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岩崎 郁子
クリエイティブ統括部 チーフ / 2015年入社
大学時代は写真に熱中する一方で、無人島にいってサバイバルをするなど一風変わった趣味を持つ。クリエイティブ職の新卒第一期生としてディップに入社。現在は大手企業の求人広告の制作部署に所属していて、コピーライティングだけでなくデザイン、設計、分析、広告運用などの知識も身につけ、企業の課題解決を支援するクリエイターとして活躍中。
「新卒初のクリエイティブ職」
というチャンス。
もともと写真を撮るのが好きで創作意欲が強かったこともあり、就職活動ではクリエイティブ職として働ける会社を探していました。人材系に限らず出版系や広告系なども含めてさまざまな会社を見る中で、心に止まったのがディップ。学生という目線からではありましたが、上から言われてそのとおりにこなしていくのではなく、若手からアイデアを発信していくことができる社風を感じられたこと。また、面接や面談で自分が好きなことを引き出すために時間を割いてくれた先輩社員の皆さんに惹かれて、入社を決めました。クリエイティブ職の第一期採用において、私が一人目の内定者だったようです。前例のない中で、私の可能性にチャレンジしてくれたディップに感謝をしつつ、新人ながら活躍を心に誓いました。
同じ仕事でも、見方を変えれば
新たな価値が見えてくる。
クリエイティブ統括部のミッションは、原稿など制作を通して企業の採用成功を支援していくことです。私が所属する部署では、主に大手クライアントの制作を担当しています。ディップでは営業がお客様の原稿を書くことが多いのですが、全国に拠点を展開されるお客様の採用や、採用難職種の原稿を制作をする時が、私たちの出番です。ある大手こども用品店を担当する営業から「応募は集まるものの、必要数が致命的に不足している。競合よりも多くの応募を集め、各店の欠員の悩みを解消したい」という相談が上がってきました。職種は販売職、募集ターゲットは「こども好き」という打ち出しの原稿で、ある程度の採用はできていたものの、常に欠員に悩む店舗があり、また今後の出店も考えると採用数を飛躍的に増やしていかなければならない状況でした。その原稿のリニューアルを任せてもらった私は、営業担当と密にコミュニケーションをとりながら、お客様のことや競合企業のことを理解するために調査をしました。そこでお客様だからこそ打ち出せる魅力が見えてきて、新たに2つの募集ターゲットを増やすご提案を考えました。1つは「軽作業などの仕事を希望している方」。仕事内容を詳しく調べてみると、実際にイメージしているよりもシンプルで、検品や品出しなどどちらかといえば工場での軽作業の仕事に近いということがわかったからです。
もう1つは、「出産に伴い退職した、専業主婦の方」。お子様連れのお客様への接客が当然多いため、実際に子育てで苦労されてきた方だからこそ、お客様目線に立った対応ができると考えました。またもう一度仕事を始めたいと思ってはいても中々一歩を踏み出せずにいるママさんが世の中には多いという現状も耳にしていたため、子育てに関する知識が活かせる仕事であることを訴求し、自信を持って応募してもらいたいと世の中に対してメッセージをしたいと考えたのです。同じ仕事でも、見方を変えれば違う価値を生み出すことができる。そんなチャレンジでした。
企業の課題解決につながる
クリエイティブを。
いざ掲載をすると、狙い通り、学生さんからの応募や育児中のママさんなど、狙いどおりのターゲット層からの応募が増加したのです。お客様は常に複数の店舗において人員不足に悩まれていましたが、各店舗の人員充足率が上がったと喜びのお声をいただくことができました。後日談ですが、その原稿は、社内の広告コンテストにも入賞したのです。原稿の質だけではなく、育児中のママさんの悩みであるキャリア形成を支援する社会貢献性の高い案件という評価をもらいました。そして、採用の悩みが解決に向かっていくにつれ、次の課題への着手をできるようになっていきました。現在では私の発案からスタッフ全員にアンケートをとり、どういう人に長く働く傾向があるのかをリサーチしていて、更にターゲットの精度を高め定着率を向上させる施策に取り組んでいます。
一つの広告が誰かの人生を変え、企業を成長へと導き、社会貢献へと繋がっていく。私たちの仕事はクリエイティブですが、アートではありません。あくまで課題解決の手法なのです。かっこいい、オシャレなコピーを書くこととユーザー目線はイコールではありません。これからも制作の立場として営業とともにお客様の悩みに向き合うこと、またユーザー目線を深めていくことで、ただ採用するだけではなく、長くつづく人を採用できる原稿をつくれるようにさらに成長をしていきたいと思っています。
※個人情報保護のため、偽名記載しています