こんにちは。ファンづくりカンパニー株式会社 代表の篠塚です。
私が大切にしている「特別扱いしない」というマネジメント方針は、
今やファンづくりカンパニーという組織の“判断軸”であり、現場で日々実践していることのひとつです。
ただ、この方針も最初から自分の中にあったものではありません。
さまざまな現場で、いろんな人と出会い、ときにはうまくいかず悩みながら、現場で鍛えられ、少しずつ形になってきたものです。
信じて任せることの意味を、現場に教わった
たとえば営業チームやBPO現場のマネジメント時代。
メンバーの年齢もキャリアも多様で、それぞれに強みも個性もありました。
誰かを特別視して線を引くのではなく、
一人ひとりの強みや可能性に目を向け、責任ある役割やチャレンジの機会を与える。
思うようにいかないことも多く、そのたびに自分自身の関わり方を問い直してきました。
そうした日々の中で、できないから手を引くのではなく、一緒に乗り越えていこうと伴走し続けることが、自然と信頼や前向きな空気を育てていく、この実感が少しずつ確信に変わっていきました。
障がい者支援の現場でも変わらないまなざし
障がい者就労支援の現場でも、このマネジメント方針は変わりません。
「障がいがあるから」「苦手があるから」といった先入観で役割を限定せず、
まずはその人の強みや意欲をしっかり見極める。
チャレンジできる環境や必要なサポートを用意したうえで、できるだけ対等な目線で責任ある役割を託す。
困ったときは一緒に考え、うまくいかないときもチームでフォローし合う。
「できる・できない」で線を引くのではなく、みんなで前に進む
そんな現場づくりを今も模索し続けています。
「特別扱いしない」ことの本当の意味
「特別扱いしない」とは、単なる放任や突き放しではありません。
あなたならできると信じて任せること。
同じゴールを見据え、一緒に成長していく仲間として関わることだと思っています。
苦手なことや失敗も、最初からできないと決めつけるのではなく、
「どうしたらできるようになるか」を一緒に考え、ともに工夫し、ともに挑戦していく。
この積み重ねが、個人にもチームにも“本当の成長”や“自信”をもたらしてくれるのだと、現場に教えられてきました。
これからも、ともに成長するマネジメントを
障がいの有無にかかわらず、誰もが責任ある役割を持ち、互いを信じて挑戦し合える現場。
この方針は、これからも状況や現場によって少しずつ変化していくかもしれません。
それでも「特別扱いしない」「信じて任せる」という軸だけは、これからも大切にしていきます。
これからも現場で悩み、考えながら、“ともに成長するチームづくり”に挑戦し続けます。