の問題を解くと、知らない用語もたくさん出て来る。それにも関わらず、全部受かっているから、ほんとすごい。
―社内には、AWSの賞を受賞されている方や有資格者も多く、精鋭揃いです。正直に言って、プレッシャーだなと思うことはありませんか?
(小林)
1年目はすごく感じました。岸田がほぼ同期入社で、ガンガン資格を取っていくので、どうしよう……みたいな。でも、今持っている技術の自己効力感が上がったこと、お客様と話して、ちゃんと仕事を回せているという手応えを感じられていたので、焦りは消えていきました。
社内にも、資格を取ることが必須という空気はなく、やりたいことを各々がやっている延長線上に資格があるという雰囲気を感じます。
(岸田)
僕はめちゃくちゃネガティブなので、やばい、みたいな感覚はずっとあるし、今もあるんです。高い技術を持っている同僚を見ていると、追いつけないなと思うことはあります。
一方で、達観している自分もいて、小林が言ったように、お客様とちゃんと対話できるということは、自分にはコミュニケーション能力があるということなので、今の技術×対話能力で会社に貢献できるという、立ち位置を見つけることもできました。Fusicには、技術をとことん突き詰めている人もいるし、僕らみたいに掛け合わせた能力が発揮できる立場や部署もあるのが、いいところだと思います。
―自分の強み、特性を活かした働き方ができているんですね。この4年間で多くの変化を感じてこられたと思いますが、一番変わったと思うことはなんですか?
(岸田)
挑戦することへの恐怖や不安がなくなりましたね。以前は、わからないところがあっても、誰かに聞ける環境ではなかったですが、今はなんとかなる、誰かに聞けばいいと言う楽観的な気持ちが根底にあり、いろいろなことに挑戦できています。
(小林)
1人じゃないと言う感覚は、大きいですね。わからないことがあっても、自分で調べて答えを出さないといけないエンジニアって結構多いと思うし、以前の自分はそうでした。Fusicではわからないところは誰かに聞けばいいので、正解までのハードルがすごく低いです。
(岸田)
風通しの良さがありますね。みんな気の置けない仲です。
先輩たちが礎を築いてきた社風は、日々アップデート中
―どうして、そのような雰囲気が作れていると思いますか?
(小林)
みんなが「働きやすい雰囲気にしよう」と思っているからでしょうか。日常的に「それだとちょっと仕事しづらいかも」というワードが出てきて、日々働きやすさもアップデートされています。
先日も、ミーティングの内容を社内ブログに上げたのですが、参加メンバーはブログを書いてくれる人に、「ありがとう」を言うだけじゃなくて「コンテンツ量が多いから、どうにか簡単にできないかな」と、その人の負担に目を向け、負担を減らす方法を一緒に考えていました。そこに気付ける人が多いと思います。
(岸田)
目標設定やモチベーションのコントロールなども、「チームの課題」として取り組んでいます。新しくチームに入ってきた人は、メンターがしっかりサポートしますし、仕事は担当者の責任ではなく、チーム全体の責任でやるという意識も強い。
(小林)
人と人との関係が近い会社なんでしょうね。前職は「同僚」って感じで、飲み会で話すぐらいで終わっていましたが、今はプライベートの話もしますし、「仲間」という感覚が強いですね。
(岸田)
僕のチームでは、最近あった良かったことや新しい発見を話す時間を作っています。慣れ親しみすぎるのもよくないですが、遠慮がない関係性だからこそ、サッとフォローもできるのかなと思います。
―お二人が考える「働きやすさ」とは?
(小林)
やっぱりストレスなく仕事できることが一番。困ったときに誰かが見てくれるとか、間違いを指摘してくれる安心感とか、心の安定に繋がりますよね。
あと、Fusicは勤務時間の制約がないので、お子さんのお迎えや病院で、途中抜けするメンバーも多いです。それに対して誰も不満を口にしませんし、むしろサポートしようという雰囲気が生まれます。相手を考えられる人が多いからこそ実現できていることかもしれません。
(岸田)
あとは、いいお客様とお付き合いをさせていただいているので、事情を説明したらご理解いただけることも、理由の一つかなと思います。
―現在はチームリーダーとしてマネジメントもされています。大切にしていることを教えてください。
(小林)
お客様にとって使いやすいシステムを提供することや喜んでいただくこと、メンバーの喜びややりがいを両立させることです。メンバーがプロジェクトに参加することで、何かを一つでも得られたらいいなと思っているので、みんなの成長は意識しています。
(岸田)
一日の約半分は仕事の時間なので、そこで受けるストレスは最小限に、楽しく仕事をしてほしいと思っています。
繰り返しになりますが、仕事をする上で一番大事なのは、尊厳が得られ、保たれることだと思うんです。お客様から褒められるとか、チーム内で認め合うとかすごく大切で、自分は仕事できなくてダメだと感じる場面を最小限にしてあげることをすごく意識しています。エンジニアって、基本的にネガティブ思考の人が多いと思うので(笑)
(小林)
多いよね(笑)これはダメだ、みたいな場面が結構多い職種ではあります。
(岸田)
Fusicには、プログラミングでバグが出てしまったら、実装した人が悪いんじゃなくて、みんなでレビューしているんだから、みんなの責任なんだよという意識があります。入社当時は、こんな価値観で仕事をしている会社があるんだ、と驚きました。
その価値観があるおかげで、急なトラブル時に大きな問題がほとんど起きないんです。トラブルはまず共有・相談するという体制から入ることが多くて、その時に皆が手分けしてフォローするから、大事に至らずに解決できる。自分だけに全ての責任が乗っかっているということがまずありません。
―立場や役目を超えた一体感を感じます。最後に、新たな仲間には、どんな人物像を求めますか?
(岸田)
こだわりを持って仕事ができる人ですかね。自分の芯がちゃんとあって、それを発揮できる人。間違っていると思ったら、自分の芯を押し出して是正できる強さがあるといいなと思います。
(小林)
誠実性がある人ですね。お客様に言われたから、言われた通りに作ることが、いいことではない場面って結構多いんです。お客様の本当に叶えたい課題は何かを考え、なんならシステムは作らず別の方法を提案したり、本当にお客様のことを思ってベストな提案をすることができる、そんな誠実性をもって仕事と向き合える人が来てくれたら嬉しいです。
以上、 Fusicに入社し、エンジニアとしてさらに飛躍し続ける2名のインタビューでした!
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