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できることより、やれること—現場で変わった支援観

こんにちは。ファンづくりカンパニー株式会社 代表の篠塚です。障がい者就労支援の現場に関わる中で、「支援とは何か」「本当に意味のある“できる”とは何か」を考え直す機会が、何度もありました。最初は、支援の現場でも「何ができるか」「どこまでできるか」という“できる・できない”で区切って考えてしまいがちでした。けれども、KEIPE ONE.の立ち上げ以降、日々の実践やメンバーとの関わりを通して、自分の支援観そのものが大きく変わってきたと感じています。“できる”だけを求めない——現場で直面した葛藤KEIPE ONE.を立ち上げたばかりの頃は、「仕事として任せられるかどうか」「どの作業なら確実に成果...

採用・働き方改革の現場で見えた、人が幸せに働くための条件

こんにちは。ファンづくりカンパニー株式会社 代表の篠塚です。私はこれまで、採用支援や働き方改革の現場で多くの企業・多様な人たちと関わってきました。最初は「良い会社」「働きやすい職場」という言葉をシンプルに信じていましたが、現場を知れば知るほど、“人が本当に幸せに働く”ための条件は想像以上に複雑で、シンプルでもある――そんな思いに至るようになりました。“採用成功=定着”ではなかった現実求人広告やWEBサイトの制作、動画やSNSを活用した採用広報……さまざまな企業の採用活動をサポートしてきましたが、「良い人材が採れた」「応募が増えた」という喜びの声があった一方で、「せっかく入ったのにすぐ辞め...

障がいの有無を超え ー 特別扱いしないというマネジメント

こんにちは。ファンづくりカンパニー株式会社 代表の篠塚です。私が大切にしている「特別扱いしない」というマネジメント方針は、今やファンづくりカンパニーという組織の“判断軸”であり、現場で日々実践していることのひとつです。ただ、この方針も最初から自分の中にあったものではありません。さまざまな現場で、いろんな人と出会い、ときにはうまくいかず悩みながら、現場で鍛えられ、少しずつ形になってきたものです。信じて任せることの意味を、現場に教わったたとえば営業チームやBPO現場のマネジメント時代。メンバーの年齢もキャリアも多様で、それぞれに強みも個性もありました。誰かを特別視して線を引くのではなく、一人...

“幸せに働く社会”の実現に向けて 理念と現場のあいだで

こんにちは。ファンづくりカンパニー株式会社 代表の篠塚です。私が起業した理由、そしてこの仕事を続ける理由その根っこには「1人でも多くの人が幸せに働ける社会をつくりたい」という想いがあります。しかし、理念は美しい言葉だけでは実現しません。現場で出会う人、事象、悩みや矛盾と向き合うなかで、その“本質”と“現実”のあいだで何度も考え続けてきました。理念だけでは動かない「働く」の現実私はもともと、採用支援やWEB制作を通して「企業と人」をつなぐ仕事を続けてきました。事業を立ち上げた当初は、「1人でも多くの人が幸せに働ける社会を実現したい」という想いが、自分のなかの大きなモチベーションでした。です...

業務分解×チーム戦—現場で磨いた成果創出のメソッド

こんにちは。ファンづくりカンパニー株式会社 代表の篠塚です。私がこれまでのキャリアを通じて学び、今も強く意識しているのが「業務分解」と「チーム戦」の重要性です。個人の力だけに頼らず、仕組みとして“全員で成果を出す”という考え方は、採用支援や障がい者支援の現場でも大きな武器となっています。今回は、その原体験と、現場で磨いてきたノウハウについてお話しします。「属人化」という壁と向き合ったBPO現場私はかつて、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)事業の現場責任者として、多様なメンバーとともに、データエントリーや大規模な業務処理に携わってきました。現場に入ってすぐに直面したのが、属人化...

『この人がなぜ障がい者?』—現場で受け取った“違和感”が事業の原点になった

こんにちは。ファンづくりカンパニー株式会社 代表の篠塚です。私たちファンづくりカンパニーは、もともと中小企業の採用課題をWEBサイト制作・動画制作・求人広告の面から支援する会社としてスタートしました。独立後も実績を重ね、多くのクライアントから高い評価をいただくようになっていた頃、ある経営者仲間から「採用で困っている友人がいる」とご紹介いただいたのが、KEIPE株式会社さんでした。KEIPEさんは障がい者就労継続支援A型事業所を運営されていました。はじめての“障がい者支援”の現場でご依頼内容は、WEBサイトのリニューアルと採用活動のご支援。プロジェクトを進める中で、「利用者さん(障がい者メ...