エクサウィザーズでは、CareTech事業やHRTech事業だけではなく、様々なドメインでの社会課題解決に取り組んでいます。本日は、金融×社会課題解決の領域のビジネス開発に取り組むチームの大字さん(写真左)と脇さん(写真右)からお話を伺います。
【大字さん (写真左) プロフィール】
筑波大学環境工学研究科修了。人工衛星画像の多クラスピクセル値分類アルゴリズムをJaxaと共同で開発する中で、エンジニアリングによる課題解決に興味を持ち、野村総合研究所にアプリケーションエンジニアとして入社。その後PwC Strategy&にて、電力、インフラ、消費財、商社等の業種にて、新規事業参入戦略策定、ビジネスデューディリジェンス等に従事。2018年5月にエクサウィザーズ入社。好きなものは、映画とお酒。
【脇さん (写真右) プロフィール】
一橋大学経済学部卒業。大学卒業後、旭硝子株式会社(現AGC)にて、生産管理・企画管理・営業管理を経験後、中国上海に語学留学。帰国後、海外営業を担当。その後、PwC Strategy&に入社。組織統合・投資先事業性評価・ビジネスデューデリジェンス等のプロジェクトを経験。2019年3月にエクサウィザーズに入社。趣味は旅行・運動・睡眠。
FinTechと社会課題解決という言葉があまり結びつかないのですが、お二人のチームではどんな事業を創っているんですか?
大字 たしかに、FinTechといえば、QRコード決裁やブロックチェーンなどの金融の機能を便利にするものというイメージが強いかもしれません。私たちFinTech事業部が取り組んでいるのは、一般にイメージされるFinTechとはまた違う新しさがあると思います。
脇 まさしく大字さんが言ったように「新しさ」というところがポイントですね!たしかに、QRコード決裁などのいわゆるFinTechは私たちの生活をより便利にしていると思います。ただ、私たちはそれとは少し違うアプローチで、何らかのマイナスの要素を技術の力でプラスに変えようとしています。具体的には、高齢者の方が不安を抱えずに、いつまでも自分が望む通りにお金を使い続けることを助けるためのサービスや、これまで獲得できていなかった経営に必要な情報を集めることによって、中小企業の経営をサポートするサービスを開発しています。
今まで聞いたことのないような新しいサービスですね。前例がないことに取り組むのはなんだか難しそうですが……。
大字 もちろんそうですね。新卒でエンジニアをやっていたので少しわかるんですが、新たなサービスを提供することには、技術的な観点でも難しさがあります。普通のエンジニアにはできないと言われてしまうようなことでも、エクサウィザーズのエンジニアに頼めばできてしまうというのは、とても心強いです。
脇 本当にそうですね。AIやITのバックグラウンドがなかった僕にも、そのすごさがわかりました。Google本社で働いた経験のあるエンジニア、未踏スーパークリエイタ、自分の開発した技術をGoogleにバイアウトした人など、他社に対して競争優位になるような技術力のあるエンジニアと一緒にサービス開発をするのはとても刺激的です。
大字 エンジニアの皆さん、本当にすごいですよ。「これはちょっと難しいですよね?」って聞いても、「いや、全然できますよ!」って言われることがほとんどです(笑)
脇 たしかに(笑)協力的な方が多く、仕事を進める上ではとても助かりますよね。
今は、ベンチャーで新しい事業を作ることに取り組むお二人ですが、入社前は戦略コンサルタントとして働いていたんですね。しかも、前職でも同じ会社だったんですね!
脇 そうなんです。前職ではそれほど大字さんと一緒に仕事をしていたわけではないんですが、入社することになったのは、先にエクサウィザーズに入社していた大字さんに誘われたからなんです。
大字 裁量を持って、アーリーフェーズのFinTech事業を一緒に創ってくれる仲間を探していました。社内にはHRTechやCareTechのほかにも私たちの事業部やRobotTech、MedTechなど様々な事業部が存在しています。会社全体では150人くらいの社員がいるんですけど、各事業部が裁量をもって別々の事業に取り組んでいて、社内にアーリーフェーズのベンチャーがたくさん集まっているような雰囲気なんです。
脇 正直言って、大字さんに誘われた当初は転職を全く考えていない状態でした。でも、大字さんの説得が妙にうまくて……(笑)今後のキャリアを考えれば、AIやテクノロジーといった領域について知っておくことはプラスになると思ったんです。あとは、入社前の歓迎会でのワイワイした感じが好きだったっていうのもあります!
大字 入社前の脇さんの歓迎会懐かしいですね!(笑)
FinTechチームの飲み会での一枚。チームメンバーの石田さんも一緒です。
転職を考えていなかったということですが、戦略コンサルからベンチャー企業に飛び込むことに迷いはなかったんですか?
脇 もちろんありました。数年前に設立されたベンチャー企業だと、事業の方向性や目的が明確に定まっていないんじゃないかという不安がありました。でも、エクサウィザーズを紹介されたときに、「社会課題を解決する」というスケールの大きなビジョンを掲げるだけでなく、実現するための計画を持ち合わせている会社だという印象を抱きました。
大字 エクサウィザーズの持つ大きなビジョンとそれを実現するための計画について熱弁した甲斐がありましたね(笑)入社してみて感じるのは、ビジョンとそれを実現するためのアセットはあっても、具体的にどのようなアプローチで実現するかは本当に自分次第であるということです。
「自分次第」というのは、どういうことですか?
大字 本当に、ゼロから事業を考えて、それを実現する責任までが求められるんです。私たちFinTechチームは、事業開発を3人で行っています。それはもう3人で必死になって、金融業界や日本社会の課題を分析して、どういう打ち手があるかを考えなくてはなりません。プロダクトの開発も、営業も、プロジェクトのデリバリーも全て同時に行っています。こんな環境ってほかにありますかね?まさに事業部ひとつひとつがアーリーフェーズのスタートアップのようで、裁量・責任がある環境だと思います。
脇 毎日本当に大変ですよね(笑)
大字 まあ、それこそがこの会社で働くやりがいなんですけどね。たとえ自分が大きなスケールで考えたと思っていても、同僚や社長の石山さん、会長の春田さんがもっと大きく打ち返してくれます。自分の視野も広がりますし、自分とは別の事業領域で同じく大きなスケールで社会課題解決に取り組む同僚にも刺激を受けます。
脇 私もこの会社に来るまでは、社会課題解決につながるようなスケールの大きな仕組みを作るのは、大企業でなければできないと思っていました。でも、課題に対するアプローチとして、どんな施策があるか、誰を巻き込むべきかなど、「社会を変える」事業をゼロから設計できる環境がこの会社にはあって、とても充実しています。
そうなんですね。一つの事業を自分の裁量で動かしていけるという点で充実しているとのことでしたが、社内の雰囲気はいかがですか?
脇 そうですね。私は、けっこうオフィスで社員同士が雑談をしていたり、社員のワイワイとした雰囲気が好きですね。でも、みんな仕事となると非常にまじめで熱心だと思います。大事なクライアントとの打ち合わせのために社長自ら時間を作ってもらったり、同窓会があるというのに残業して、協力してくれる社員もいました。メンバーがきちんと他の社員のことを考えながら仕事をできていて、素晴らしいと思います。
大字 たしかに、私たちのチームでも、自分の得意な部分をやると相手の苦手な部分をカバーできているといったことが何度もありましたね。私がしばらく手をつけれらていなかった部分を脇さんが終わらせておいてくれて、最後に一番大事なところを一緒に考えるとか。こうやって、一人ではなく数人で一緒になって一つのことを達成しているからこそ、プロジェクトが成功した瞬間は格別なのかもしれません。
最後に、FinTechチームの事業を作る仲間を探しているということだったので、エクサウィザーズに興味がある方に向けて、メッセージをお願い致します。
脇 自分なりに考えて主体的に動けるようなリーダーシップを持った人と、一緒に新しい事業を作っていきたいと思っています。転職先という新たな環境で自分の能力を発揮できる自信がないという人もいるかと思いますが、強みや弱みは人との比較でしかありません。一人ひとりに強みがあり、主体性を持ってパフォーマンスを上げようとするやる気があれば、誰だって活躍できると思います!
大字 情熱を持って、スケールの大きなことをやり抜くという気持ちがある人と働きたいです!考え抜いて大きなことを実現したいと思っている人、またみんなで一緒に社会課題に向き合うという言葉に少しでも共感を持ってくれる人であれば絶対に後悔はしない環境だと思います。コンサルにいたときに感じていた周囲の熱量はそのままに、更にいろいろな能力を持った人と事業を作ることができます。
大字さん、脇さん、ありがとうございました!
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