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【代表インタビュー】まるでインディ・ジョーンズ!?  遺跡研究に没頭していた学生が三井物産に入社して“脱炭素化”支援事業を立ち上げるまで

こんにちは、e-dash採用担当です。弊社は企業や自治体のCO2排出量削減に向けた取り組みを総合的にサポートするサービス『e-dash』を開発、提供しています。

今回は企画から携わってきた弊社代表取締役・山崎冬馬(やまさき とうま)のインタビューをお届けします。

「日本の脱炭素を加速したい」――e-dashを率いる山崎の熱い思いをお読みください!

学生時代は古代遺跡に夢中! 三井物産でプロジェクト開発の醍醐味を味わう!

――どのような幼少期を過ごされたのでしょうか?

商社マンの父の異動のため、1歳からアルジェリア・アルジェで4年間、13歳からフランス・パリで4年間過ごしました。通算で約8年間もフランス語圏に住んでいたものの語学の才能はからっきしで、今や出張でフランス語を使っても英語で返される始末です (笑)。

―― 学生時代の印象に残るエピソードを教えてください

多感な時期を過ごしたパリでコルビュジェやドミニク・ペローの作品に感化され、建築家を志して早稲田大学建築学科に進みました。課題について多角的に考え抜き、ストーリーを作って具体的な形に昇華させる、というプロセスを繰り返したことは自分にとって大変ためになりました。

一方で自分に才能がないこともよくわかり、デザインの夢は断念。建築史の研究室が面白そうだなと思って選び、大学院にも進んでクメール建築の研究をしました。延べ一年以上はカンボジアで過ごしていたと思います。 現地では遺跡の修復にも携わらせて頂きました。修復の合間には、学術的に報告されていない遺跡を探してメコン川を遡ったり、ランドクルーザーで森の中を走り回ったり、“リアルインディ・ジョーンズ”のような生活をしていました(笑)。

――そんな古代遺跡を愛する学生が、なぜ三井物産に入社されたのでしょうか?

当初はそのまま大学に残るつもりだったのですが、まわりの友人が就活している姿に焦り、少しは社会の役に立つことをしないと…と考え、就活を始めました。

海外生活が長かったため、グローバルに仕事ができる環境が理想で、商社が第一志望でした。三井物産に決めた理由は、やはり“人間力”ですね。よく“人の三井”といいますが、お会いした方すべてが魅力的でカッコイイなと感じたことを覚えています。

2007年に入社しましたが、カンボジアでの経験もあり、途上国のインフラに携わりたいと希望。プロジェクト本部に配属していただきました。

――三井物産・プロジェクト本部時代で、印象的だったお仕事を教えてください

2011年から2014年までモロッコの発電事業の開発を担当しました。総事業費24億ドルという巨大案件で、ピーク時は毎月のようにパリ・カサブランカに出張し、電力公社だけではなく弁護士、銀行、建設会社など多くの人と熱量の高い時間を過ごしました。

胃が痛くなるような経験も多かったのですが、パリの弁護士事務所でズラリと相手が居並ぶ中で契約交渉するなんて、学生の頃にまさに思い描いていた世界。まさに、プロジェクト開発の醍醐味を味わいました。事業パートナーであるフランスの電力大手Engieや地場パートナーとは何度大ゲンカしたかわかりませんが、彼らとの時間は一生の宝物です。

シリコンバレーでの刺激的な体験から、“日本の脱炭素を加速する”ミッションへ!

――その後、アメリカ駐在も体験されたそうですね

はい。2015年8月から5年間、シリコンバレーに駐在し、太陽光発電事業やエネルギーマネージメントシステム、EV充電、EVバス事業などクリーンエネルギー関連のベンチャー投資や事業開発に携わりました。複数の投資先の取締役も務めさせて頂きました。「世界を変える」と息巻くスタートアップ創業者やとんでもなく切れ者のベンチャーキャピタリストらと出会い、とにかく刺激的な毎日。テクノロジー×脱炭素ビジネスの最前線を肌で体験させてもらいました。

その後、2020年8月に帰国して配属されたのが、同年4月にできたばかりのエネルギーソリューション本部です。脱炭素や気候変動問題の産業的解決をミッションとする部署で、それはまさにシリコンバレーで携わってきたところでした。

――三井物産からe-dash社を立ち上げるまでの経緯を教えてください

弊社のミッションは「脱炭素を加速する」で、社名と同じプロダクト・e-dashは、企業や自治体むけにCO2排出量を可視化するクラウドサービスです。開発に当たって何百という企業にインタビューをさせていただいたところ、脱炭素に取り組みたいものの、どこから手をつけたらよいのかわからないという声を多く聞きました。まずはどれだけ排出しているかわからなければ、削減することもできないのでは…。そう考え、最初の一歩である“CO2排出量の把握”からご支援することを決めました。

2021年10月にβ版をローンチしたところ大きな反響をいただき、すでに1400拠点以上のCO2排出量を管理。事業性が見込まれると判断し、会社を設立しました。会社組織にしたのは、スピード感を持って事業開発を進め、かつ多様な人材に参画いただきたいという思いもありました。

――e-dashの魅力や強みは、どのようなところでしょうか?

e-dashはエネルギーコスト削減からCO2削減の取り組みまで一気通貫で対応し、日本企業、および自治体の脱炭素推進を総合的にサポートするサービスです。

最大の強みは、画像のアップロードのみで簡単にCO2排出量を可視化する点です。従来、エネルギーの使用実績を算出するには請求書に書かれた使用量を転記する必要がありましたが、ほとんどの企業ではエクセルを用いたマニュアル対応で、効率的とは言いがたい作業を行っていました。そこで、e-dashでは画像そのものをウェブ上にアップロードしてデータ化し、CO2排出量の計算まで完結させることを実現。担当者は、ただ画像をドラッグ・アンド・ドロップするだけなんです。

導入企業からは「貴社立ち上げの理念に共感します」というメッセージや、「弊社がe-dashのサクセスストーリーになります」というような熱いメールをいただくことも多く、プロダクトの利便性以上に私たちの思いに共感してくださる方が多くいらっしゃることが何よりもうれしいですね。

脱炭素に取り組む企業を後押しするパートナーへ。ともに挑戦する仲間を求めています

――今後の展望をお聞かせください

弊社は、単に可視化サービスを提供したいわけではありません。ありとあらゆる企業の脱炭素の取組みに応え、伴走するパートナーになりたいと考えています。

もちろんプロダクトの利便性も向上させていきますが、e-dashを使うことで実際に企業や自治体が脱炭素に向けてどう取り組めばよいかアイデアを得られ、具体的な施策を実行できるプラットフォームを目指していきます。

――現在、課題として感じていることはありますか?

現在、三井物産の全面的バックアップにより、国内支社支店が顧客へのアプローチ、地域金融機関とのパートナーシップを進めてくれています。そうやって全国からお問い合わせをたくさんいただく一方で、オペレーションをまわす陣容が足りていないのが現状です。

せっかく会社として立ち上げたので多様な才能を持った人を募って、どんどん新しいことに挑戦していきたいと思っています。

――では、これからどんな人と働きたいと考えていますか?

地球の未来のため、「脱炭素を加速する」という弊社のミッションに共感いただける方、そしてお客様の声に耳を傾け、自分たちに何ができるか考え、立案することにやりがいを感じる方と一緒に働きたいなと思っています。

脱炭素はまだまだ始まったばかりで、新しいビジネスモデルが勃興してくる世界。だからこそ、既存の概念や商慣習に縛られる必要はありません。常識にとらわれず、新たなビジネスの創出について、一緒に考えてくださる方に参画してもらいたいですね。

――転職希望者の方にメッセージをお願いします!

脱炭素の取り組みは不可逆な流れであり、今後ますます加速していきます。

e-dashは立ち上げ間もないサービスで、今後、日本の企業の脱炭素化にさらに貢献するためには、まだまだ進化し続けていく必要があります。

“挑戦と創造”は三井物産のDNAですが、“挑戦する”“新しい価値を創造する”ことに関してはこれ以上ない面白い場だと思いますし、社会的意義もある仕事です。e-dashの成長と脱炭素化への挑戦に一緒に取り組んでいただける方のご応募をお待ちしています!

いかがでしたか? 脱炭素化のミッションと新たな挑戦に突き進む弊社代表・山崎のメッセージに共感してくださった方、まずはカジュアルにお話ししてみませんか?ぜひお気軽にご応募ください!

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