2022年11月10日(木)に、マネジャーの大脇が、母校である早稲田大学で「地域連携に関わる仕事とキャリアについて」をテーマに登壇する機会をいただきました。
大脇は、2017年に早稲田大学社会科学部を卒業、在学時代にはまちづくりに関する授業を履修、フィールドワークなどの課外活動に精力的に取組んでおり、履修した実習授業を担当していた早稲田大学大学総合研究センターの加藤准教授より、本講義の依頼をいただくことになりました。
当日は、履修生90名強の前で、地域連携の難しさや楽しさなどのほか、就活を前に学生時代にすべきこと、キャリアとしての地域連携・地域貢献などの観点でお話しさせていただき、その後学生からの質問にお答えしました。
大脇の自己紹介から講演はスタート。島根県の離島、海士町に生まれ、人口減少のもとで存続が危ぶまれる島唯一の高校へ入学。進路検討の際には、高校の先生・町の応援を背中に、早稲田大学を志望。まちづくりと教育の重要性を身近に感じ、「まちづくり×教育」という、自身のテーマを研究したいと考え進学をしました。
早稲田大学在学時代には、授業としてフィールドワークへの参加、民間の教育塾でバイト、大学を1年間休学し、久米島で地域おこし協力隊として移住し、公営塾の立ち上げと、「まちづくり×教育」のテーマを探求すべく行動を続けます。その経験の中で、「まちづくり×教育」→「まちづくり×組織づくり」→「まちづくり×事業づくり」と変容する自身のテーマに合わせて、新卒時の企業選択、そしてFoundingBaseの転職を決断、今に至ることを紹介しました。
その後、FoundingBaseでの地域連携の事例として、道の駅の運営事業、ふるさと納税の事業者支援事業、自治体のコワーキングスペースでの運営事業などの説明を通し、FoundingBase の地方共創の特徴でもある、現地に社員が実際に住み、生活をしているからこそ生まれる現地の人との深い関係性や、それをもとに事業を進めていく面白さや嬉しさ、やりがいを説明しました。
講演後に学生から多く上がった質問は、キャリアの選択に関するものも多く、
「大手からベンチャーへの転職について、安定した道を外れる怖さに向き合うためには」「キャリアの転換、チャレンジをする際に押さえておくべきポイントは」など、今後の就職・社会人生活を見据えた質問に対し、
「異なる領域、経験したことがないことに飛び込むこと。そしてその領域で、やりきったと思えるくらい行動することが大事」「仕事に向き合う際のスタンス、苦しいことがあってもそれに適応し、立ち直るレジリエンスなど、所属組織に問わず重要となる力を身につけること。」
「自分のテーマを頭の片隅に置いておくこと。目の前のことを本気でやり続けていくと、巡り巡ってそのテーマに結果として繋がっていく。」
と自身の経験や事業に照らし合わせてお伝えしました。
講演後、ご参加いただいた学生の方からは、「FoundingBaseのビジネスモデルはどうなっているのか」や「FoundingBase社員の大学在籍時の専攻を知りたい」など、更に詳しく弊社について知りたいという、有難いお言葉を頂くことができました。
これまでのキャリア、大切にしたい価値観、なぜ地域に関わる仕事をしているのか。過去を振り返り、未来を改めて見据えることで、大脇自身にとっても原点回帰になった良い機会だったようです。
今回、早稲田大学で講演をする機会を設けてくださった早稲田大学 大学総合研究センターの加藤准教授、本当にありがとうございました!